GW前後はみんな色々と用事があって山に行けなかったので、久しぶりに山に行くゾーーー!
っと、いうことで、北アルプスの南の端っこにある乗鞍岳に登ってきました。
乗鞍岳の標高は3025m。久しぶりの3000m峰です。乗鞍岳は2013年以来2度目です。
夏に行くとスーパーイージーで3000m峰入門にぴったりの乗鞍岳。今回僕ら残雪のあるこの季節に登ってきました。
上記はざっくりとしたルートです。詳細な地図は下記の地図のご購入をお願いいたします。
地図:山と高原地図 槍ヶ岳・穂高岳 上高地 2016
乗鞍岳は基本マイカー規制がされているのでバスでエントリーすることになります。この季節は「春山バス」というのが出てて、それに乗ると上まで行くことができます。
バスの始発は8:30です。(その次のバスは9:40!!)
余裕を持って午前4時に我が家を出発したのですが、まさかの中央道の甲府南で事故があって通行止に!! 下道で迂回して急いで向かったんですが、観光センターの駐車場についたのがなんと8:27!!!!!
もう乗車が始まっていたので、大慌てで支度してバスに駆け込んで、なんとか始発のバスに乗ることができました。そのため駐車場などの写真は一切ありません(笑)
乗鞍観光センターの駐車場の場所をgoogle MAPで確認する
春山バスの詳細はここを確認。
バスの料金は往復2500円。観光センターの駐車代は無料です。
この日は「位ヶ原山荘(くらいがはら)」までバスで行くことができました。
登攀長情報だと、もう少し後になれば肩の小屋口までバスで行けるようになるようです。
この日の始発バスは4,5台出てました。
すごい人!! トイレも大行列でした。
7割がバックカントリーの人、3割が登山者って感じでした。
帰りのバスの最終は15:34です。
「これを逃したら歩いて下まで降りてください。」って、バスの運転手さんが言っていました(笑)
登山届けはバスを降りるときにもらえて、ここで書いて提出してから入山です。
人がいなくなるまでのんびり待ってから僕らも出発 !
天気が本当に最高!!! 完全な快晴でした。
ほぼ道はないので、バックカントリーの人も登山の人も、思い思いのルートで剣ヶ峰を目指します。
途中で結構な傾斜の場所(この写真の斜面)を横断していたら、僕らの上からバックカントリーの女性が足を滑らせて滑って落ちてきました。雪がズボズボなので速度はすごく遅いんだけど、止まれない、みたいな感じで50m近くズルズルとゆるく滑落してました。
僕らの近くまで止まれずに落ちてきたので、私が捕まえて止めてあげました。安全第一でお願いします!
位ヶ原山荘から肩の小屋口までの道は除雪作業中でした。
開通は近そうな雰囲気!
あまりの天気の良さ&照り返しで暑い!! 汗だく。みんなTシャツになって登りました。
気温を測ったらまさかの21.5度。。。そりゃ暑いわけだ。。。
二ヶ月ぶりの山で、体はついてこないけど、気持ちだけは絶好調のラブピンク。
絶好調でエアバックカントリー。
後ろに見えるのが肩の小屋口のバス停です。(登山口)
あそこで少し休んでから先に進みました。
早く行けよ、こら! って言っているわたくし。
ズボズボですが、12アイゼンを履いた方が滑らず楽なので、肩の小屋口でみんな12本アイゼンを装着して登りました。ひたすら登りです。
アホみたいな大きな声がして、この声は!!!!! っと全員が空を見上げると、やっぱり雷鳥が飛来!雷鳥の鳴き声はアホっぽいのですぐにわかります(笑)
この日はこの一羽だけでしたが雷鳥に会うことができました。
ヘトヘトのラブピンク。
後ろに見えるのが穂高岳と槍ヶ岳。
左のアンテナが宇宙研究所で、その丘の下で埋もれているのが肩の小屋です。
剣ヶ峰手前にある「蚕玉岳(こだまだけ)」への最後の登り。この辺りは人が集中して、人が多いです!
Makoと北アルプス。なんだかんだ会っているからそんな気は全くしなかったんだけど、Makoと山に来るのは今年の初めの蛭ヶ岳以来でした。
ちょっとポーズを取るMako。
って、やっていたら、思いっきり雪を踏み抜いて股まで埋まり、一人では出れなくなったMako(笑)。
周りの雪を掻き出してあげて、なんとか脱出に成功。
この日の救助2人目(笑)
ポースをとってるラブピンクにいたずらするにいちゃん(小5)。
そんなバカなことをしてたら最高峰の剣ヶ峰はすぐそこです。
蚕玉岳から剣ヶ峰までは15分くらい。
久しぶりの3000m峰を手中に収め、ご満悦なラブピンク。
剣ヶ峰直下の小屋は準備中でした。
位ヶ原山荘をスタートして3時間40分で無事に乗鞍山の最高峰、剣ヶ峰に到着!!
後ろに御嶽山が綺麗!
3000mの3!で記念撮影。私も久しぶりの3000mでした。
山頂の気温は12℃。暑くはないけど、風はなく快適でした。温度計はこちら
登りきったぜー!
(山頂でやっても登山口でやっても同じじゃないか説のあるやつ)
登攀長はピッケルを持ってきましたが、残りの3人は持ってきませんでした。
ピッケル欲しいなぁ、って箇所はありませんでした。ズボズボなので、トレッキングポールはあった方がいいです。あると結構楽です。 トレッキングポールはこちら
しつこく3を推してみました(笑)
穂高岳(中央)と槍ヶ岳(中央左の、そこだけ雪がない小さな突起)。
お腹は空いていたんですが、帰りのバスの時間もあるので、途中の肩の小屋口まで降りて、そこでビストロをすることにしました。
降り出してすぐに雪にハマって出れなくなるラブピンク。足を動かしてスペース作って!と言ってもどうすることもできず僕らに救出されるのであった。
この日救助3人目。
あんなに疲れた急坂も、下りは楽チン。滑ったり駆け下りたりして、サクサクと下山。
僕らは忘れてたけど、ヒップソリがあったら絶対楽しいと思います!ヒップソリはこちら
上りは2時間ほどかかったところを、30分くらいで降りてきました。
高度に弱いラブピンクは久しぶりの3000m峰で高山病っぽい気配がでて、ややグロッキー気味。
ここでちょっと遅めのビストロをすることに!
山で知り合って仲良くしてもらっている淡路島のお父さんが送ってくれた淡路島玉ねぎを持ってきました!
淡路島の玉ねぎを使って、野菜ラーメンを作りました。ベーコンと玉ねぎを炒めてラーメンの入れるだけですが、最高でした。この鍋は高いけどかなり使えるのでオススメです。 オピネルナイフ
ラブピンクはオムレツをメスティンで作ってくれました。
食後はのんびりと残りを下山し、バスに揺られて駐車場まで戻り、駐車場の斜向かいの硫黄臭全開の温泉で疲れを癒して帰りました。
久しぶりの山!本当に楽しかったです。
夏の乗鞍岳は死ぬほどイージーでしたが、やっぱり残雪期は結構疲れました。でも久しぶりに3000m峰に登れたし、本当に天気が良かったし、最高の一日となりました。
日焼け止めを顔が白くるほど塗ったのに汗で全部流れて、今日は顔と首がヒリヒリです(笑)。
バスが位ヶ原山荘までの場合、普通に歩ける人であれば始発で行けば、そんなに急ぐことなく行って帰って来れます。
始発のバスに乗れず2本目になってしまったら、かなり急がなきゃだと思います。
バスが肩の小屋口まで行くようであれば、かなり時間に余裕ができるので、始発じゃなくても大丈夫だと思います。