波乱万丈、八丈島の巻。
こんにちは、ラブピンクです。
ゴールデンウィーク後半に八丈島に行ってきました。
個人的には3年ぶり2回目の来島です。
前回は、天気が悪くて八丈富士山頂ホワイトアウト、しかも台風が発生して帰りの船が欠航、飛行機に切り替えて丸1日空港で粘った結果、夜の臨時便がやっと飛ぶとのことで暴風でガンガン揺れる飛行機で命からがら帰ってきた思い出があります(笑
2年前の屋久島も低気圧で帰りの飛行機が飛ばなかったし、北海道も豪雪で飛行機が飛ばなかったし、3月に行く予定だった伊豆大島も春一番で船が欠航したし…
とことん島運が無い気がするので(笑)、そんなジンクスを払拭すべく計画しました。
今回の計画はこちら↓
3日夜 竹芝発 大型客船
4日朝 八丈島着
底土野営場でキャンプ
八丈富士とかダイビングとか
7日昼 八丈島発 飛行機、羽田着
一番の目的は、前回見られなかった八丈富士からの絶景です!ワクワク
それでは、3泊5日(船内1泊)の八丈島の旅、はじまりはじまり~
っていきなり予定外の飛行機かーい!(笑)
3日の低気圧で船が欠航しました。
八丈島行きの飛行機が1日3便出ているので、すぐ飛行機に切り替えたものの翌朝1便のフライトも欠航(笑)
12:45の臨時便でやっとこさ来島です。
ということで来島初日は、せっかくの南の島なのでダイビングをしました。
八丈ブルーの青い海でサイコー!とめちゃくちゃ楽しんで海から上がったら、急に吐き気に襲われてそのままダウン (笑)
おとなしくキャンプ場に行ってテントを張ることにしました。
いろいろ疲れたのでこの日は早めに床につきました。
2日目(5月5日)
おはようございます。
今回が初陣のモンベル号(写真左の黄色)でぐっすり眠って、朝日を見るために3:30に起きると八丈富士が綺麗に見えていました。
波の音が心地いい今回のキャンプ場は、港のそばの底土野営場です。
事前に八丈島観光協会に使用申請の電話をすればオッケーで、利用料は無料。
管理棟はありませんが、トイレ(水洗)、水道、調理場、ゴミ置場が整っていてふかふか天然芝でした。
2週間ぐらい前に電話かけた時は50張りぐらいと聞いていたのですが、実際は30張り前後でひろびーろと使えま した。
素晴らしく快適なキャンプ場です。
底土野営場利用について(PDF)
海から上がる朝日を見るのはいつぶりだろう。
空と同じように海面もどんどん染まっていく感じが素晴らしかったです。
待ってる間は少し風があって肌寒かったので、薄いフリースとウィンブレを羽織っていました。
水平線から昇る朝日を見たあとはテントに戻り、のんびりコーヒーを淹れます。
私のテントはmont bellのジュピタードーム2型で、なんと屋久島でお世話になったガイドさんから「使う人に貰って欲しい」ということで譲り受けたもの。
感謝の気持ちで今年からバシバシ使います!
朝日を浴びながらコーヒーで朝を楽しんだら、朝ごはんを作ります。
隊長のマネして買ったメスティンで炊きたてご飯を食べるのだ!
ほっかほかの、カメハメハー!!!
お焦げも無く、底までふっくらピカピカです。
「私って天才かもー!」と喜びながら、メザシとお味噌で素敵な朝ごはんとなりました。
お米は前夜から浸水させておき、中火で炊いて吹きこぼれてきたら弱火、パチパチ聞こえたら10秒ぐらい一気に強火にすると、蒸らす時に冷めにくく十分に熱が回ります。
保温は100均の保温ランチバックを使いました。
登山口までの移動はレンタカーです。
わたくし旅先でしか運転しないので怖かった(笑)
八丈富士は伊豆諸島の最高峰で845mです。
10万年前に噴火してできた火山なので、島の至る所に溶岩が見られます。
道が綺麗に舗装されていて、車で結構上まで来れます。
駐車場は登山口のそばに10台ほど。
10時到着ですでに停められず、この先の直線の路肩の広いところに停めさせてもらいました。
3年前のホワイトアウトリベンジ、いざ入山!
新緑トンネルの中を登り一辺倒です。
ここから先はトイレも小屋も水場もありません。
最寄りのトイレは車ですぐの牧場で借りられます。
どんどん風が強くなってきましたが、気温が22度あるので汗ダラダラの体にはめちゃくちゃ気持ち良いです。
山頂まであと少しのところで鳥居がありました。
色々お礼と、無事に登れて無事に東京に帰れるようにお祈りします。
登山口から30分で八丈富士のお鉢まで上がってきました。
目の前にカルデラどーーーーん!
カメラに収まっておりませんが、八丈富士は火山なので山頂はカルデラになっていて、火口は深い森に覆われています。
写真の稜線をお鉢巡りします。
最高峰は、左の方に15分ほど進んだところ。
ああ広角レンズが欲しい(笑)
轟々と暴風が吹く中(笑)、お鉢巡りのスタートです。
最高峰を最後のお楽しみにして反時計回りに進みます。
今日は5月5日こどもの日なので、こいのぼりを持ってきました(=´∀`)人(´∀`=)
泳げ泳げ~!
念願の八丈島ひゃっほーーーーーい(=´∀`)人(´∀ `=)
天気も眺めも最高っでテンション最高潮!
そして海風も最高潮にビュンビュンです(笑)
こいのぼりがチャキーンとまっすぐになっています。
お鉢巡りの足元は土道でところどころが脆い溶岩で、火口側はほぼ崖です。
今日みたいに風がめちゃくちゃ強い時はお子さんを連れてお鉢巡りするのは危険かもしれません。
私も吹っ飛ばされそうでしたし、途中で引き返している人もいました。
斜面を登りきったところだけでも十分に絶景なので、それぞれに合った安全山行をお願いします。
お鉢を半分すぎると八丈小島が見えました。
八丈ブルーの海と新緑の山肌が最高に美しいです。360度この景色がどこまでも続いている幸せ。
山麓が海につながっていて水平線がすぐそばに見えるから、島登山が本当に大好きです。
こんなに風の強い稜線にも花が咲いていました。
ハチジョウクサイチゴ、かな?
奥に見えるのは火口の森です。
じゃじゃーん♪八丈富士の最高峰854m来たったー(= ´∀`)人(´∀`=)
ハードル高かったけど三年越しのリベンジ達成です!
お鉢巡り取り付きポイントまで戻ってきました。
ここから最高地点までは15分なので、お鉢巡りせずに最高地点まで行く人の方が多かったです。
ここから火口の方向に浅間神社があるので、せっかくなので行ってみます。
木漏れ日がキラキラする新緑トンネルを抜けていきます。
少しかがみながら進むので、まさにトトロの寝床に向かう トンネルのようです。
トンネルの先、池塘やシダの林を抜けるとひっそりと佇む 鳥居と小さな祠がありました。
無事に登れたお礼を言ってきました。
山頂からの景色を楽しんだらちょうどお腹も空いてきたのでサクッと下山しました。
駐車場から車で3分もかからないところに牧場があります。
ここでトイレをお借りして、展望台でジェラートを食べて涼みながら登ってきたばかりの八丈富士を眺てられます。
牛も気持ちよさそうだ。
お昼はスーパーで島寿司と島のお惣菜を買い、野営場まで戻ってのんびり贅沢な島ランチしました。
お腹も膨れたので島内のドライブがてら温泉に行きます。
途中、絶景ポイントの大坂トンネル手前に車を停めて写真をパシャパシャ。
右が八丈富士、左が八丈小島です。
露天風呂が絶景の「みはらしの湯」温泉を楽しんだら、島内の人気夕焼けスポット南原千畳岩海岸に来ました。
夕陽がちょうど小島に隠れるように沈んでいきました。
島のシルエットがとても幻想的で感動です。
3日目(5月6日)
おはようございます。
少し雲が多い目で、朝日もすぐ雲に隠れてしまいましたが一瞬の真っ赤な光が筋のように広がって不思議な光景でした。
お米は重すぎて1キロしか持ってこなかったので、今朝はパンとコーンスープです。
アミアミの跡が付いたトーストは見ているだけで美味しそう。
今日は一日中曇り空の予報なので、滝を見たり島内を転々とします。
きのう夕陽を見た南原千畳岩海岸に来ました。
真っ黒な溶岩と、霞の向こうの八丈小島がなかなかの迫力です。
なかなかの異世界感なのでマリオ風ジャンプ!
裏見ヶ滝に来ました。
滝の裏側を通れるからこんな名前がついています。
季節柄かあまり水量はありませんでしたが、マイナスイオンがウルトラ至近距離で気持ちいい~
裏側から見た滝がこちら。
お昼時を選んだのは、滝の上だけがぽっかり空が空いているからです。
ここから太陽が覗くと虹がかかってすごく綺麗!なハズ!曇ってるけど(笑)
滝の近くは植生が南国ムードもりもりです。ハワイっぽい葉っぱを発見。
この葉っぱ何だっけ、モンスターみたいな名前の(笑)
※モンスターじゃなくて、後で調べたら「モンステラ」でした。
フライトの時間が近づいてきたのでレンタカーを返しに行くと、お店のおとうさんが「今日の2便は降りてこれないよ(笑)」だって。
おとうさん予報は的中し、羽田から来た飛行機は着陸できず羽田に戻って行ってしまいました。
あたし明日仕事なのに…
こうなったら仕方ないので、翌朝1便のフライトに変更してレンタカー借り直して、底土野営場に戻ってきました。
雲が低すぎて誰もが納得する「視界不良」です(笑)
5日目(5月8日)
翌朝の朝日は、この旅で一番きれいでした。
昨日の飛行機を待つ間は帰りたいと思ったけど、この朝日を見ているとまだ帰りたくないという気持ちのほうが大きかったです。
きれいな朝日のあとはとても良い天気になり、窓の外に富士山を見ながら朝のフライトで羽田に帰ってきました。
最終日の朝日のタイムラプスもInstagramにアップしましたので、良かったら見に来てくださいませ。
波乱万丈の旅でしたが、悪いことも良いことも楽しい思い出になりました。
とことん島運はないけれど(笑)、島登山が大好きだから懲りずにまた計画しようと思っています。いつかは小笠原も絶対行きます。