2014.05.02 鳳凰三山 地蔵岳 登山
前回の鳳凰三山登山で唯一登れなかった地蔵岳を良く晴れたGW前日に行く。
今年の1月2日に塔ノ岳に登って以来の5カ月ぶりのソロです。
ちなみにこの日の甲府の最高気温は25℃!もう春を通り越して夏です。
標高差は1700mとかなりありますので、夏でも初心者の方は一泊じゃないとつらいと思います。
距離と標高差がありますので、日帰りの私は無理をしない程度に行きます。
5:30 駐車場に到着。山小屋のところの駐車場が750円でした。私の車のみでした。
青木鉱泉の直前で20匹ほどの鹿の群れと遭遇しました。あんな大群と会ったのははじめてて驚きました。
自然が豊かなんですねぇ。
青木鉱泉で登山届を提出して登山開始です。なんだか和な感じで素敵なところですね。ここでお風呂に入れるみたいです。
沢沿いのドンドコ沢登山道をいきます。
Tシャツとジャージ2枚で登ります。
護岸工事の横を抜けていくと鳳凰山の雄姿が。左が薬師岳、右が観音岳かな。(予想)
薬師岳、観音岳、地蔵岳で鳳凰三山です。
少し歩いただけで暑くて汗だくになり、Tシャツ一枚で登ります。
雪解け水か、あちこちに小さい沢がありました。
このドンドコ沢ルートは滝が豊富です。まず最初の南精進ケ滝(みなみしょうじがたき)への分岐です。
滝経由でそのまま地蔵岳山頂に行けます。
南精進ケ滝(みなみしょうじがたき)です。けっこう立派で驚きました。
しかし地蔵岳まではまだまだ先は長いのでサクサク行きます。
2番目の鳳凰ノ滝の分岐。
でも先は長いので、鳳凰ノ滝は行かず。ってここで地図を落としたことに気がづきます。
携帯に画像を撮ってあったから良かったけど。。。ゴミを捨てるわけにはいかないので帰りにピックアップします。
ここまでは道の凍結は一切ありません。
道は徐々に凍りだし、こんな感じになります。ズボズボの雪ゾーンと岩岩ゾーンとアイスバーンゾーンが交互に押し寄せます。
つまり最悪です(笑) 12アイゼンだと少しオーバースペックかもです。
3番目の白糸滝に到着。
最初はいいペースで歩いていたのですが、道が凍ったりズボズボしたりしてきたので、かなりペースが落ちてきてます。
雪が増え、ズボズボ腐り残雪ゾーンです。このあたりは歩きづらく、さらにペースが落ちます。
この日の気温も暑いので、そこかしこでポタポタと融けだしていました。
山の向こうに富士山が見えます。
この先に行ったところで急登が始まりますが、ズボズボしすぎてかなり進むのが困難な感じに。
このとき9時10分。ここからコースタイムで山頂まで3時間半はあるので、このままだと山頂に着くのが早くても12時過ぎになります。
となると下山は5時か、それ以上遅くなる可能性もあります。
頑張ってズボズボゾーンを突撃していけば山頂まで行けるかもしれませんが、帰りさらにズボズボした急斜面を下りるのは嫌だなぁと思い、考えた末に無理せず下山することとしました。
大天井岳で無理して登頂に固執して死にかけた教訓があるので、登頂に固執せず、滝を楽しむプランに変更です!
一気に時間のゆとりができたので、白糸滝まで戻ってきて三脚だして自分撮り(笑)
先ほど行かなかった鳳凰の滝。滝が見える場所から滝までけっこう遠いです。
ズームにしてこのくらい。この滝は時間がなければパスしてもいいと思います。
木と苔とアイゼンがいい感じだったので撮ってみました。
戻る途中に地図発見!水で顔を洗ったときに落としたようでした。無事回収。
見やすいように小さくしてジップロックに入れておいたのですが小さくしすぎました。
この種の花っぽい草がいっぱい生えてました。花が咲いたらきれいそうだ。
南精進ケ滝(みなみしょうじがたき)まで戻ってきました。
ここで写真を撮って、マイナスイオンを全身で浴びながら、のんびりお昼ご飯。
携帯に写真をアップしたりしてて、ふと顔をあげると・・・
思いっきりカモシカがみてる(笑)!!
微動だにしないから、ディズニーランドの大きい船のところの置物かと思いました。
なんかズングリしててかわいい!
カモシカと南精進ケ滝
下山するから手を振っても無反応。やっぱ置物なのかな(笑)
下のほうはすっかり春です。
こんなに自然が豊かなのに、大規模な護岸工事。
これが必要なのか自然破壊なのか。。。僕にはわかりませんが。
こんな草が登山道沿いにありますので、腕などを切れないように注意してください。
ゴール間近。バスの時刻表があります。
のんびりと青木鉱泉に戻ってきました。この日のドンドコ沢登山道の登山者は私を含め4組でした。みなさん泊まりぽかったです、そりゃそうよね(笑)
戻ってきた山小屋の人と話をしていたら、「そのくらいならみんな平気で行っちゃうよ!」と、なぜ引き返してきたんだ、と言わんばかりのことを言われてびっくりしました。
でも僕は無理して死にかけたこともあるので、その方の話には1%も同意できませんでした。
事故を起こしてからじゃ遅いので、僕みたいな初心者は無理だと思ったらドンドン引き返すべきだと思います!
山は自己責任です。また改めてコンディションのいいときに来ればいいだけの話ですから。