本当は、金・土・日でジャンダルムに挑戦しよう!ってことになっていたんですが、天気が良さそうなのが金曜日だけ!ってことだったので、そんなコンディションでジャンダルム行くの嫌だし、泊まりでどこか行きたいけど二日目に雨に降られながら帰るのも嫌だし、ってことで考えた結果、今まで行ったことがない「前穂高岳」に日帰りピストンで行くことにしました。
上記はざっくりとしたルートです。詳細な地図は下記の地図のご購入をお願いいたします。
地図: 「山と高原地図 槍ヶ岳・穂高岳 上高地 」
上高地へはマイカー規制のため、沢渡大橋からバスかタクシーでいくことになります。この日の始発は5:40だったので、ほとんど寝ないで沢渡の駐車場までやってきました。
平日金曜日の午前5時ごろなのに結構車が止まっていました。駐車場代は600円/日なり。
沢渡大橋の駐車場の場所をGoogleMAPで確認する
バスの時刻表はこちら
バスターミナルでチケットを買う人の列。バス代は往復2050円です。
なんとか始発のバスに乗れて、6時に上高地に到着!
この季節になってやっと今年初めての上高地でした。
ここに登山届のポストがあるので、必ず登山届を提出してから入山をお願いします!
出発前に温度計をみたら、気温は5℃でした。さみーわけだ。
朝靄がもくもくですが、のんびり出発ー!
河童橋から前穂高岳を望む。
一番右のもくもくの中の高いのが明神岳で、その左に3つ目のちっこいポッコリが前穂!だった気がします(たぶん)。
最初はのんびり木道歩き。朝露で濡れててスリップ警報が発令されていました。
この日はMakoと2人です。
朝靄と清流と山
岳沢登山口に到着。途中にある岳沢小屋まで4km、前穂まで8km。
ここの標高が1520mなので、前穂までの標高差は1570mなり。結構あるな・・・汗
この日はMakoと2人の料理ポンコツコンビなので、ビストロはなしで、荷物は最小限できちゃいました。
登り返しは一切ない「登り一本勝負!」ってルートです。
岳沢小屋まで10からカウントダウンしてくれている標識があって親切。
木々の間から西穂の方の稜線が見えてきます。この日は本当に良いお天気でした。
天然クーラー!でも外気が寒かったのでよく分からずでした(笑)
振り返ると大正池あたりが朝靄の雲海になっていました。
ちょっとだけ視界が開けました。
上の方が紅葉してるー!
道はよく整備してくれてあって、とても歩きやすかったです。
突然木々の間から岳沢小屋が登場!
岳沢小屋に到着ー!バスターミナルから1時間40分くらいでした。そこそこいいペース!
岳沢小屋の手ぬぐい。いろんな色があったみたいだけど、もうかなり売り切れていました。無念。
でもせっかくなので紺色のノーマルタイプを購入しました!
小休止したら再び出発!テント場のテントには霜が降りていました。
ここから一気に1000m近い登りです。まだまだ稜線ははるか上です。
岳沢小屋から前穂までが「重太郎新道」です。
ここからちょっといやらしい岩岩ゾーンだったり、
はしごだったりが登場してきます。
日陰の中をさみーさみー言いながら登っていると、ついに我々にも光が当たってきました!
どんどんどんどん登って行きます。まだまだ先は長ーい!
落石注意!
でもこの辺りはまだそんなに危ない感じはしなかったので、ノーヘルで進みました。
尾根に出たけど、まだまだ先がなっげ!!
この辺りからだんだん疲れてきて、2人とも激しくペースダウン(笑)
わかっていたんだけど、ひったすら登りで足がやばい!「もっと俺たち頑張れると思ったのにな…はぁはぁ」←よくあるやつ(笑)
後ろには焼岳と乗鞍岳(左)。
地図にある「スラブ上の長いクサリ」の部分。
ここの直前で暑くて上着を脱いでザックにしまうついでにヘルメットを装着しました。
やっと紀美子ちゃんについたー。まじで疲れました。ここにザックをデポっている方が多数でした。
西穂方面。岳沢から天狗岩に登る点線ルートがどれかいまいち分からなかったけど、あんな急斜面登れるの??ってくらいな感じでした。
あぁまじで疲れたわ。ってちょいちょい立ち止まりながらも頑張って最後の登りを登ります。
若い男子たち(大学生?)に光の速さで追い抜かれて置き去りにされました。無念です。
休憩がてら写真を撮る(笑)。梓川と上高地。
あそこから登ってきたのかぁ、という満足感と、あそこまで戻るのか・・・という絶望がせめぎあった気持ちになりました(笑)
岳沢小屋から2時間弱、バスターミナルから4時間半でやっとこさ前穂高岳に到着ー!
疲れたーーーーーーー!!!!
危ない!って感じの箇所はないんだけど、とにかく岩場の登り一辺倒で本当に疲れました。
槍ヶ岳もくっきり。
山頂で記念撮影!って、makoの腕が槍ヶ岳とかぶっとるやないかーい!(笑)
富士山もポッコリと見えていたんですが、富士山の写真を一枚も撮らずに(笑)、前穂の山頂を涸沢側(この写真の奥)まで100m弱移動すると、
じゃじゃーーーん!
涸沢カールきたー!それももう紅葉がいい感じ!
ちっこくテントが40-50くらい張ってあるのがわかります。
涸沢カールの紅葉を上から見えるだなんて!何も考えず行きましたが、結果として最高でした(笑)
奧穂高岳へと続く吊り尾根。
前穂高岳の山頂に現れたチャリンコマン。
山頂でコンビニのおむすびをパクパクしつつ、眼下の絶景を堪能しました。
これで前穂、奥穂、西穂は登れたので、あとは北穂を登れれば穂穂穂シリーズはコンプリートです。(なんか穂高岳って浦和っぽいですよね)
一気にガスが上がってきて、明神岳が半分マンに!明神岳もかなり強そうでかっこよかったです。
下りも長くて、ヒーヒー言いながら下りました。思ったよりも暑くて岳沢小屋の手前で2人とも水分が尽きてしまい、コーラを飲みたい一心で小屋まで頑張りました。
初めての前穂でしたが、もう完全に疲れました(笑) 岩場の登りがひたすら長い!
でも涸沢の紅葉を上から見下ろせたのは、かっなり良かったです!紅葉シーズンの前穂のおすすめ度はMEGA MAXです!
次くるのはジャンダルムの時かな。まぁもう来年ですね。
ちょっとすれ違いざまに話した感じ、一泊で奥穂とセットという方が多かった印象でした。
でも前穂だけでもまた来る確率100%です。もちろん筋肉痛ナウですが、とても良いお山でした。ありがとうございました!!
声をかけていただいた皆様もありがとうございました&お疲れ様でした!
この日は普段履いてるトランゴキューブが修理に行ってるので、冬靴で登るのが嫌だったので、このシンセシス GTX(マスクメロン)を直前で買って履いてきました。
感想は、やっぱりこういう山ではトランゴキューブがいい!って感じでした(笑) ソールが柔らかいの慣れなくて歩きづらかったし、3回ガチ滑りしました。こういう山にはしっかりとしたブーツで行った方が良いですね。当然ですが(笑)