北アルプスの南端にある蝶ヶ岳へ。
槍ヶ岳&穂高岳の絶景と、蝶々のバッヂをもとめて、梅雨に切れ間をぬって、初めての蝶ヶ岳に行って来ました。
上記はざっくりとしたルートです。詳細な地図は下記の地図のご購入をお願いいたします。
地図:昭文社「山と高原地図37 槍ヶ岳・穂高岳 上高地」
朝早くに都内を出発して、8時過ぎに三股の駐車場に到着。
この三股の駐車場からは、蝶ヶ岳と常念岳に登ることができます。
蝶ヶ岳 三股登山口の駐車場の場所をGoogleMAPで確認する
駐車場に付いたときは、少し雲が多いけど良い天気。
駐車場から20分ほど車道を歩いたら三股ポイント!登山届けのポストがあるので必ず提出してください!
今回はバッヂが欲しいY嬢と、いつもどおりMakoと、先月の王滝村イベントに参加してくれたIと一緒に。
Iが加わって、88年生まれのメンバーが5人となり、88軍団がより勢力を増しております。
蝶ヶ岳まで6.2km。標高差1300mほどなので、そこそこ登ります。
沢沿いの気持ちの良いルートを歩いていきます。半袖でも汗をかくほどの気温でした。すっかり暖かくなりました。
途中のゴジラの木。すごい似てる!初めて見たけど、けっこうクオリティ高くてテンションあがりました。
これが自然にできるなんて面白いなぁ。
最初のチェックポイント「まめうちだいら」までは、階段多数。整備されていてとっても登りやすいです。
毎年この季節は虫に悩まされるので、今回から新兵器「養蜂所のおじさん」を実戦配備したわたくし。
つけると養蜂所のおじさんになってしまいますが、効果は抜群なのでおすすめです。1000円くらいです。
正式名称は「フレキシブル ウルトラライト ヘッドネット」(笑)
1時間ほど歩くと雲の中なのか、完全にガスって来ました。
途中で雪渓トラバースポイントあり。つぼ足で慎重に通過。
後半のルートは岩岩したルートになりますので、すこし歩きづらいですが、危険箇所は特にありません。
雪渓トラバースだけ慎重に。
山頂まで10分くらいのところで、雪ゾーンがありますが、シャリシャリなので、軽アイゼンなしでも大丈夫でした。
登り1300mなのでそこそこ疲れましたが、まだまだ元気なメンバー。にしてもガスがすごい!
「こりゃ眺望ないだろうね」と、ちょっと諦めムード。
と、思ったら山頂付近はガスを抜けた!
上のほうは雲の中だけど、思ったよりも眺望があってテンションが上がる一同。
登り始めて3時間半で蝶ヶ岳山頂に到着!コースタイムが5時間なので、いいペースで登って来れました。
Y嬢考案の私達公式ポーズで記念撮影。(ぜんぜん合ってないけど笑)
槍ヶ岳と穂高岳は雲の中ですが、北アルプスの大きさは十分に実感できました。
右下の蝶ヶ岳ヒュッテにバッヂを買いに行きます。
蝶々のバッヂを含む、4種類ありました。散々悩み倒すY嬢。
「どれが良いかな?」と聞くので、「ごじさん超いいじゃん!」と男性陣でプッシュするも、違うのを買うという裏切り(笑)
稜線に風が当たって、半分マンになってます。
この現象をなんていうのか知りませんが、この感じが僕はものすごく大好きです。本当に美しい。
のんびりご飯を食べていると槍ヶ岳の雄姿が!
山頂には女子高生が100人くらいいて、色とりどりで、とても華やかな感じでした。
ところどころ咲いていた「ミヤマキンポウゲ」。バッヂにもなっていて有名な花らしい。(Y嬢情報)
※サイトを見た方から「バラ科のミヤマキンバイ」ではないかというご指摘いただきました。
1時間以上山頂で写真を撮ってはしゃいだり、ご飯を食べたりしてから下山。
降りる段階になって、「あれ、ストックがない」と言い出すY嬢。来てすぐに山頂で記念撮影したときに置いて、そのまま置きっ放しだったらしい。
なんか今回はY嬢のエクストラ天然キャラに翻弄された登山だった(笑)
初めての蝶ヶ岳は、山頂に着くまでほぼ樹林帯という、ちょっとストイックなルートでした。個人的には稜線歩きのある常念岳のほうが好き。(その分、三股→常念岳は標高差と難易度は高いですが)
でも山頂からの眺めは圧巻。本当に素晴らしかったです。
危険箇所はないし、初心者の方なんかは、こっちから蝶ヶ岳に登ったら安心だと思います。
来年こそは、テントで三股→常念岳→蝶ヶ岳→三股と回りたいです。三股→常念岳のあの素晴らしい稜線が今でも忘れられません。
ちなみに途中ですれ違ったトレランの男性は、三股→常念岳→蝶ヶ岳→三股を4時間で一周するらしい。。。意味分からん(笑)