ネパール遠征出延期問題でテンションがた落ちだったので、逆にハードの山に行こうと思って、3年連続3度目の黒戸尾根へ。
「黒戸尾根に興味がある!」と当登山隊に連絡をくれた現メンバーのIと、Makoと、男3人でハードなルートをテントを背負っていってきました。
地図:昭文社「山と高原地図 北岳・甲斐駒 2015」
標高差2200mの超ハードルートです。
途中の山小屋/テント場の七丈小屋(標高2400m)まででも標高差1700mほどあります。
岩場、鎖場も多いので、ビギナーの方、シニアの方は北沢峠からのルートのほうが良いと思います。
甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根の駐車場の場所をGoogleMAPで確認する
駐車場は50台以上停める事ができる大きいところです。
ハードルートなので、そこまで満車になることはないと思います(笑)
おなじみのこの看板に見送られ、入山!
必ず登山届けの提出をお願いします
まずは神社で安全登山の祈願。
神社奥のつり橋を渡ったら登山道の始まりです。
最初からけっこう登っていきます。
テント場まで1700m、山頂までは2200mあるので、急がずのんびりと登ります。
地面には栗やどんぐりが多く転がっていました。
駐車場から2時間ちょっとで、分岐ポイントに到着。
ここから山頂まで7時間!
標高1500mあたりからは紅葉してました。
遠くに富士山が見えます。
刃渡りに到着。
ここでやっと少し眺望が開けます。それまではひたすら樹林帯です。
ここまでの八丁登りゾーンはけっこう疲れます!
帰ってきて調べたら、1丁(町)は110mくらいらしい。ってことは900mほど登りが続くってことか。
紅葉と河童とI。河童橋で買ったらしい。
Makoが「東京の!?」って聞いていたけど、上高地の河童橋が正解で、調理道具屋さんが多いかっぱ橋商店街ではありません(笑)
刃渡りの後から、ハシゴ、鎖場が連続します。
チェックポイントの刀利天狗とMako天狗。
チェックポイント五合目直前。
ここまでで5時間半。けっこう疲れてきていますが、あの山を思いっきり登っていきます。
おもいっきり登り中ダイジェスト。
12:30 予定より遅れて七丈小屋に到着。駐車場から6時間半でした。
このルート上、唯一の山小屋+水場+テント場+トイレです。
思ったよりもテントが張ってありました。テント代は一人600円でした。
テントを張ってお昼ごはんを食べて、休憩したら山頂を目指して行動開始!
アタックザックに必要最低限の物だけつめて出発!
振り返ると八ヶ岳がきれい!
刀(小)と登ってきたルート。右に下る尾根が黒戸尾根だと思います。(たぶん)
ひーひー言いながら刀(本命)の上まで登って来ました。奥に見えるのは鳳凰山。
やっとこさ山頂が見えてきました。
七丈小屋から1時間40分かけて山頂に到着!2200m登りきりました。
横断幕を持って記念撮影!
この日はなぜか終始こんな感じのポーズばかり(笑)
山頂はけっこう寒くて、そうそうに退散。
絶壁にたって公式ポーズをとるI。
途中で突起の岩を発見。
高所は怖くないんけど、岩がわたしの重さで落ちそうでマジ怖い(笑)
落ちそうで怖いー!と叫んでいます(笑)
そんなこんな遊びながら下っていると、まさかの雷鳥まで出現!
ひっさしぶりに雷鳥見ました。
遊びすぎてテント場に戻る頃には陽が落ちてしまいました。
八ヶ岳と夕焼け。
17:25 テント場まで戻ってきました。もう真っ暗直前。
二日目は終始雨!
雨の中でテントを撤収し、帰りもずっと雨でした。それもけっこうザーザーな雨でした。
前夜に雪だったら良いなぁ、なんて言っていましたが、冷たい雨でした(笑)
雨の中、濡れた鎖、濡れた岩場をテントを背負って下るのは本当に神経を使いました。
Iは岩場で抜群のバランス感覚とうまさを見せて、僕らの中の登攀隊長となりました。
しかし胸ポケットにいれたiPhone6は雨で水没して、完全に故障しました(笑)
私もNEWザックのザックカバーがなかったんですが、大丈夫だろう!とそのまま下山したら、けっこう浸水してました。
ザックカバーって必要だな、と再認識させられました(笑)
このルート初めてのMakoとIの感想は、「このルートは、もう二度と来ない」でした(笑)
このルートは本当にハードなので、ご自身の体力と経験と相談して登るようにしてください。
今回も楽曲を使ったので広告が入りますがご了承下さい。
甲斐駒ヶ岳の天気 ←風速も分かります!