Makoのスイスレポートです。
新婚旅行でスイスに行ってまいりましたので、初のレポートをさせていただきます。
スイスでは4泊を予定しており、チューリッヒ(英語発音だとズーリッヒ)に1泊、グリンデルワルト(グリンデルヴァルドと発音した方が伝わりやすいと思います。)に1泊、ツェルマットに2泊です。
またハイキングは、ユングフラウ周辺とマッターホルンの麓に位置するツェルマット周辺でのハイキングを予定していました。
ハイキングレポートの前にまずはスイスの環境情報を少し。
スイスでの移動は鉄道がメインとなりますが、スイスの鉄道には改札がありません。チケットを購入したら、一等車、二等車それぞれ購入したチケットに則した車両に乗り込めばOKです。電車は日本の特急のような形ですが、二等車には基本的に席指定はないので、空いてる所に座ってOK。チケットの確認は車内で車掌さんがまわってくるのでその際に行われます。
また、鉄道での移動がメインとなり、ハイキングもするとなると旅行者には大きな荷物の心配が出てきます。
しかし、そこは登山観光大国であるスイスでは荷物輸送サービス(ライゼゲペック)があり、各鉄道の駅間での荷物輸送を依頼することができます。
朝9時までに駅にある受付に依頼すれば、当日の18時以降に目的地にて受け取ることができます。
写真はチューリッヒ駅のライゼゲペックの受付。「fast baggage to Grindelwald」と伝え、お金を払い、身軽な状態でグリンデルワルドへ向います。便利だなぁ、スイス。
チューリッヒから、ベルンに途中下車観光しながら、Zurich→Bern→Interlaken Ost→Grindelwaldへ。
オーバラント三山の麓に位置するグリンデルワルドでの景色に胸を躍らせながら移動です。
グリンデルワルドに到着。
うーん、曇ってるぅ。晴れていればアイガーがどかんと撮れるはずだったのに・・・
グリンデルワルドに一泊してから、早朝にグリンデルワルド駅からKeine Sheidegg(クライネシャイデック)駅経由でEiger glacier(アイガーグレーシャー)駅へ移動です。
Eiger glacier駅からWangen(ヴェンゲン)へハイキング予定です。しかし今日も曇ってるなぁ。
途中の乗換駅である、Kleine Scheidegg。ここでも標高はすでに2,061mあります。がしかしまだ雲は抜けず曇ってます。
この後Eiger glacier駅に行きましたが、やはり曇りまくっていて、撮れ高が心配だったので、予定を急遽変更し、標高3,454mに位置するJungflaujoch(ユングフラウヨッホ、ジュンフラウジョフと発音した方が伝わります)へ。
晴れていることを祈る・・・!!
標高3,454mのJungflaujochに到着!
さぁ、天気はどうかなぁ・・・うぉー、めっちゃ快晴!!3,000m峰たちがめっちゃ綺麗です!
スフィンクス展望台の下に位置する出口から標高3,628mのMonchsjoch Hutte(メンヒスヨッホヒュッテ)までハイキング開始!
あまりの天気のよさにテンション上がりまくりだぜ!
ただ、いきなり3,000m越えの標高から上りのハイキングなので、なかなか進みません。綺麗な景色に癒されながら頑張って進みます。
冬山に帰ってきた感じがして、ちょっと嬉しかったです。
アレッチ氷河です。初めて氷河見ました。感動です。
スイスの公用語は地域で分かれており、4言語がありますが、グリンデルワルド周辺はドイツ語圏。
多分写真はドイツ語で「メンヒスヨッホヒュッテ 20分」と書いてあると思います。
あともうちょっとだ、頑張れ我が嫁!
右後ろの球体がある下部分から歩いてきています。
出発から約1時間で標高3,628mのヒュッテにとうちゃーく!
特に看板等もないので分かりにくいですが、ヒュッテの真下で写真を撮ってます。
登山をあまり経験していない嫁も頑張って登ってくれました!私の我侭に付き合ってくれて感謝です!
帰りは下りなので、すたこらさっさと行きます。急遽予定変更したため滞在時間が限られてるので、ヒュッテには寄らずに下りました。
写真の真ん中らへんにある球体がユングフラウヨッホの駅ですが、しかしこんなとこにでかい展望台を作るなんて、ヨーロッパの人はすごいっすなぁ。
ユングフラウヨッホからはJungfraujoch→Kleine Scheidegg→Lauterbrunnen→Interlaken Ost→Spiez→Visp→Zermattのルートでツェルマットまでいきます。移動時間約4時間半。なげぇ・・・
移動中、上では天気良かったけど、結局アイガーは見れなかったなぁ・・・、隊長ごめん・・と思いつつ車窓からの景色を眺めていたら、なんと・・・
アイガーきたーーーーーーー!!!!
行きの飛行機の中で新田次郎著の栄光の岩壁を読み終えた私には感慨深い景色でした。オーバーラント三山では最高の景色を見せてもらいました。ありがとーーー!!
さて、4時間半の長旅を経て、ツェルマットへ。しかしまだ鉄道に乗ります。なぜなら今夜はクルムホテルゴルナーグラートに泊まるから。
標高3,089mに位置する憧れの山岳ホテルに宿泊です。うふふ。
ツェルマットでゴルナーグラート鉄道(Gornergrat Bahn)に乗り換えゴルナーグラートへ向います。
その車内で・・・マッターホルンきたーーーーー!!!!最高にかっこいいぜ!頭の中で描いたとおりシャープだぜ!!
ツェルマットから約30分程で、ゴルナーグラート着。ばっちり晴れてます。これは夕日、星空、朝焼けが期待できる!!!
期待通り夕日ばっちり!最高に綺麗だぜ、マッターホルン!
夕日に染まるモンテ・ローザとゴルナー氷河!こちらも綺麗です!
夕日を見ていたらアイベックスに出会うことができました。ゴルナーグラートの傍に置いてある塩を舐め舐めしてました。
からの、マッターホルンと星空!最高―――!!
からのからの、朝焼けマッターホルン!!もう言葉になりません!!
朝焼けマッターホルンを堪能し、朝ごはんを食べたあとは、ツェルマットの町までの下りのハイキングへ出発です。
ゴルナーグラートから約1時間で最初のチェックポイントであるローテンホーデンに着。
絶対に撮りたいと思っていた逆さマッターホルンを見事にゲットです。
ハイキングロードははっきりと道が作られているので、安全に進むことができます。
第2のチェックポイントリッフェルベルグに着。出発から2時間ほどできました。ここでセントバーナードと写真を撮れるサービスがあったので撮りました。1枚10CHF(スイスフラン)でツェルマットにある富士フィルムで購入可能です。(嫁共々犬好きの私は迷うことなく買いました)
ツアーで来ていた日本人観光者はリッフェルベルグで鉄道に乗り、ツェルマットに向っていましたが、我々はまだまだ歩きます。
リッフェルアルプ周辺に到着。ここからは樹林帯が続きます。写真はリッフェルアルプにあるホテルです。
リッフェルベルグにも立派な山岳ホテルがありました。どのホテルからもマッターホルンはばっちり見えていたので、ゴルナーグラートだけじゃなくて色んな山岳ホテルから選べるのがいいですね
樹林帯の中からマッターホルンがちらリズム
スタートから4時間半ほどでツェルマットの駅に到着。ハイキングといっても標高差1,469mを下ってきたので、結構疲れました。
マッターホルンを十分に堪能すればOKって方にはリッフェルベルグまでをお薦めします。
総括として、今回のスイス旅行は天気に恵まれて本当に最高な旅となりました。スイスの人たちはいい人だし、英語もしっかり通じるし。唯一の難点は物価が高いことだけですね。
再来年には絶対にマッターホルンに登るぜ!!
スイスに関してご質問がある方は、ビストロきっちょむ登山隊スイス問合せ事務局Makoまでお問合せください。