最近はスノーハイクが多かったので、久しぶりに雪山に登ろうということで、群馬県の上州武尊山(ほたかやま)に行ってきました。
武尊山は3回目でしたが、今回のルート&冬に来たのは初めてでした。登山を始めて3座目に来たのが武尊山だったので、個人的にはとても思い出深い山の一つです。
上記はざっくりとしたルートです。詳細な地図は下記の地図のご購入をお願いいたします。
地図:昭文社「山と高原地図16 谷川岳 苗場山・武尊山」
今回は川場スキー場のリフトを使って稜線まででるルートです。
リフトの始発が8時なので、5時には出発をしたんですが、環八の大渋滞&関越の事故渋滞20kmで、予定時間を大幅に遅れて9:30ごろに駐車場に到着。
川場スキー場の場所をGoogle MAPで確認する
大きな立体駐車場で、駐車料金は無料。ここまで凍結はなかったのでノーマルタイヤで問題なく来れました。
川場スキー場のHPはこちら
チケットカウンターでまずは登山届けを提出します。これを提出したらチケットを買えます。
リフトは往復で1800円+ICカードの保証金が500円。
下山した時に、下山しました!とカウンターにちゃんと報告してね!ってことでした。
その時にICカードの保証金500円は戻って来ます。
渋滞で大きく遅れたので、この時すでに10時。帰りは15:15までにリフトに乗ってね、ということでしたが、時間内に山頂まで行けるかな。とちょっと心配でした。
(15:45だったかも。。。どっちか忘れたので、詳細はカウンターで確認してください)
ゲレンデのリフトを乗り継いで上まで行きます。 これは下のリフト。
上のリフトをおりたら、あれ、ガスってる。。。。
ちょっと天気が悪いですが、行けるところまで行ってみることに。
全員12本アイゼンをつけて出発!
今回のメンバーは、久しぶりの登場ケンジ、ラブピンク、登攀長、Y嬢の5人編成。
歩き出してすぐに横殴りの雪が降ってきました。。。
もはやホワイトアウト寸前。。。
この天気じゃダメかなぁ、と思いながらも、とりあえずはすぐ近くにあるはずの剣ヶ峰山まで行ってみることに。
こういう時は前ばかり見ているのではなく、何度か振り返って帰りの地形(景色)を頭に入れておくと、帰りに万が一ホワイトアウトした時もちゃんと戻れます。
30分ほど歩くとピークに出ました。雪の中に祠らしきものが埋まっている。。。
お!ここが剣ヶ峰山の山頂だ!ってなりましたが、眺望はない。。。
うーむ、これはどうしたものか。。。
と、思いつつ山頂でウダウダとしていると、
少しずつガスが晴れてきました。
そんな訳でさらに進むことに。
剣ヶ峰山の山頂はこんな感じ。けっこう左右切れ落ち系男子です。
剣ヶ峰山のピークからはちょいちょい上り下りを繰り返す稜線歩きです。
高いところの雲は晴れませんが、けっこう天気が良くなってきました!
あの雲の中に武尊山の山頂があるはず!
この感じだと天気は持ちそうですが、時間が間に合うかは微妙なので、時計を気にしつつ、とりあえず行けるところまで行ってみます。
谷川岳の方をみると山々が連なっていて、かなりいい感じ!
こういう山々した感じもとても好きです。
遠くに武尊山の山頂現る!
あそこまで時間内に行けるかなぁ。。
いつも思うけど、登攀長のこのオレンジのハードシェルはかなり目立ってとても良い!
山頂は出たり隠れたり。
思ったよりもペースも悪くないので、山頂まで行けそうな気配がじわじわと漂ってきました!
ちょいちょい上り下りを繰り返しますが、そんなにめちゃめちゃハードって訳ではないので、わしゃわしゃ頑張れば行けます!
山頂に近づくにつれ、どんどん天気が良くなります!
そしてさすがは3連休!思ったよりも人がいます。
最後の登りでヘタって休憩しているラブピンク。
後ろのとんがりがさっき登ってきた剣ヶ峰山です。
最後ちょっとした登りを登れば・・・
無事に武尊山に到着!
天気も悪かったし出発も遅れたしで、登れるかわからなかったので、結構嬉しかったです!
無事に5人で記念撮影。
ここまでの危険箇所は特になしです(強いて言えば、剣ヶ峰山の山頂付近が切れ落ちてるってところかな)。
ピッケルを手に持っている方も結構いましたが、ピッケルを使う部分はありませんでした。僕らは全員ピッケルは使わず。トレッキングポールの方がいいと思います。
山頂の気温はマイナス9度。日差しのもとでは寒さはそれほど感じませんでした。
温度計
剣ヶ峰山がかっこいいぜ!
風はそこそこビュービュー吹いていましたが、風速計で測ってみたら5m〜8mってところでした。
まぁ雪山はだいたいこんな感じではないでしょうか。防風素材のアウターと、耳あてや防風キャップはあった方がいいです。
風速計
風速計や温度計は、その時のコンディションを正しく知れるので、あるとかなり重宝します。どちらも安いもので事足りると思うので、おすすめです。
さすがに山頂でのんびりビストロするには寒すぎるので、軽く軽食をパクパクしたら下山開始!
あの剣ヶ峰山の向こうまで戻ります。
とんがってかっこいい剣ヶ峰山の写真を何枚も撮りながらのんびりと進みました。
最近雪が降ったばかりのようで、山肌が本当に綺麗でした。
剣ヶ峰山のピーク直下。そこそこ急ですが12本アイゼンならなんの問題もなく進めます。
最初のホワイトアウトが信じられないほど、まずまずの天気になりました。
登れるか最初はかなり不安でしたが、最終的には時間的にも天候的にも問題なく登ってくることができました。
スキー場のリフトを使って稜線まで出るルートなので、天候が安定していれば、そこまで難易度も高くなく、比較的お手軽に雪山を楽しむことができると思います。
北横岳や霧ヶ峰の次のステップあたりにはちょうどいいと思います!