登山を始める前の2011年、僕とケンジがなんとなく遊びに来た尾瀬。
それがきっかけで登山をするようになった。尾瀬は僕らの原点です。
その尾瀬の燧ケ岳ですが、過去に2回登頂を目指すも、2回とも登れなかった鬼門です。
今回は3回目なので、さすがに今度こそは登りたい!っといつもよりピークハント重視な気持ちで行って来ました。
上記はざっくりとした地図なので、必ず下記の地図をご購入ください。
地図:昭文社「山と高原地図14 尾瀬 燧ヶ岳・至仏山」
大清水の駐車場、一日500円に停めて、尾瀬沼ヒュッテのテント場にテントを張って、燧ケ岳を目指します。
尾瀬沼ヒュッテのテント場は要予約なので、事前に必ず予約してから行くようにしてください。(僕らも前回予約制をしらずに撃沈しました)
尾瀬沼ヒュッテHP
大清水の駐車場の場所をGoogleMAPで確認する
テント泊なので、余裕をぶちかまして10時に駐車場に到着。
鳩待峠のほうはマイカー規制ですが、大清水はマイカー規制していないので車でこれます。
天気が良すぎて、最初の一時間の車道で、すでに汗ダク!山とは思えないほどの炎天下でした。
写真の一ノ瀬休憩所で、ラムネやカキ氷を買って小休止。
一ノ瀬から先は登山道になります。
途中の水場「岩清水」で頭から水をかけてクールダウンをする一同。
ここの湧き水は冷たくて本当においしかったです!
12時半、駐車場から2時間20分で尾瀬沼に出ました。
尾瀬沼越しの燧ケ岳!あの頂を目指します。
今年の6月に来たときは、水芭蕉が咲き誇っていた場所も、今ではこんなに草がボーボー。
前回6/6の様子はこんな感じ。同じ場所です。
駐車場から3時間弱でテントを張る尾瀬沼ヒュッテに到着。テントの受付は13時からです。
ご飯を食べながら休憩し、13時になったらテントを張って荷物を置いてきました。
翌日に燧ケ岳に登っても良かったんですが、明日の天気が雨マークがあったので、この日のうちに登っちゃうことに。
水と雨具とヘッドランプランプだけを持って、超軽量で燧ケ岳を目指します。
右奥のあそこまで行きます!
尾瀬沼ヒュッテから燧ケ岳山頂までのコースタイムは登り3時間40分、下り2時間50分です。無理をせずご自分の体力経験にあったプランを立ててください。
長英新道は1合目から手前の山頂:俎嵓(まないたぐら、2,346m=10合目)まで表札があります。
注:長英新道みえてくる山頂みたいなのは、俎嵓で山頂ではありません。その奥に本当の山頂、柴安嵓(しばやすぐら、2,356m)があります。
勘違いしやすいの注意です!
降り注ぐ太陽光線を浴び、汗を滝のように流しながら、途中にある御池岳に到着。見晴らし最高です!
尾瀬沼の左奥がテントを張った尾瀬沼ヒュッテです。かなり登って来ました。
8号目を過ぎたあたりで、やっと燧ケ岳の山頂である柴安嵓(しばやすぐら、2,356m)が見えてきました。最後は思いっきり登り返しがあります。
やっとこさ手前のニセピークこと俎嵓(まないたぐら2,346m)に到着。
俎嵓から一回降りてから、燧ケ岳山頂の柴安嵓へと登ります!
途中でブロッケンも。
16時やっと燧ケ岳の山頂に到着!
3回目のチャレンジでやっと登らせてもらえました!
尾瀬沼ヒュッテから2時間半とコースタイムよりだいぶ早くこれました。
(注:ラブピンクなどは空身のため。普通の装備を背負ったらもっと時間がかかりますので、絶対に無理をしないで下さい。)
あまりに暑くて、山頂で着ていたシャツを絞って、そのシャツをブンブン振り回して喜びの舞を舞うわたくし。
かすんでいますが、至仏山と尾瀬ヶ原が見えます。
日が長いとはいえ、けっこう遅い時間なので、早々に下山開始!
日が暮れる前に尾瀬沼ヒュッテのテントまでたどり着きたいです。
見晴らしの良いポイントで戦隊ポーズ!主人公の赤がいない!Makoだな。
日没直前の18時45分に無事に尾瀬沼ヒュッテに戻って来れました。
その夜は雷がごろごろ。寝る前には雨も降り出しました。
濡れた木道は殺人鬼級に滑るので、初日のうちに燧ケ岳に登って正解でした。
二日目、午前4時に起床し、外に出ると湿原に霧がでていました。
これはこれで良い感じ!
燧ケ岳に朝日が当たって輝くかな、と思ったけど、なんか霧でいまいちなまま終了(笑)
朝ごはんを食べたらテントを撤収!
テント場は区画で区切られています。1区画に2張はいけます。テントは1人800円なり。※要予約
尾瀬沼に写りこむ燧ケ岳。
山頂の柴安嵓(しばやすぐら、2,356m)は中央の頂。右側のピークがニセピークこと俎嵓(まないたぐら2,346m)。
湖面がレインボーになっています。
蒸発した水蒸気が反射しているのかな。初めて見る珍しい光景でした。
いままで鬼門だった燧ケ岳。
3回目の挑戦の今回、やっと登ることができました。個人的には百名山43座目となりました。
無事に駐車場に戻ってきたらトンボがいっぱい。
今回はトラブルもなくてよかったなぁ。と、車の屋根にサンバイザーとサングラスを置いてトンボを撮影してたら、その後サングラスとバイザーの存在を忘れ、そのまま車の屋根に置いたまま出発して帰ってしまいました!
家に帰ってきてから気づきました。けっこう高くて気に入ってたサングラスは大清水の駐車場かその帰り道のどこかに落ちて紛失してしまいました。ショック大。やはり鬼門、燧ケ岳。登らせてもらった代償はけっこう高くつきました。
若い健脚の方であれば急げば日帰りでもいけるかもしれませんが、テントは宿で一泊して、尾瀬の自然を楽しむことをオススメします。
見晴新道は今年も通行止めです。
尾瀬沼ヒュッテ ←WEB予約できます!
尾瀬 燧ケ岳の天気 ←風速も分かります!