去年の7月の燕岳登山のとき、「冬にスノーモンスターを見に行きたいね!」とラブピンクとY嬢と話をして、「じゃぁ2月に行こうぜ!」と、そこから始まった八甲田山遠征。その日がやってきました。
行きは金曜の22時に東京駅に集合して夜行バス、起きたら青森でそこからレンタカーで八甲田山まで行ってきました。
レンタカーなので今回の運転は登攀長I。
久しぶりの他人の運転で楽チンなわたくし。
今回はラブピンク、Y嬢、ケンジ、Mako、登攀長Iと、初めて主要メンバー揃っての登山となりました。
10時過ぎに八甲田ロープウェーに到着。
初めての青森、「どんだけ寒いんだ!!!」っと身構えていたら、駐車場の気温は-3℃と、拍子抜け(笑)
ロープウェイ往復1850円/人を払い、スキーヤーやボーダーに混ざって入山!
ロープウェイで上まで来るとスノーモンスターが!
コレを見るために青森まで来ました
事前の天気予報では雪/曇り予報でしたが、奇跡的に青空が見えました!
スノーモンスターの中に、ホワイトベースもありました。
蛾是が強くてスキーヤー達が喜ぶパウダースノーが強風で舞い上がりまくり!
気温は-10℃ほどでした。
ロープウェイの駅から山頂方向に向かいます。ピークハントは無理なので、いけるところまで。
雲の切れ間に少し視界が開ける瞬間があったんですが、八甲田山の最高峰、大岳は見えずじまいでした。
そもそも「八甲田山」という山でがない、っという八ヶ岳方式ってことを今回はじめて知りました。
まだ最大限の大きさには達してはないと思いますが、まずまず見ごたえのあるモンスターでした。
ゴーグル恒例のショット。
少し進むと早くもズボズボパウダースノーなので、全員ワカンを装着。
ワカンは素手で装着すると指にくっつく危険性があるので手袋をして装着しましょう!って素手のヤツいるし。。。
まぁ彼のはプラスチックだからまだ安全ですが、金属製のワカンやアイゼンに低温化で触るのは危険です!
晴れ間が完全に隠れてしまいましたが、雪中行軍開始!(誰一人として映画「八甲田山」を見ていませんが。。。)
トレースをはずすとワカンを履いていても膝下まで埋まります。
とりあえずちょっと先に見える丘まで行ってみようか!と、あの丘を目指します。
スノーモンスターに抱きつくラブピンクに抱きつくモンスターI。
んなことをしていたら、一気にホワイトアウト!視界は20m前後だったと思います。
トレースが風で消えると危険なので、撤退!
さっきまで晴れ間が見えていたのに、一気にホワイトアウトに。
トレースがなければ方位磁石で進むことになり、あの先の丘まで行っていたら帰りはものすごく苦労したと思います。
雪山の怖さを改めて実感しました。
ロープウェイの駅まで戻ってきたら記念撮影。
スノーモンスターをバックに!って思ったんですが、この距離でもかすむほどホワイトアウト。
それでもボーダーやスキーヤーの人がロープウェイでバンバン上がってきていました。。。
はるばる青森まで来たんですが泣く泣く早々に撤退。でも、また八甲田には必ず戻ってきます!
ロープウェイの窓も凍っております。
せっかくなので、と駐車場の一角で雪中ビストロしました(笑)
コトコトとおぜんざいを作るわたくし。料理指導は横でお餅を焼いてくれている神戸出身Y嬢なので、「おしるこ」ではなく「おぜんざい」。
お昼ごはんを食べたらこの日の宿「谷地温泉(やちおんせん)」へ。日本三大秘湯らしいです。
お湯はややぬるめでしたが、宿のご主人はすごくいい人でした!
こんな豪雪地にノンビリ泊まることも少ないので、宿でスコップを借りて、雪洞を掘ることに。初めての雪洞掘りをするメンバー。けっこう楽しい!
30分ほどで頑張れば5人が入れる雪洞が完成!中は驚くほど暖かくてびっくりしました!
もしもの時の良いトレーニングになりました。
せっかくなので雪洞でキャンドルナイトもしました。
二日目。あいにくの天気なので、近くの氷瀑を見に行くことに。
車で簡単に行ける「奥入瀬渓谷」で氷瀑をゲットしました。まずまずなサイズ感の氷瀑でした。
十和田湖は、なんか物悲しい感じでした。日曜の朝なのに、ほぼ人がいませんでした。。。
帰りは青森駅近くの青森魚菜センターで「のっけ丼」を頂いてきました。
自分が好きなネタをドンドン載せていくシステムで、これがもう最高!ぜひ青森に行ったら食べてみてください。
僕は、いくらいくらいくらいくら卵焼きとほぼいくら丼にしました(笑) この卵焼きがおいしくて、その夜の夢にまで登場しました(笑)
初めての青森・八甲田山でしたが、冬の天気に阻まれ、そこまで八甲田山を満喫できなかったのが心残りでしたが、
少しの間だけでも青空とスノーモンスターが見れたので、良しとします。が、必ずまた八甲田山には来ます!
晴れ→曇り→吹雪&ホワイトアウトと、すぐに変わった天気に雪山の怖さを思い知らされました。
冬季はよっぽど天候に恵まれないと、八甲田山のピークハントは難しいなぁと実感しました。
ピークハントは新緑の季節にチャレンジしたいと思います!