今週の日曜日に登山部で登山の予定だったが、どうも天気が悪そうなので、一人だけ抜け駆けしてソロで瑞牆山をゆきます。
めちゃめちゃ天気が良いと天気予報が言っているので、金峰山と瑞牆山のダブル登頂を目指します。
って、机上では全然いける!って思ったんだけど、実際には…。
上記はざっくりとしたルートです。詳細な地図は下記の地図のご購入をお願いいたします。
地図:昭文社「山と高原地図26 金峰山・甲武信」
駐車場の場所をGoogle MAPで見る
考えてみたら、昨日・一昨日と東京はガッツリ雨だった。
ひょっとしたら雪が多いかもなぁ、なんて思っていたら、中央高速で山梨に入った瞬間に俺は気づいた。
「山々の雪の量が先週の霧ヶ峰に行った時の数倍に増えている!!」
やばい。。。駐車場に着く前から見える瑞牆山や金峰山もガッツリ雪が積もってた。
しまった、完全に失敗した。。。
6:30 とりあえず雪対策を万全にして、瑞牆山荘から入山。
といっても3シーズン限定の新人登山家なので、軽アイゼンとゲイターと雨用ズボンくらいです。
12本爪のアイゼン? スノーシュー? アルパインブーツ? ピッケル?
そんなもんはない!←きっぱりw
カップルと男の人1人が先に山に入った。
よしよし、先に行って道を作ってくれ!←せこいw
駐車場のまわりでこれなので、上はやばそう。恐怖。。。金峰は去年行ったから、瑞牆山だけでも行きたいなぁ。
って、まさかのここでカップルを抜いてしまった。。。
あとは先に行った男性だけが頼りだ。←せこいw
雪が増えてきた。けど、このくらいならまだまだ余裕だ。
駐車場から10分。どんどん雪が増えてくる。。。
駐車場から15分。ここで先を行く男性を抜いてしまう。おーまいがーー!
しかし足跡が1つある!先を行く人がいるのは心強い。
足跡をたどりながら登っていく。 ←やっぱりせこいw
瑞牆山が見えました。なにこれ。むっちゃ積もってるじゃん。。。
まじかー。これ行けるかな。山頂真っ白ですけど。。。不安。
駐車場から30分。富士見平につきました。
ここで金峰山に行くルートと、瑞牆山に行くルートに分かれます。
雪がすごいので瑞牆山より300M高い金峰は断念し、瑞牆山一本で行きます。
ここから金峰山へは稜線をいくので、雪が半端なさそうだからね。
瑞牆山ルートに踏み出すと足跡がないwww
ここからは僕が先頭ってことですね。。。
なぜだろう、瑞牆山の雄姿を見るとテンションが下がりますw
甘かったわぁ、反省。
7:30 天鳥川に到着。と言っても川は凍結&雪に埋まって分かりませんが。
ここから登りです。
デカイ岩がお出迎え。瑞牆山は岩が多い山だと聞いたことがある気がする。
右の階段と比べるとそのデカサが分かる。
こーゆー岩の下に、こーゆー棒よく見るけど、これ絶対に意味ないよねw
この絵は登山あるあるだと思う。
雪がさらに深くなってきます。すね位までつもっているので、30cmは新雪が積もっています。
もう雪がスゴイんですけど。
雪の塊が頭上から落ちてくる恐怖。
ノルウェー風の景色。サンタクロースがいそうだよね。
雪で道が全く分からないので、この赤い目印を探しながら歩きます。
ズボズボ足を取られてスーパー歩きづらい。
何これw ここが道かよ!赤い目印が呼んでいます。
雪で枝が下がっているので、道が完全に閉鎖されている個所も複数。
2度ほど雪の上をホフク前進で突破。
埋まっているロープを後の人の為に引っ張り出します。
雪をかぶった目印も雪を払って分かるようにします。
完全に世話焼きジジイw
こんなん登るんかい!って顔の私。足がズボズボ&道を探しながらなので、全然進まない。
滑ったりほふく前進したりしているので、カメラが雪まみれに。レンズにも雪が付きまくり。
自撮り。初めての山なので、今が何合目か分からないのがつらい。
そのうえ、雪がドサって落ちてくる恐怖と、雪の音が熊かと思う恐怖の三重苦www
誰も行かない道を先頭で切り開くって大変だなぁ。二番手は先頭の足跡をたどればいいから楽だなぁ。
そう、それはまるで仕事と同じだ!って、どうでもいいことを考えながら進む。
なんかでっかい岩が見えてきた。頂上が近いのか?
富士山が良く見える。にしても富士山も雪が半端ないね!
岩が近づいてきたよ。でも雪が深くておばあちゃん以下のペースで進む。
やってあと10分の表札が!
頂上っぽい雰囲気!!!!
でもここ傾斜がすごくて全然すすめないw
ズボズボズルズル地獄!
みえたーーーーーーーーーーー!
この瞬間が一番テンションが上がる!!!!!!
9:15 瑞牆山の頂上くるーーーーー!
今年4座目、百名山21座目なり!
駐車場から2:45です。雪がなければ2時間でこれそう。
よく晴れて絶景!富士山ももろ見え!
三脚の足を持って自撮り!やっぽーー。
って、カメラが重いw
山頂も雪が半端ない!
山頂で一人です。ここまで雪山経験が少ないのに、軽いラッセル(雪道をよいしょよいしょって慣らして道にしているあれね。)をした気分。
ちょっと達成感。雪山ビギナーにしては良くやったぜ、俺!GOOD JOB!
雪が深くて山頂の地形が分からないので、あんまり奥に行かないようにする。雪尻を踏み抜いて滑落したら怖いからね。
左の山が金峰山。山頂の岩がここからでも見える。
10:00下山開始!
自分の足跡をたどって戻る。帰りは何人もすれ違う。
すれ違ったおじさんに「行けたら金峰まで行きたかったんですが。。」って言うと、「金峰への稜線は腰くらいまで積もってるみたいだよ」って言われた。
そんなんラッセル出来るはずがないw やっぱり今日はあきらめて帰ろう。
木の上の雪が物凄いペースで溶けてて、完全に雨になってます。たまに水じゃなくて雪の塊が落ちてきます。
登りと比べて木の上の雪がほとんどなくなってる。
登ったルートはこんな感じ。
11:30 下山。下りは90分でした。
下ってる間にどんどん気温が上がって暑かった。車の温度計は15℃でした。
あんな半端ない雪山を登ったとは思えない帰り道でした。
帰りの車で猿の親子を発見。
教訓としては、東京で雨が降った翌日は雪がすごいよ、ってことだね。