ふっとべ荒天ジンクス!快晴の伊豆大島、島歩きの巻。
こんにちは、ラブピンクです。
テントを背負って、伊豆大島1泊3日の旅に行ってきました。
突然ですが、ジオパークってご存知ですか?聞かれたことある方も多いかも。
ネットで調べると、地球科学的な…えっと…つまり、
自然すごー!地球すごー!っていう世界公認のエリアのことみたいです(笑)
日本には39個のジオパークが存在します。
そして今回の伊豆大島もその一つです。
前回の八丈島でおわかりいただいたとおり、私が離島に行こうとすると天気が荒れるのですが、今回は奇跡的に穏やかな快晴の日が続きました。
ジンクス撤回!わーい(=´∀`)人(´∀`=)
今回のスケジュール
金曜日 22:00 東京 竹芝桟橋発 夜行船
土曜日 6:00 伊豆大島着
~トウシキキャンプ場泊~
日曜日 10:25 伊豆大島発 ジェット船→12時頃 竹芝桟橋着
地図:Google + 一般社団法人大島観光協会
金曜日、夜21:30 ~乗船~
花の金曜日、エクストリーム退社しました。
こっそり隠しておいたザックを背負い、スーツとヒールは会社カバンにまとめて入れて、浜松町最寄りのコンビニから宅急便で、日曜日(東京に帰ってくる夜)の自宅宛に送りました。便利~
そして予定通りの日と時間で(笑)、大島行きの大型客船さるびあ丸に乗り込みます。
ネット予約で割引ありです。
予想より混んでいたのは、どうやら同じ船で行く新島でトライアスロン大会がある様子。自転車がたくさん載っていました。
東海汽船インターネット予約
というわけでこの日の船はほぼ満席で雑魚寝出来る和室が取れず、座席で夜を越します。
出航してすぐ、レインボーブリッジの下をくぐりました。
あれ、白いライトアップってベイブリッジじゃなかったっけ?(田舎者
朝、4時頃。
船酔いで目が覚めました(笑)
おかしいなぁ、寝る前は平気だったのになぁ…
そろそろ日の出も近いので、甲板で朝日を待ちながら酔いを冷ますことにしました。
甲板に出ると、なんとすぐそこに伊豆大島!
どうやら夜行船と言ってもすぐ着いちゃうので、目覚めの時間に合わせて沖合で停泊しているようでした。
だからこんなに波に揺られていたんだな。
酔いが収まらないままでしたが(笑)、海から上がる日の出を見られてとても良い旅になりそうな予感です。
そして5:55、伊豆大島の岡田港に寄港しました。
降りる人はほとんどが釣竿を持ったお父さんたちでした。
港で予約していたレンタカーを借り、まずは早朝から開いている御神火温泉に寄りました。
そこで朝ごはんを食べて、いざ、伊豆大島ジオパークのど真ん中へ!
車で島の中腹にある、大島温泉ホテルに向かいます。
敷地内のツツジ園がちょうど見頃とのこと。
大島温泉ホテル
ハイキングコースのページ
今回は、温泉ホテルから車道歩いて登山口まで行き、ぐるっと回ってツツジ園を抜けてホテル駐車場に戻ってくるコースです。
ツツジ園駐車場の奥に停めさせていただきました。
てくてく歩いて来た道を振り返ると、こんな感じ。バスとタクシー以外ほとんど車が走らず、海風が心地いいです。
そして車道の海側は牧場になっていました。
柵から顔を出して歩道の草をついばむウマ男くん。
どのウマ男くんも小柄でかわいい。
途中、新火口があるとのことで見に行ってみました。
分岐をぐんぐん降ると、真っ黒い火山の土を覆い隠すかのような新緑がものすごかったです。
おかげで火口は見えませんでした(笑)
山に向かって深呼吸~
なんやかんやしっかり歩いて、ホテルから2時間弱で登山口に到着です。
お土産物屋さんの先にある登山口までくると、目の前には三原山どーーーーーん!!!
新緑の海に本丸が浮かんでいます。素晴らしい~
新緑の海をてくてく抜けていきます。
寝不足で初夏の日差しの中アスファルトを歩いて来たので、テンションおかしい(笑)
なんだか日本じゃないみたい。
まるでオーストラリアのエアーズロックに向かって歩いているかのような感覚でした。
だだっ広い土地に三原山だけが立つ光景に違和感すら感じます。
オオシマツツジも見頃でした。
都会のそれとは違い、自由に伸びた枝先から咲く姿は野生感があって好きです。
登山口からぐんぐん歩くと、あっという間にお鉢まで来ました。
一般車両は入れないけど、上まではアスファルト車道です 。
CMにも出ていたゴジラ岩がすぐそこー!黒さもゴツゴツもそっくりです。
ゴジラって太平洋の核実験で三原山から生まれたんですって。
って、ゴジラ岩の写メを親戚の男の子に送ったらどうやらゴジラを知らないらしい…
新緑の海を抜けて、山の上は溶岩の海です。
ジオパークの迫力すごー!って騒ぐラブピンク。
今回は紺色の公式ティーシャツなのでラブネイビーです。
お鉢の北側を歩いて剣ヶ峰までいきます。
足元がザラザラで登りにくい…
地層が生々しく見えて、火口に向かって切り落ちていました。
ところどころ水蒸気も上がっていました。
火山といえば那須岳のような硫黄臭を想像しますが、三原山の煙は水蒸気なので無臭です。
先々週の八丈島と比べて、向こうは岩だらけだったけど、こちらはほんとに溶岩が固まったまま、というむき出しな大地の感じが伝わってきました。
火口から呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!(=´ ∀`)人(´∀`=)
三原山の剣ヶ峰は標高758mあります。
展望台までは舗装路なので観光客の方がたくさんいました が、火山石の砂利道を登る剣ヶ峰に向かう人は少なかったです。
下りは温泉コースを通って大島温泉ホテルに帰ります。
観光地図のハイキングコースだと温泉コースとテキサスコースはお鉢の時点から分かれていますが、実際はしばらく同じ道を下ります。
途中まではホテルと違う方向に向かうので不安になりますが、歩道に沿って歩けば大丈夫です。
多く生えている肉厚の葉に赤い茎の植物はハチジョウイタドリと言って、私の地元では山菜として食べているイタドリの島品種です。ついつい美味しそうと目がいきます(笑)
ほとんど人もおらず、海風が抜ける荒涼とした道を駆け下りていきます。
温泉コースは裏砂漠の北端を進みます。
裏砂漠は日本で唯一の砂漠なんだそうです。
あれ?鳥取砂丘は?って調べてみると、あれは砂が集まったもので、天候や地質の都合で植物が育たないのが砂漠。
ふむふむ、確かに裏砂漠の中心部はただひたすらに黒い土地が広がっていました。
砂漠が終わると、過去の土石流を免れた木々が作るトンネルを抜けて、駐車場に戻ってきました。
そして写真が撮れないのが残念ですが、大島温泉ホテルの露天風呂からは三原山がどーんと見えて最っっっっ高に気持ち良かったです(=´∀`)人(´∀`=)
その名も展望露天風呂、納得!!!
これが楽しみで今日は歩いたようなもんです。
今晩のお宿は、島の南端にあるトウシキキャンプ場です。
事前に電話を入れるだけで無料でした。
炊事場もゴミ置場も水洗トイレも、キャンプファイヤーサイトまでありました!
「キャンプファイヤーできるよ!」と思わず隊長に写メしました(笑)
トウシキキャンプ場
寝不足とハイキングと温泉の後で疲れ顔です(笑)
私たちのテント含めて5張りしかなく、ゆったりゆっくり過ごせました。
芝生が気持ちいい海沿いのキャンプ場です。
八丈島を思い出します。
近くにスーパーはないので、元町港の近くのスーパーで食材調達してから向かうのがオススメです。
芝生の一部にはハマヒルガオが見頃でした。
かわいい~
おニューの夏サンダルと一緒に記念撮影。
海沿いにあるので、夕陽も見られました。
夜は満月の光が思ったよりも明るくて、ゆったり夕ご飯を楽しんで床につきました。
夜更けに小雨が降っていましたが、朝6時頃に目覚めた時はキレイに晴れていました。
良かった~
帰りの船はジェット船です。
ラブピンクカラーのその名も「愛」が迎えに来てくれました(=´∀`)人(´∀`=)
本当は午後の船にしたかったけど埋まっていたので午前の便で泣く泣く帰りました。
島旅に行くと天気が荒れるというジンクスを見事に払拭できたことがとても嬉しくて、よし、次は小笠原に…と真面 目に考えています。
八丈島、伊豆大島とテント泊の練習ができたので、次のテント泊は山の中にいってきます。
詳しくはまたレポートでお伝えしていきますね♪