去年ご縁があって知り合った方に今回のリーダーをお願いして、寒気が直撃している中の八ヶ岳:北横岳へ。
ラブピンクも飛び入り参加し、3人編成で行きます。
雪山初心者にはもってこいの北横岳!
ロープウェイで上まで上がってしまえば、標高差はわずか250mです。
危険箇所もなく人も多いので、雪山初心者でも安心してこれると思います。
上記はざっくりとしたルートです。詳細な地図は下記の地図のご購入をお願いいたします。
地図:昭文社「山と高原地図32 八ヶ岳 蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰」
今回の装備。
予想気温-10℃以下、風10m想定です。上着、ズボン、帽子、全て防風素材です。
現地で着るのは、上はブレスサーモ+高機能フリース+雨具兼ウィンドブレーカーの3枚です。寒ければダウンを着ます。
今回は未使用でタンスの肥やしになっていたワカンを初デビューさせます。
すっかり雪道になったビーナスラインを、タイヤにチェーンを巻いて、それでも横滑りしつつ、なんとか無事に到着。(スタッドレスではないので)
駐車場についたときに気温は-10℃でした。
北八ヶ岳ロープウェイがバシバシ動いています。この日は9時から営業でした。
詳細はHPをご確認ください。(割引チケットもあります!)
駐車場の場所をGoogle MAPで見る
くだりは歩くかロープウェイにするかコンディション次第で臨機応変に行くために、片道チケットを購入してロープウェイに。
スノーボード・スキーヤーもこのロープウェイを利用します。
ロープウェイに乗れば労せずに7分で上までいけます。
山頂駅に到着。
普通に吹雪いています(笑)
この日のリーダーはアイゼン12本を、ラブピンクはスノーシューを、わたしはワカンを装着し、出発!
真っ白の中を黙々と進んでいきます。
少し風が強いので、かなり寒いです。
平日は分かりませんが、土日は人が多いので、始発のロープウェイじゃなければラッセルする必要はないと思います。
初めての本格雪山となったラブピンク。慣れないスノーシューを履いて、頑張って歩を進めています。
風が強く吹くとつらいです。
外気に触れる顔の部分が寒さで痛くなります。
ほぼフラットな坪庭ゾーンが終わり、目の前に木々が生い茂ったのぼりゾーンが迫ってきました。
木々が雪で埋もれそうです。
ラブピンクの髪は凍り付いて白くなっています。
雪をかぶった山の木々はとても美しかったです。
この後ろの山を登っていきます。
スノーシューがなれずに諦めたラブピンク。チェーンスパイクに変更して、必死にリーダーに着いていっています。
樹林帯は風がなく、寒さを感じませんでした。
樹林帯の中を登りだせば、クネクネと一本道なので、道迷いの危険性はありません。
25分ほど登れば北横岳ヒュッテが見えてきます。
そこまでつらい登りではありません。
北横岳ヒュッテでは、多くの登山者が休憩していました。
ここから山頂までは10分ほどです。
猛烈な風と雪が吹き付ける中、ファイナルプッシュ!
無事に北横岳の山頂に到着しました。
ロープウェイを降りてから90分ほどで到着しました。
風がやばくて寒いので、写真を撮ったらサクサクと下山を開始します。
10分ほど歩いて北横岳ヒュッテに戻ってきて、温度計を確認したら-12℃でした。
風が吹いているので、体感はもっと寒いです。
ゲレンデマジックのラブピンク。髪が凍りついてすごいことになっています。
初の雪山登山はかなり有意義なものになったと思います。
今回のリーダー。
世界中の山やトレイルを行く憧れの存在です。
来年は当サイトにちょくちょく登場してくれると思います。
くだりも結局ロープウェイを使って悠々と下山しました。
ちゃんとした装備があれば、初心者の方でもここなら安心して楽しめると思います。
今回は初めてワカンを使って登って降りましたが、「かなり使える!」と感じました。
ガニ股で歩けば傾斜でもグリップがあるので、アイゼンを併用しなくても問題なく登ることができました。
浮力は、試しにトレースを外れたところを歩きましたが、沈みますがぜんぜん歩いていけました。(積雪は50~70センチ位)
もっと雪が積もったら分かりませんが、このくらいのルートだったらまったく問題なく歩行できました。
12アイゼンより軽いし、「引っ掛けないように」と意識しなくて良いので、すごく快適でした。
今後はワカンバリバリ使います!