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編笠山 冬季テント泊

2019.01.19-20
編笠山 冬季テント泊

毎年1度だけ行なっている雪中テン泊登山
例年は鳳凰山で行なっていたけど、もうそろそろ違う山に行こう!ってことで、鳳凰山より楽な山で、かつ、できればお初のお山、って条件で色々と探した結果、今年は八ヶ岳の南端にある「編笠山」に行ってきました。

編笠山 冬季テント泊

上記はざっくりとしたルートです。詳細な地図は下記の地図のご購入をお願いいたします。
地図:山と高原地図 八ヶ岳 蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰 (登山地図 | マップル)

※地図を持たない登山は危険ですので、必ず購入し、自分の経験と体力を考えて、無理のない山行計画を立て、ご自身の判断と責任で登山をおこなってください!
⚠️この地図は登山用じゃないので必ず購入してください⚠️
地図はお近くの本屋さんで売ってますし、スマホアプリでもあります。(スマホアプリ)
編笠山 冬季テント泊

快晴の空の下をビューンと中央道を飛ばし、ゴルフ場の横の駐車場までやってきました。
遠くには南アルプスが軽く朝焼け。
編笠山の登山口駐車場の場所をGoogle MAPで確認する

編笠山 冬季テント泊

駐車料金は無料でした。
うちの車の去年一年間の走行距離が27000kmくらいだったので、今年は可能な限り他のメンバーの車で行こうと心に誓ったので、今日は登攀長のオレンジカーできました。人の運転サイコー!

編笠山 冬季テント泊

午前7時前、テント装備を背負って出発! 駐車場での気温は-6℃でした。
この日は同じくカメラ好きの登攀長と2人。
「登頂よりも良い写真!!」って基本方針を確認してから入山しました(笑)

編笠山 冬季テント泊

登山口に登山届の用紙とポストがあるので、雪山では特にもう絶っっっっっっっっ対に提出してからの入山をお願いいたします!!

編笠山 冬季テント泊

まずは西岳に登って、それから青年小屋でテントを張って、行けそうなら権現岳まで行きます!

編笠山 冬季テント泊

暖冬のせいか、雪は全くないルートを登っていきます。

編笠山 冬季テント泊

登りだして2時間半ほどして、やっと雪というか氷というかの道になってきました。

編笠山 冬季テント泊

木々の間から編笠山。なんかすごい蓼科山感!!

編笠山 冬季テント泊

荷物が重いのでチェーンスパイクじゃなくて、今回は4本を持ってきました。これで行けるところまで行こう作戦です。

編笠山 冬季テント泊

この日の格好は、(冬になってかなり太ったので)ミートテック(厚手)、Tシャツ、ノースのスーパーモコモコです。
そこそこ走ったりしているのに、全然痩せない不思議。早くミートテック脱ぎたいです(涙)

  編笠山 冬季テント泊

眺望ひらけた!あっちの編笠山もあんまり雪無さそうだなぁ。
そして富士チラ。

  編笠山 冬季テント泊

今日テントを張る青年小屋も見えた!わかります?

編笠山 冬季テント泊

向こうには御嶽山。美しいなぁ。今年は行きたいです。

編笠山 冬季テント泊

最初はそこそこいいペースだったんですが、最後の方が荷物とミートテックが重すぎて大失速しました(笑)

編笠山 冬季テント泊

やっと標識が見えてきた。。。はぁはぁ。

編笠山 冬季テント泊

西岳きたー!そんなお山が八ヶ岳にあったなんて昨日まで知りませんでした(笑)

編笠山 冬季テント泊

駄菓子菓子!西岳はかなり絶景スポットでした。
「おぉ、あれが権現岳か!強そうだなぁ。」って思っていたら、あれは権現岳じゃなくて、その手前のギボシってピークらしい。
権現岳はギボシの右側にちょこっとだけ見えている黒いトサカみたいな部分らしい。(物知り登攀長談)

編笠山 冬季テント泊

その絶景に見惚れるミートテックおじさん。

編笠山 冬季テント泊

西岳からテン場となる青年小屋に向かいます。
木々の間からエボシ?ギボシ?をチラリズム。かっこいい!

編笠山 冬季テント泊

この辺りは雪が降ったのか、やっと雪山っぽい雰囲気になってきました。

編笠山 冬季テント泊

快晴と雪山。最高!

編笠山 冬季テント泊

ここがテン場近くの水場らしいですが、雪の下なので全くわからず。

編笠山 冬季テント泊

「12時前には余裕で着くね!」って登りだす前に言っていたんですが、12:25にクタクタで青年小屋に到着(笑)。
結局ここまで4本できちゃいました。チェーンスパイクの1/4くらいの信用度でしたが、ないよりは少しはましです、って感じでした(笑)

編笠山 冬季テント泊

青年小屋は冬季閉鎖中でした。

編笠山 冬季テント泊

こちらが冬季避難小屋。中をのぞいたんですが、窓がないのか完全な闇でした。。。。

編笠山 冬季テント泊

こんなにいい天気なのに闇空間に泊まるのは嫌なので、やはりテントを張ります!
その前に「人生はビールと昼寝である。」がモットーの私は、プシュッとさせていただきました。

編笠山 冬季テント泊

あんまり風が来ない木陰に、登攀長のモンベルテント(BIG4人用)を張りました。
私のドコモの携帯の電波は入りますが微弱でした。(基本3G、たまに4Gみたいな)

編笠山 冬季テント泊

気温は-8℃でしたが、テントの中は風がないだけでかなり快適でした!
今回のお昼ご飯はチャチャっと冷凍チャーハンです。
テントの中の写真を撮り忘れましたが、今回は最強のモンベル寝袋#0できました。

編笠山 冬季テント泊

夕日を観に行こう!と言っていたんですが、激しく昼寝をしてしまったので、ギリギリのタイミングで編笠山に登りだします。
って、この岩岩ゾーン、やばい。。。

編笠山 冬季テント泊

富士山がいい感じ!

編笠山 冬季テント泊

岩岩が結構大変で、手間取ってるうちに夕焼けタイムが始まってしまいました!
ギボシ(中央)と、権現岳(右)、左端が阿弥陀岳。ギボシの左のちょこんが赤岳。

編笠山 冬季テント泊

なんか急に体調わるめで全然登攀長に追いつけない。あー、夕焼けタイムが終わっちゃう。。。
とヒーヒー頑張って歩くと、

編笠山 冬季テント泊

ギリギリ間に合ったーーーーーー!!!

編笠山 冬季テント泊

登攀長シルエット。

編笠山 冬季テント泊

富士山もギリギリセーフ!

編笠山 冬季テント泊

振り返ると主役勢揃い!ってことで、明日の朝はここから朝焼けの八ヶ岳を撮るぞ!
左から、阿弥陀岳、赤岳、ちょっと隠れてるギボシ、権現岳。

編笠山 冬季テント泊

中央アルプスに日が沈んでいきました。

編笠山 冬季テント泊

風がとんでもなかったから、三脚を出さずに、早々に撤退。明日の朝も晴れますように。

編笠山 冬季テント泊

テン場に戻ってきたら登攀長がお鍋を作ってくれたんだけど、私は体調不良でダウンして一口も食べれず。。。日本酒も熱燗にしようと200mlを2本持ってきたけど飲めず・・・悲しい。

編笠山 冬季テント泊

2日目
駄菓子菓子菓子!昨夜早々に私は復活し、午前6時に編笠山山頂を目指して登山開始!
でもまさかの雪です!

編笠山 冬季テント泊

気温は-12℃。寒いけど、もっと寒いと思ったから、そこまでしんどくはなかったですが、

編笠山 冬季テント泊

山頂はこの天気。。。。
待っても全然ダメだったので、早々に諦めてテントに戻りました。
最高の朝焼けは撮れなかったけど、昨日ギリギリセーフで夕焼けが撮れたから良しとします。

編笠山 冬季テント泊

朝ごはんを食べたらテントを撤収して、帰路につきます。
この日は我々と、もう1張テントがありました。

編笠山 冬季テント泊

重い荷物を背負って、3回目の岩岩地獄を登ります。
雪で完全に足跡が消えてしまっている中を、四苦八苦して登りました。

編笠山 冬季テント泊

雪は本降りなり。

編笠山 冬季テント泊

コースタイム30分のところを45分かかって、やっと山頂に到着。

編笠山 冬季テント泊

1回のお泊まりで3回も登った編笠山(笑)。

編笠山 冬季テント泊

編笠山からの下山も岩岩。それもこっちの方が不安定でかなり降りづらい!
この岩岩を12アイゼンで降りました。
それも強風がビュービュー、そのうえ絶えず雪が降ってて、足場は岩と雪とアイスのミックスで、荷物は超重くて、それが20分くらい続いて、ここ何年かで一番神経使ったかも、って下りでした。
アイゼンで岩場を慎重に降りているときに、重い荷物と強風で体を持って行かれて、3回くらい本気でヒヤッとしました。

編笠山 冬季テント泊

岩岩の危険な下りが終わって完全に疲れたわたくし(笑)。白いネックウォーマーじゃなくて、これ雪と氷で真っ白になってるんです(笑)。あーしんどかった。
今季初の冬靴&テント装備ってのもあってか、かなり疲れた登山でした。天気は2日目は散々でしたが、これも雪山、そんな時もありますね。
次は権現岳を雪があるときは大変そうだから、雪がない季節に登ってみたいと思います!
編笠山だけだったら、コンディション次第ですが、日帰りピストンで行けると思います!

ピンバッチを買ってくださった皆様、本当にありがとうございました!
「ピンバッチつけて山に行って、そこでつけてる人と偶然出会えたら話しかけちゃうー!」
って、声が複数届いたので、ぜひつけてる人(我々含む)を発見したら、声をかけちゃってください(笑)!
そんなん起こったら奇跡ですね★

【今回の主な登場装備】
スポルティバ冬靴  / 私の大きいザック(ミレー) /
私の防風パンツ厚手(ノース黒) / 私のスーパーモコモコ / 防風ソフトシェル厚手 / 厳冬期用本気グローブ / 薄手のグローブ / 厳冬期用のミトン/ 防風キャップ /
寝袋#0 / 4本軽アイゼン / 12アイゼン シモン セミワンタッチ /
登攀長マックパックザック  モデル違いあり

撮影:カメラ Nikon D500  レンズ:16mm-80mm 例外あり
▶️歴代アイテム一覧

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