キリマンジャロ登山の時のメンバーで集まって、四国の石鎚山をゆく。
西日本最高峰の石鎚山 天狗岳1982mを目指します。ロープウェイを使わないコースもありますが、時間の関係上、お手軽なロープウェイを使ったルートで行きます。
上記はざっくりとした地図なので、必ず下記よりご購入お願いします。
地図:昭文社「山と高原地図54 石鎚・四国剣山」
平均年齢27歳くらいの4人グループのコースタイムです。
ロープウェイで行けば標高差700mほどなので、そこまでつらくはありません。鎖場を迂回していけば初心者の方でも問題なく登れると思います。
午前8時。駐車場に着きました。平日ということもあり車は数台のみ。駐車料金は500円でした。
この日のロープウェイの始発は8:40なので、それまでのんびり待ちます。山肌にロープウェイの支柱が見えます。
この日の駐車場での気温は18℃。半袖シャツで登ります。
駐車場の場所をGoogle MAPで見る
石鎚山を模したモニュメント。
この先にロープウェイがあります。
アジサイの花がきれいに咲いていました。
石鎚山ロープウェイの営業時間は季節によってことなります。
料金は往復で大人1950円です。
わずか7分で石鎚山ロープウェイの上の駅である山頂成就駅に到着して、ここから登山がはじまります。
少しですが花も咲いていました。
石鎚山お山開き。。。できたらこのタイミングで来たかった。
成就社に到着。売店や旅館があります。
奥に石鎚山の山頂が見えます。
売店のところに登山届がありますので、必ず記帳して入山してください。
ここから本格的な登山がはじまります。
1時間ほど樹林帯の中を歩きます。
この季節は虫が多いので虫よけスプレーや虫よけネットは必須です。
メンバーの一人は額をブヨに刺されて腫れました。
試しの鎖に到着しました。
登らない場合は横に巻き道があります。
とにかく石鎚山の鎖はデカイ(太い)!
試しの鎖の長さは上り48mだそうです。
鎖が太いうえに足場が少なくかなり難易度高めです。
この日の前日が雨で、岩場が濡れていて、なかなか大変でした。仕方なく何箇所か腕力で登り、翌日腕が筋肉痛になりました(笑)
女性メンバーは巻き道を行き、男3人で登りました。
しかし登ると素敵な眺望です。
垂直に登って垂直に下ります。
景色がいい、ってこと以外は登る必要はまったくありません(笑)
真下の青い建物が一軒茶屋です。
下りもかなりハードです。
滑り止めが付いた手袋があるといいと思います。
一軒茶屋まで降りてきました。
欧米人のグループが休憩中でした。
写真に写っている黒い点はすべて虫です。すこし立ち止まると20~30匹に取り囲まれます。
30分ほどで山肌に建物が見えてくるので、そこが一ノ鎖です。
一ノ鎖は足場があるので、難易度は低めです。距離も27mと、石鎚山の中では最も楽ちんです。
かなりガスってきました。
山頂に着いた時に眺望があるか不安です。
二ノ鎖に到着です。その長さは65m!!
さすがは行場です。ハード!
三点指示で慎重かつ確実に登っていきます。
距離が長いので腕力のみでいくと後半腕がつらいです。
ボルダリングと一緒で足で登るのがポイントです。
自信がない方は無理せずに迂回路を通ってください。
すべての鎖場に巻き道があります。
足場がない個所も何箇所かあるので、体力に自信のない方にこの鎖場はお勧めできません。
とにかく長いです。僕もこれまでの山行で、トップクラスのハードさの鎖場でした。
職業ファイヤーファイターのメンバーはすいすい来ます。さすが。。。
三ノ鎖(その距離なんと67m!!)は工事中か何かで通行できませんでした。
三ノ鎖をすぎたら、すぐに稜線に出ます。
動画を撮影している私。すごく良い景色でした。
石鎚神社頂上社に到着しました。
後ろに神社がありますが、神聖な場所の為撮影禁止でした。
大迫力の天狗岳。
半端なくきれいです。さぁあその頂きを目指します!
高所がちょっと苦手な女性メンバーはお留守番することになったので、彼女にカメラを託し、天狗岳へ。
下は切れ落ちていますが、そこまで危険を感じる個所はありませんでした。
頂上まであと少し。
ついたー!
ロープウェイの山頂成就駅から3時間ほどで石鎚山の最高峰である天狗岳1982mに到着!
西日本最高峰を極めました。
ドヤ顔の私。
個人的には35座目の百名山でした。
四国初上陸での石鎚山は、歴史とハードな鎖場があり、とても素晴らしい山行となりました。
石鎚山の最高峰の天狗岳は、北アルプスの燕岳のように、登るよりも眺める方がいいなぁと個人的には思いました。
紅葉にそまった天狗岳や、雪化粧した天狗岳は、きっと最高なんだろうなぁ。
ロープウェイを使って鎖場は巻き道を行けば、初心者の方でも楽しめると思います。
ノーロープウェイだと日帰りピストンは難しいと思います。