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2016.03.26 三毳山 ハイキング

幻想的なカタクリの森歩き、三毳山の巻。
こんにちは、ラブピンクです。土曜日に栃木県の三毳山ハイキングにいってきました。
お目当はカタクリの群生です。
カタクリの花は薄紫色で、百合のような花弁を下向きに咲かせます。
群生が見られるのは3月下旬のわずか2週間だけとのことで、とても良い時期に来ることができました。
他にも早春を彩る花が彩る、素敵な里山歩きの旅をしてまいりました。

三毳山 ハイキング

三毳山(みかもやま)は、栃木県佐野市にあります。
東北道の佐野SAの隣にある小高い里山がそれです。
標高は229m(青竜ヶ岳)のウルトラ低山で山一帯ががみかも山公園として綺麗に整備されています。
アップダウンのある昭和記念公園みたいな場所、と言っても全部歩くと4時間ぐらいかかります。
ハイキングコースは急斜面が多くてなかなかの運動になりました。

お目当のカタクリの花は「カタクリの園」「カタクリの里」の2箇所で群生地しています。
三毳山の駐車場の場所をGoogle MAPで確認する

三毳山 ハイキング

道の駅みかもの上にある、みかも山公園南口広場駐車場がスタートです 。
むちゃくちゃ広いし、この公園は駐車場が4箇所もあるので余裕で停められました。
駐車場では早咲きの桜が迎えてくれました。 よく見る品種と少し違って、少し「しべ」が長いかな?

三毳山 ハイキング

とてもきれいに整備されたハイキングコースに入ります。
園内はぐるっと舗装路になっていて、そこを縫うようにハイキングコースがあります。
地図を見ても実際に歩いても迷路みたいです。

三毳山 ハイキング

舗装路の主役はこちら、フラワートレイン。
帰りに戻ってくるときに乗れたら乗ろう、ということに。
新品ピカピカで、子供達が歓声をあげていました。

三毳山 ハイキング

ミツバツツジが見頃でした。
去年、水芭蕉を見に尾瀬に行った時も、大清水からの道でたくさん咲いていました。
株も大きく、山中でも映える華やかなピンク色が綺麗です 。

三毳山 ハイキング

ツツジのそばから三毳神社に参道のようにまっすぐ登る山道を進みます。
これがなかなか急で、所々は丸太階段ですが山道だし岩があったりしました。
公園なので植生も様々、途中サラサラ揺れる竹林と木漏れ日が気持ちいいです。

三毳山 ハイキング

神社への最後は、これまた急な階段!
来る者拒んでるのかと思うくらい急でした(笑)

三毳山 ハイキング

三毳神社は眺めのいい高台にありました。
今日はとても良い天気なのでお礼を言ってきました。
境内の桜は膨らんだ蕾でいっぱいでしたがまだ咲いていませんでした。

おにぎりポイントを探して、ベンチがありそうな富士見台を目指します。

  三毳山 ハイキング

山一帯が「公園」なので、所々にワクワクポイントがあります。

三毳山 ハイキング

おっきな岩もあったので登ってみました。
枯れ木に隠れてあんまり景色は望めず。
でも…

三毳山 ハイキング

砦みたいな展望台に登ってみると、ぐるっと360度の気持ちのいい展望!
真ん中が日光男体山です。 富士山みたいでかっこいいなぁ。
左の白いのが日光白根山、まだまだ雪が深そう。

振り返ると富士山も見えるらしいのですが、今日は渡良瀬川の野焼きの日でその煙が南の空いっぱいにもくもくしていて全然見えなかったのが残念。むー

三毳山 ハイキング

みかも山公園どまんなかの中岳を目指します。
途中、パラグライダーの滑走場があってちょうどテイクオフの瞬間が見られました。
関東平野を一望できるからめちゃくちゃ気持ちよさそーう!
自分も去年の夏に、朝霧高原で体験してめちゃくちゃ楽しかったからオススメです(=´∀`)人(´∀`=)

三毳山 ハイキング

しっかりした登山道を進み、中岳に到着しました。
おにぎり休憩したかったのだけど山頂が狭かったのでもう少し進みます。
方向標識が全てメートル表示という安心感(笑)

三毳山 ハイキング

山頂からしっかり降りたところある山頂広場の東屋でおにぎり休憩にします。
ラブピンク家の行楽弁当の定番といえば、矢倉岳でも登場した卵おにぎり(=´∀`)人(´∀`=)中身はオカカ混ぜご飯です。
メンバーが具沢山の豚汁も用意してくれました。
道の駅みかもで買った高級いちごスカイベリーも登場、あまりの甘さにみんな大興奮!

三毳山 ハイキング

お腹も落ち着いたので、メインイベントのカタクリ群生地に向かいます。
これでもかというほど急な階段を降りて行きました。
遠足気分で来たら疲弊するほどアップダウンがすごい(笑 )

三毳山 ハイキング

先頭から歓声が上がると、森の中のカタクリが見頃を迎えていました。
晴れの日しか花が開かないので本当に恵まれた日に来られました。

「カタクリの園」内は、植生を守るために尾瀬のように木道が引かれています。

三毳山 ハイキング

群生とはまさにことこと。
光が差し込むと薄紫色の花弁が透き通って一層美しいです 。

三毳山 ハイキング

カタクリの園だけでも広くって充分満足できる群生でした。
私たちはまだ時間があったので、もう一つの群生地カタクリの里にも行くことに。
カタクリの里は三毳山の最高峰「青竜ヶ岳(299m)」 の北側にあります。
山頂直前は岩がゴツゴツしていたりするので、スニーカーで来たメンバーはグリップが足ないので足元が不安、と言っていました。

三毳山 ハイキング

青竜ヶ岳山頂にとうちゃーく!
電信柱が気になりますが、男体山方面に展望が開けています。
鉄塔があったりして広くはないので、団体さんと重なると休憩する場所がないかも。
山頂を通過して、カタクリの里に向かいます。
このくだりは本当に急です。三毳山は急斜面だらけ(笑)

三毳山 ハイキング

森に入り、鹿よけの柵を過ぎるとカタクリの里が知れ広がっていました。
先ほどの群生地よりも木道と花が近いです。

そして、こちらは白いアズマチイゲとの共演が見られました。
若草色の柔らかな葉の海から、2色の繊細な花弁が顔を出す様子に歓声が止みません。

三毳山 ハイキング

背が高く凛々しいカタクリと、寄り添う純白のアズマチイゲ。

三毳山 ハイキング

木漏れ日を浴びて透き通る様子が本当に素晴らしかったです。
見頃で、こちらがメイン会場なのでなかなかの混み合いでしたが、カタクリの花の雰囲気がそうされるのか、喧騒は全く感じられませんでした。

三毳山 ハイキング

後ろ髪ひかれつつもカタクリ里を後にします。
会場を出たところで水芭蕉も見頃を迎えていました。
尾瀬のと違って小ぶりで花弁の白が透き通っている印象。

三毳山 ハイキング

さて、三毳山を南から北に縦走した形になったので、ここからは南口まで舗装路を歩いて帰ります。
大通りを避けてまっすぐ農耕路を歩くと右手に三毳山。
風邪が抜けてこの道もとても気持ちが良かったです。

三毳山 ハイキング

東門の前にある観光案内所でとちおとめのジェラートを食べて、東門からまた公園内に戻ってのんびり南口まで歩いて帰りました。
要所ごとに桜やレンギョウ、スイセンなどが見頃を迎えていて、最後まで早春の花歩きを楽しむことができました。

カタクリは来週末までは楽しめそうなので、春の山歩きの候補にいかがでしょうか。

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