ネパール アンナプルナトレッキング
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2015.11.03-25 ネパール アンナプルナトレッキング15日間

2015年はネパールのエベレスト街道にいくぞ!と決めてチケットを取ったのは、今年の3月。
それからネパールに地震があって行けるか分からなくなったり、 出発しても燃料問題で中国から航空会社が飛ばすキャンセルになりネパールまで行けなかったりと、 本当に色々とあったけど、ようやくネパールまで行くことができました。

ネパール アンナプルナトレッキング

タイ航空で羽田→バンコク→カトマンズと乗り継いで、やっと念願のネパールに到着!
カトマンズの空港は石垣島の空港くらいの、とても首都の空港とは思えない小さいものでした。

ネパール アンナプルナトレッキング

空港でVISAを取得します。30日間のVisaで40ドルでした。日本円でも支払い可能です。ドルに換算されて、ドルでお釣りを渡されます。カードは使えなそうでした。
書類は英語の書類ですが、けっこう適当でも大丈夫です(笑) 僕もこれ意味分からん、って欄はバリバリ空欄で出しましたが、まったく問題ナシでした(笑)
空港にはけっこう日本人がいました。

ネパール アンナプルナトレッキング

適当な入国審査にかなり待たされて、やっとのことで空港の外へ。
出るとすぐに男の人が近づいてきて「TAXI?タメル?」と聞かれる。「そうだけどいくらい?ドルしか持ってないよ(VISAのお釣り)」っと言うと、5ドルというので、まぁいいかとタクシーに乗る。
ホテルは?と聞かれて、「No booked」というと、「OK」と勝手に連れて行かれる。
こりゃいきなりボッタくられるかな、と少し思っていたら、ホテルに到着。そこは日本語をバリバリ話せるオーナーのホテルで、日本人が多数泊まっているホテルでした。一泊1000円。
そこで翌日からのエベレスト街道へのトレッキングとガイドの手配をお願いする。900ドルほど。思ったよりもかなり高い!
燃料問題で飛行機代が高いからその値段らしい。(でも相場より若干高そうな気がします)

※ガイドは荷物を運ばず、道案内だったり、ホテルの確保や、ホテルでの雑務などをしてくれます。
荷物を持ってもらいたい場合は、ポーターか、ポーターガイドを手配する必要があります。
ガイドは任意なので、ガイドナシの欧米人はそこそこいました。が、若干分かりづらい分岐がそこそこあるので、ガイドかポーターを現地でお願いするほうが無難だと思います。

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タメル地区。日本でいうアメ横とか渋谷とか、そんな位置づけだと思います。お土産など超多数!

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翌日、いよいよ空港からルクラ空港へ。
と、思ったら悪天候で飛行機が遅れて、朝から昼過ぎまで待ち続けるものの、昼過ぎにこの日のフライトは全部キャンセルに。
今回の旅は本当に飛行機問題に泣かされます。

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ガイドのガネシャとタメルまで戻ってきてランチ。 ガネシャは日本語がけっこう話せる経験豊富なガイド。
山間の小さい空港なので、飛行機が飛ばない可能性がけっこうあるらしい(テレビで「世界一危険な空港」として取り上げられているのを見たことがある方も多いはず)。
行き飛ばないのは問題だけど、帰りに飛ばなくて戻って来れないのは大問題なので、ガネシャと相談して、エベレスト街道から飛行機を使わないアンナプルナ一周トレッキングに急遽行き先を変更することにしました。

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アンナプルナトレッキングの地図(実際に僕が毎日何回も何回も見ていたもの)
中央の青い部分がアンナプルナ山塊。右下からスタートして、ぐるっとほぼ一周します。
中央上のDAY9とDAY10の間に、標高5416mのトロンパスという峠があります。そこがハイライト。
※正確には「トロングラパス」ですが、なぜか日本では「トロンパス」と表記されているので、以後トロンパスと表記。でも本当はトロングラパスです。

今回の装備一覧
【ウェア】
アウタージャケット /フリース /ユニクロ ウルトラライトダウン /登山用Tシャツ /ズボン(冬用) /冬用インナー /ネックウォーマー /防風キャップ/冬用手袋

【ギア】
ザック60L+20L /冬靴(すごい雪や岩場があるわけではないので2万円前後の登山靴で問題ないと思います) /チェーンスパイク/ヘッドライト/カメラ /レンズ/寝袋(-5℃まで対応のもの。掛け布団がある宿も多いので、0℃くらいまででも問題ないと思います)/サングラス/サンダル(宿用)

【生活用品】
モバイルバッテリー(充電できる宿もありますので、そこまで大容量でなくても大丈夫です)/ティッシュ(大量)/飴(大量)/本(大量)/コンセントの口(ネパールのコンセント用の取り付け機はタメルのスーパーで売ってます)/
※リンクと実際に僕らが使っているのでは年式/型番が異なる場合があります。

DAY1 カトマンズ→ベシサハ (バス移動)

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ガネシャが急に指名のお客さんが来ることになってしまったので、ガイドがアーロンに変更。
バスの発着所でチケットを買うアーロン。ここをツーリストが一人できてチケットを買うのはけっこう大変そう。

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大都会カトマンズをぼろいバスで爆走し、

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せっまい道で車が詰まって大渋滞しながら、

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200km弱の距離を8時間かけてやっとスタート地点のベシサハに到着。
道も悪いし、車もぼろいしで、ものすごく時間がかかり本当に疲れた。。。

DAY2 ベシサハ(760m)→バフンダンダ(1310m)

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日本をたって5日目、やっと、やっとトレッキングスタート!
アンナプルナ街道を歩いていきます。街道を歩くので、そこまでガチな山道を歩くわけではありません。たまーにツーリストを乗せたジープなどが通ります。
ガイドのアーロンが道案内をしてくれます。アーロンは防寒着しか持っていないので20Lほどのザックしか持っていません。

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歩き出してしばらくすると、目の前にドデカイ山が!6000m後半か7000m。で、で、で、でかい!
ちなみにネパールでは6000m以下は、山ではなく丘らしい。

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道沿いにはトレッキング客向けの個人商店が多数。そこで水やジュースが買えます。
そこでさっそく持ってきた秘密兵器チェキを実戦で使用。予想通り子供の食いつきが半端ないです!(子供の手に写真)
そしてお母さんも「子供と一緒にとってよ」と言って、撮ってあげるととても喜んでくれました。

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でかーーーーい山!と、中国企業に工事現場。なんか複雑。。。

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途中の村で子供達にヒンドゥー経のおでこのやつをつけてもらいました。ま、予想を反する暑さで、すぐに汗で流れ落ちてしまいましたが。。。
ちなみに私のザックは60L+20Lで、+20Lをけっこう使うくらい色々と入って20kg!かなり重い。。。
これを自分で担いで5416mまで行きます。

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この日は丘の上にあるホテルに宿泊。1泊100ルピー(120円くらい)。Wi-Fiが1日100ルピー。夕飯のダルバート(カレーみたいなやつ)が400ルピー、ビールが350ルピーとか、そんな感じの料金設定でした。
ネパールでは全てがツーリスト価格とローカル価格の二重価格なので、思っていたより全然物価が安くなかったです!安いのは部屋代くらい。
なんだかんだ、一日に2000ルピー(2400円)以上使いました。ビール等を飲むと一日3000ルピー(3600円)くらいかかると思います。

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階段の登りが結構あって、ひざが痛くなったので、夕飯後に食事スペースから部屋に戻ろうとしたら、中庭に子供達が多数!近々お祭りがあるらしく、その踊りの練習をしていました。
座ってそれを眺めていると、なぜか横に座っていたドイツ人の青年2人と私が子供達に指名されて踊ることに(笑)
このあと子供20人+ツーリスト7人くらいで1時間以上、大演舞大会に(笑) 
ひざ痛いのがつらかったけど、本当に楽しい思い出。
お祭りへのカンパの籠があったので、自分のお金とステッカーを買ってくれたお金を多めに入れました。
ステッカーを買ってくれたお金は、こういう場面や現地でのご飯代、ガイドやスタッフ、ホテルのチップ代、などなど全部現地で使わせてもらいました。
ツーリストが本当に少ないようだったので、ケチケチせず、買っていただいたお金+自分のお金を現地で「全て」使い切りました。買っていただいた方には本当に感謝。

DAY3 バフンダンダ(1310m)→チャムチェ(1430m)

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痛むひざにバンテリンを塗りこみながら、トレッキングスタート。

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学校に向かう少女。本当に子供達が多くてかわいい!
この子にもチェキをプレゼント。

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「チョコレートちょうだい」というので、持っていたキャラメルをあげて写真を撮らせてもらった子供達。
キャラメルのお礼に、現地のベビースターラーメンみたいなお菓子をもらいました。味はスパイシー。

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歩き出して7時間ほどで宿泊する村が見えてきました。この日は「山」は一切見えず。
だいたい毎日、7時半朝ごはん→8時出発→12時~13時お昼ご飯→14時ホテル着。みたいなスケジュールで進んでいきます。

DAY4 チャムチェ(1430m)→ダーナキュー(2190m)

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渓谷沿いの道を行くので、こういう釣り橋を何回もわたっていきます。

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地震による土砂崩れ。
しかし予想に反し、カトマンズとアンナプルナあたりは、ほぼ地震の被害を目にすることはありませんでした。

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アーロンと記念撮影。撮影は、同じようなスケジュールで進んでいて何度も一緒のホテルになって仲良くなったオーストリア人夫婦のクリス。
また会ったね!的な人が多いのも楽しかったです。

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つり橋の向こう、反対側はラマと馬のハイブリッド種の大行列!
ネパールはあちこち家畜が歩いているので、本当に道のあちらこちらに糞が大量に落ちています。ま、二日目には慣れます(笑)

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山の間からマナスル(8156m)きたーー!かんなり遠いですが、7000mを超える山は、雪というより凍っているように真っ白なのですぐに分かります。

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この日もホテルが一緒だった前述のオーストリアのクリスとアグネス夫婦と記念撮影。
アグネスは本当に明るくて陽気で素敵な女性でした。クリスはどう見たってイケメンだし、なんかすごく素敵な夫婦でした。
ちなみに右端の彼らのガイド、ラチュマンはエベレストやマナスル、ダウラギリに何度も登ったことがあるトップのクライミングガイド。
うちの陽気なガイド アーロンはトレッキングガイドなので、ガイドと一口に言っても色々な種類があります。

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ホテルはステッカー貼り放題制みたいなので、ビストロきっちょむネパールステッカーを全部の宿に貼ってきました。
ぜひ行かれる方は探してみてください!
ステッカーが多いホテル=人気のあるホテル、みたいな雰囲気でした。

DAY5 ダーナキュー(2190m)→チャメ(2670m)

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仲良くなったホテルの息子スニルと、朝日に照らされる山々。

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ホテルオーナー家族と記念撮影。チェキは暖めるとすぐに色が出てくるよ、と教えてあげたので、必死に手の中でチェキを暖めているお父さん(笑)
ちなみに、前夜同じ部屋のはずのアーロンが「今夜は違う部屋で寝るね」と夜な夜な出て行った。この日は僕らとクリス/アグネス夫婦しか泊まっていなかったので、空いている部屋で一人で寝ているのかと思っていた。でも翌日、なーんかアーロンが浮かれている気がした。あのどこか恍惚とした笑顔・・・まさか!!!!と思いながらも、「昨日あの娘と楽しんだの?」と聞くと、「何で分かったの!!!!???」と慌てるアーロン(笑)
アーロンは本当に女好きの兄ちゃん、って感じの25歳、既婚、子供一人。 

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でっかい荷物を背負ったポーターさんをよく見かけます。

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丘の上まで来ると、マナスルがドカンと見えました。始めてちゃんと見たぜ8000m峰。とてつもなくでかいぞマナスル。
始めてみた8000m峰、そのとき僕は「いつか登ってみたい!」と思ってしまいました。新しい大きな夢ができました。

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お祭りの飾りを首輪をした犬。

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散々アーロンの昨夜の話で盛り上がっていると、木の陰からとがったドデカイ頂が!あれはアンナプルナ2峰7937m。
アンナプルナ山塊は、スケールが2.5倍になった八ヶ岳だと思うと分かりやすいと思います。
最高峰がアンナプルナ1峰(8091m)、2峰、3峰、南峰、ガンナプルナ、マチャプチャレなど、多くの頂があります。

アーロンがターバンを巻いたイラン人みたいになっていますが、そこは気にしないで下さい。

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ホテルについてノンビリしていると、初日のホテルであった男性が勤める病院を案内してもらうことに。
アーロンの後ろの白いテントはユニセフのテント。地震の後は、テントの中でけが人や病人を診察したらしい。

DAY6 チャメ(2670m)→ローピシャン(3200m)

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ホテルの部屋から見た、朝焼けのアンナプルナ2峰。

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無加工。お!燃えてる!と満足できる朝焼け。

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ホテルの女の子は朝からお祭りの飾りを作る。話しかけても目を合わせてくれない。
「写真をとってもいい?」と聞くと、「yes」と一言だけ。あれ、嫌われちゃったかな、と思ったら。。。

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家族写真をチェキで撮ってあげたら、その子が一番喜んでくれた。
撮ったチェキは、その子の手の中で暖められています(笑)

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マニ車があったらとりあえず必ず全部まわしながら進みました(笑)

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この日、アンナプルナトレッキング6日目にして始めての日本人サトシさんと出会う(一番右)。ひっさしぶりの日本語が本当に嬉しかった(笑)
この日のホテルは標高3200m。そろそろ高山病との闘いです。標高3200mにも普通に村があり子供達がいました。
中央の子は「もうフィルムないよ」と言ってもチェキを撮ろうとしています(笑) 子供は本当にかわいい!

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丘の上、アッパーピシャンの村(標高3300m)にある寺院から見たアンナプルナ2峰。
3300mから見上げて、こんだけでかいんだから、やっぱりドデカイ!

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小さな子供達にチェキを撮ってあげると本当に喜んでくれました。

ここが最高到達点トロンパス(トロングラパス)前の最後のWi-Fiスポット。
遠くで軽く頭痛がするけど大丈夫かな、と不安な夜を過ごすのであった。。。

DAY7 ローピシャン(3200m)→マナング(3540m)

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3000mを超えたけど、歩き出せば体調は良好。初日のダンシングナイトで痛くなった膝も、日に日に回復し一切痛みはなし!腹痛なども一切なく、このときの体調はとても良かったです。

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荒涼とした大地をゆっくり歩き次の村を目指します。

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ヤクを解体していたので、近寄っていって見せてもらう。
このヤクは、夕飯でヤクバーガーとしてハンバーガーになって僕のおなかの中へ。味はマジうまい! ただ値段は800ルピー(960円)と日本のオシャレバーガー屋と変わりません(笑)

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アンナプルナから氷河が流れ落ちています。(右側)。
まさに凍った川!氷河に憧れがある僕はすごく興奮してしまいました。

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昨日までの森や林が嘘のような殺伐とした大地。

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その夜、自分の部屋で本を読んでいるとアーロンが来て、「一緒に参加しよう!」と言う。
何かと思って降りていくと、地元の若者達が祭りの歌を歌って踊っていた。そこに私ツーリスト一人だけ混じって、見よう見まねで躍らせてもらいました。 最終的にこの手前の青年と手をつないで踊りました(笑)
日本ではまったく踊ることなんてないのに、なぜかこの旅はよく踊りました(笑)

DAY8 マナング(3540m)→ヤクカック(4050m)

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朝日に照らされたガンナプルナ。(アンナプルナのガンナプルナ峰ね)。本当に美しい。

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こんなに美しいのに、欧米人は朝日にほぼ興味を示さず(笑)
このマナングで高山病対策で1日ステイして体を慣らすのが一般的ですが、僕は日程の都合でステイせず進みました。
前述のオーストリア人のクリスとアグネスはステイするので、ここでお別れなんですが、この日、前日と会えずにGoodbyeを言えず。。。。

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この日は標高4000m超えですが、日中は日差しが暑く半袖で登ります。

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途中の絶景カフェでティーブレイク。山がテカリ過ぎてまぶしいです。

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この日は日本人のサトシさんと一緒。

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標高4050mのヤクカックのホテルに到着。陽が隠れると一気に寒くなります。
夜は各国の人がストーブの前に集まって、温まりながら談笑。もっと英語が話せたらなぁと思う。

DAY9 ヤクカック(4050m)→ハイキャンプ(4925m)

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4000mを超えて、空気が薄いのを実感する。このつり橋の後半のちょっとした登りですら、かなり疲れます。
写真中央に移っている黒い男性がチェコ人のブバックおじさんで、この後も何回も会うことになって仲良くなりました。

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ちょいちょい小さい休憩小屋があり、そこでみんな休み休み進みます。
時間はあるので、意識してゆっくりしたペースで、大きく呼吸をしながら進みます。

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最後の一時間はけっこう本気の登り。標高4600mくらい、荷物17kgくらいでここを登るのは本当に疲れました。
ひーひー言って全然進まない僕を、欧米人がスイスイと抜いていくのであった。。。

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やっとこさ、今晩の宿ハイキャンプ(4925m)に到着。
この日、相部屋になったのは、さっき僕をスイスイと抜いていったあの欧米人!名前はレムコ、オランダ人。
なんでそんなにタフなの?と聞くと、彼はマウンテンバイクでここを通ったことがあるらしく「そのときは2倍も3倍も疲れた。それに比べたらなんでもないよ。」と言っていた。この男、怪物だな。
※ヒマラヤの街道をマウンテンバイクで走るのは、けっこうポピュラーらしい。

ハイキャンプの夕飯で、日本から持ってきた最後の晩餐「さばの缶詰」を開けたら、そこに偶然日本人の男性が!2人目の日本人!
これまでネパールの6000m峰を3座登ったTさん50歳。
「ぜひ食べてください!」「いいんですか!?」「もちろんですよ!」 ふたり「うまーーーーい!」
というやり取りを、欧米人に囲まれながら、標高4900mでしていました(笑)

DAY10 ハイキャンプ(4925m)→トロンパス(5416m)→ムクティナート(3760m)

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いよいよ今回の度のメインイベント、トロンパス越え!標高5416mの峠を目指して、午前5時出発!
けっこう雪があるので、僕は持ってきたチェーンスパイクを装着して進みます。
ここまで自分でも驚くほど体調が良かったんですが、さすがに4900mで一泊したら高山病の症状である頭痛が軽く出始めました。

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アーロンが「こんな風が強いのは初めてだ」と言うほどの向かい風の中、ゆっくりゆっくり進みます。
後から前述の日本人男性Tさんに聞いた話では、このとき風速15m、気温-12℃。
僕の横をTさんがさくさくと抜いて行きました(笑)

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やっと朝日がでてきた!寒さと風と標高の高さで、意識を持っていかれそうになりながら、必死で呼吸して進みます。

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なんか旗が見えてきた!

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午前7時40分。2時間40分かけて、トロンパス(標高5416m)に到着!完全に疲れた!
そして仲間がいないのが寂しい。仲間と抱き合って喜びたいぜ。
個人的にはキリマンジャロの5895m以下なので、パーソナルベスト更新ではありませんが、17kgのザックを背負って登れたのは、自信になりました。ダイアモックスなどの薬もそもそも持っていかなかったので服用せず。
一日500mから700mくらいずつ登ってきたので、一日1000mあげていくキリマンジャロより体への負担は少なかった気がします。
トロンパスにも小さな小屋があるんですが、もちろんそこにもビストロきっちょむステッカーバッチリと貼ってきました!

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トロンパスを越えたら、あとは下るだけ。あんなに登りで苦労したのに、くだりになるとグングン降りていけます。

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この日泊まる町ムクティナートとダウラギリ。ダウラギリかっこよすぎ!そして荒涼感ハンパない!

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ダウラギリに日が沈む。
この日泊まったホテルは「ボブマーリーホテル」。久しぶりの近代的なホテルにちょっと興奮。近代的なトイレが嬉しくて、下している訳じゃないのに3回も大きいほうに行ってしまった。。。といっても、ティッシュはトイレに流さないでゴミ箱に入れるヤツですが。
ひっさし振りのホットシャワーもあって、置いてあったほぼ空のシャンプーと石鹸を失敬して、10日ぶりにシャンプーと体を洗う。人間に戻った気がしました(笑)
ここでDAY2に一緒に踊ったドイツ人青年達と再会。
ひょっとしたら、どこかのホテルで見かけていたのかもしれないけど、欧米人があまりに多過ぎて分からなかったのかも(笑)

DAY11 ムクティナート(3760m)→タトパニ(1190m)バス移動

ネパール アンナプルナトレッキング

朝日に染まるダウラギリ。ここでも朝焼けのダウラギリを見ているのは僕だけ。
トレッキングの道が埃っぽい&車道をひたすら歩くだけ、ということなので、バスを使って一気に進むことに。

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信じられないほどぼろいバス(笑)
燃料問題で値段が高いと言われ、バス代がトータル4500円くらいした!東京から大阪までいけちゃうレベル。ツーリスト価格たけーよ(笑)!
狭っいバスにぎゅうぎゅうで揺られること7時間後・・・

ネパール アンナプルナトレッキング

まさかの温泉ーーーーーーー!!!マジで極楽。
昨日の朝は標高5400mを凍えながら歩いていたのが信じられません(笑)
ネパールは着衣で男女共混浴のスタイルでした。
温泉のあとはチェコ人のブバックおじさんとお茶を飲みながら談笑。
寒かったり暖かくなったり、寒暖差と標高差がすごすぎて、やや体調が悪くなりました。

DAY12 タトパニ(1190m)→シカ(1935m)

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この日はひたすら階段を登る日。この人はブバックおじさんのガイドのアマルさん。
なぜかブバックおじさんと一緒に進むことに。

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穏やかな山間の道をノンビリ進む。
トロンパスを越えて温泉も入ったので、もうやりきった感がハンパなくて、もう日本に帰ってもいいな、くらいのテンションの一日でした(笑)
ホテルに着いたら、部屋にこもって昼寝したり本を読んだり音楽を聴いて過ごす。

DAY13 シカ(1935m)→ゴレパニ(2860m)

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朝、ホテルの部屋からダウラギリ。どの角度から見ても本当にかっこいい!

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この日もブバックおじさんと一緒。一緒に歩くと自分のペースで歩けないし、気も使うから、だんだん一緒に歩くのが面倒になってくる。

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ダウラギリと休憩するブバックおじさん。

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ゴレパニに近づいてくるとアンナプルナ南峰(7219m)が見えてきます。

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ホテルを眺望良いホテルに変更してもらったら、この眺め!

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ダウラギリとアンナプルナ南峰が思いっきり丸見え!人生最高の眺望の部屋です。
ただその部屋は、ベニヤ板一枚はさんでトイレ!世の中、なかなかうまくはいかないものですね(笑)
夕方みんなでストーブの前で温まっていると、前述のTさんが!すごい偶然で嬉しくて話しかけると「完全にネパール人かと思いました」といわれる(笑) この当たりからネパール人だと思われる事案が多数発生。多分ヒゲのせいだな。

DAY14 ゴレパニ(2860m)→プーンヒル(3193m)→ヒレ(1430m)

ネパール アンナプルナトレッキング

翌朝夜明け前、ホテルから300m登って、人気の朝日スポット「プーンヒル」へ。
ここは日本人に大人気スポットらしく、日本人のシルバー層の声があちこちから聞こえました(笑)
丘の上の展望台は人でいっぱいです。

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朝日を浴びるアンナプルナ南峰。

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すっかりアンナプルナ以上に好きになったダウラギリ。本当にかっこいい!

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3日前にお会いして、すれ違うたびに話をして仲良くなった悦子さん。本当に元気で愉快なマダム。

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日本人に大人気スポットらしいので看板を載せておきます。

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その後ゴレパニのホテルで朝食を取ったら下山開始。と思ったら、ブバックおじさんがパンツ一丁に!ズボンに穴が開いたらしく修復中(笑)

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この日は階段を1800m下り!翌日、この旅で初めて筋肉痛になりました(笑)

DAY15 ヒレ(1430m)→ナヤプル(1070m)→バスでポカラ

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トレッキング最終日は2時間ほど下ったらバス。バスからはマチャプチャレが見えました。バスで2時間もかからずにリゾート地ポカラに到着。
長かったような短かったようなトレッキングは終了!
朝、ヒレのホテルの前を通りかかった悦子さんと、ポカラの町で会おうと約束したので「ビレッジという名のホテルで、大きい木が目の前にある。」というヒントだけでポカラの町をさまよい、大冒険しました(笑)
最終的にホテルを見つけ出し、悦子さんと無事に会えました。
悦子さんの話では、ガイドが本当に良い子で、地震で家が壊れちゃったって言うからチップを多めにあげたんだといっていました。
でも、だんだん調子に乗ってきて、ホテル代などを高く請求してきたり、嘘をついてお金をもらおうとしてきたらしい(笑)
やはりどこに行っても、良い人と悪い人はいるんですね(笑)

ネパール アンナプルナトレッキング

「ポカラに妻を呼んだから、僕はポカラに残るよ」というアーロンの自由発言により、ポカラからカトマンズ7時間バスの旅は一人で帰りました(笑)
カトマンズに戻ると、本当は一緒に行く予定だったガネシャがホテルに来てくれて、ご自宅に招待してくれました。そこでガネシャの奥さんの手料理をお腹が破裂するほどご馳走になりました。

初めてのネパール、初めての8000m峰。その感想は、もう本当に全てが大きい!ってことでした。
あまりに大きすぎて、日帰りや1泊2日で登れる日本のサイズ感が恋しくなりました(笑)
でも景色は文句なしで最高でした。この景色をぜひ実際にみなさんに見ていただきたいです。
ネパールは本当に子供が多く、どこに行っても子供だらけ。それが本当にかわいくて、子供大好きな僕は子供と遊ぶのが毎日の日課でした。
ネパールの人は親切な人が多く、その点もすごく素晴らしかったです。(悦子さんのガイドみたいな嘘つきもいるはいます)
天気は、朝から昼過ぎまで完璧に晴れて、夕方から曇りでした。完全に毎日その天気(笑) もはや天気予報が必要ないレベルでした。
今年は地震の影響で本当にツーリストが少ないとのことでした。ホテルもかなり空いていました。
行ってものすごく実感したのが、ネパール経済がヒマラヤのツーリストに依存しきっている、ということ。
この人たちの生活は、ツーリスト相手の商売をしてなりたっているんだと実感しました。なので、ステッカーを買っていただいたお金は、もうシンプルに全部飲食代やチップ代などで現地で使い切ってきました。最終的に財布の中に20ドル紙幣1枚で帰ってきました。

来年は9月にエベレスト街道&アイランドピーク(6160m)に挑戦したいと考えています。そのときガネシャとアーロンに再会できるのが、今から楽しみです!

※オーストリア人のクリスとアグネスは、メールアドレスとフルネームを聞いてあったので、日本に帰ってきてからfacebookで発見!無事にネット上で再会?しました(笑)
アーロンもガネシャもfacebook大好きで、ちょっと驚かされました。

【今後ネパールトレッキングを考えている方へ】
チケットだけ買って、後は何にも調べてこなかったネパールの旅。 でもそれでもまったく問題ないほど楽しめました。
■治安はとても良いです。スリの心配はまったくありませんでした。(もちろん大金を見せびらかせて良い、という話ではないです)
■人もとても親切だし、笑顔の人ばかりです。もちろんネパールはとても貧しい国ですが、心はとても豊かなんだなと思いました。
■ガイドは、ガネシャみたく日本語が話せるガイドもそこそこいるようです。 今回一緒に歩いたアーロンは日本語は一切話せないので、英語オンリーでした。
日本語が話せるガネシャは日本人相手に個人で仕事も請けているみたいなので、安くネパールに行きたい方はガネシャを紹介できます。日本の旅行会社で頼むと40万円のものが、20万円弱で可能だと思います。(ただし航空券はご自分で買う必要あり) 興味のある方はご連絡下さい。
■トロンパスの難易度は、ポーターを頼んで、高度順応日を設定すれば、そこまで難しくないと思います。(少しずつ標高をあげていくので体に優しいため)
■プーンヒルだけいくのであれば、シルバー層でもバシバシ行けます。
■ホテルは何件もあり、そんなに大人数じゃなきゃ飛び込みでもぜんぜん余裕!日本の民宿みたいな感じです。ホットシャワー(100ルピー)、洋風トイレ(ボロボロ)、Wi-Fi(100~300ルピー)があるところも多数。
■食事はカレーみたいなダルバート、スパゲティ、チャーハン、餃子みたいなモモなど、まぁまぁ種類があります。10日目までは全然余裕でしたが、さすがに最後のほうは日本のお米が食べたくなりました。お湯を100ルピーとかでもらえるので、アルファ米を持って行ったりするのが良いと思います。(ただし、ご飯を一切頼まないのはダメ、みたいなルールがフワッとあるらしいです。僕はポテトフライ+アルファ米みたいな合わせ技を繰り出していました。)
■物価は日本とあまり変わらないと思っていたほうが良いです。全てがツーリスト価格。ちょっとむかつきます(笑)

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2016.08.30-09.20

ネパール エベレスト街道

百名山
2015.11.03-25

ネパール アンナプルナ一周

海外遠征の登山記録≪新着順≫

百名山
2016.08.30-09.20

ネパール エベレスト街道

百名山
2016.08.04-11

スウェーデン

百名山
2016.03.12-15

台湾・雪山(入口まで)

百名山
2016.01.09-17

フィンランド

百名山
2015.11.03-25

ネパール アンナプルナ一周

百名山
2015.07.7-14

スイス ハイキング

キリマンジャロ 登山
2013.09.26 - 10.05

キリマンジャロ

一泊登山特集

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