2014.08.07~08 鳳凰三山 登山 (鳳凰小屋テント泊)
ついに手に入れたテントを背負い、今まで2度チャレンジしてたどり着けなかった鳳凰三山の地蔵岳を目指します。
途中鳳凰小屋でマイテントデビューです。(テント泊自体は2回目)
ちょっと大人になれた気がします。
【コースタイム】
◆一日目
青木鉱泉 7:35 → 南精進ケ滝 9:00 → 白糸滝 10:35 → 五色滝 11:20 → 鳳凰小屋 12:20 → (夕方までテント場で休憩)→ 鳳凰小屋 16:10 → 地蔵岳 16:55 → 地蔵岳 18:05 → 鳳凰小屋 18:30
◆二日目
鳳凰小屋 6:35 → 地蔵岳 7:30 → 岩稜 8:25 → 観音岳 8:55 → 薬師岳 9:40 → 御座石 10:35 → 中道登山道入口 12:45 → 青木鉱泉 13:15
青木鉱泉に車を止め、ドンドコ沢登山道で鳳凰小屋まで行きます。
青木鉱泉(標高1090m)から鳳凰小屋(標高2400m)まで、一日で1300mほど登ります。
夏道だったら、体力に自信のある方が軽い荷物で地蔵岳(標高2764m)まで日帰りピストンは、十分にいけると思います。
体力に自信のない方や、のんびりしたい方は鳳凰小屋で泊まる日程をお勧めいたします。
駐車場の場所をGoogle MAPで見る
青木鉱泉の駐車場に車を止めます。
駐車料金は1日750円です。
前回、残雪期の末期に地蔵岳を日帰りで目指し、残雪がズボズボすぎて足場が怖かったので引き返してきたら、
ここのおばちゃんに「なんで戻ってきちゃったの!?」と罵倒されたので、なんとなく個人的には色々とリベンジな気分です(笑)
テントが入ったザックは15kgほど。背負うだけで汗が出ます。
でも「まぁいけるだろう!」って思い、ドンドコ沢登山道を出発!
8月上旬。日差しが強く暑い!
今回の山行は「登山百景」の管理人さんのSさんと共に。(以前インタビューもして頂いたので、ぜひご覧ください!)
長野在住だけあって、とにかくペースが早い!とてもかないません。
僕は早い人のペースに頑張ってついていかない男なので、のんびりと自分のペースで登ります(笑)
鳳凰小屋までに4つある滝の1つ目、南精進ケ滝(みなみしょうじがたき)。
前回はカモシカがいたのですが、今回は発見できず。
ドンドコ沢登山道でみかけた高山植物たち。その1
スタートしてから3時間ほど。鳳凰の滝についたころにはガスの中に。さっきまであんなに晴れていたのに。。。
完全にガスってきました。
でもこういうガスってる森もけっこう好きです。
ガスの中をグイグイと登っていくSさん。
前回引き返した地点を超えて、4本目の五色滝まできました。
滝がでかい!!
わたくし。重い荷を背負い、風のない樹林帯を歩いているので、汗が半端ないです。
鳳凰小屋につくまでに、この青いシャツを3回脱いで、汗を絞りました。
しかし下半身の着替えを忘れてしまい、パンツまで完全浸水した私は、この後パンツ問題が勃発します。
ドンドコ沢登山道でみかけた高山植物たち。その2
ビジュアルが完全に毒キノコっぽい!
わたくし。「あちー、疲れたー、重いー。」と言ってます。
登り始めて5時間弱。少し開けた場所に出て、地蔵岳が見えたら、地蔵小屋はあと少しです。
青木鉱泉から5時間ほどで、鳳凰小屋につきました。
ここで受付をして住所を書いていたら、スタッフの若い女性が「私の家のすぐ近くです!」とさわやかな笑顔で言われ、完全に恋に落ちそうになりました。危なかったです。
テントを設営し、お昼を食べたら、小休止で仮眠を取ります。
はいてきた短パンも、スパッツも、パンツも完全に汗でびしょびしょ。
替えを忘れるという失態をおかし、とりあえず、パンツは諦めて、ノーパンで過ごすことに。。。。
その間に山小屋に団体さんが到着し、一気に山小屋がビアガーデン化しました。
カメラと最低限の荷物を持って、地蔵岳に夕日をみに行きます。
何度となく写真やTVで見た景色が見えてきました。
しかし、この砂の急登がすげー登りづらい!
南アルプス3大急登ってのがあるとしたら(あるのか知りませんが)、この坂は絶対にランクインするはず!
山頂付近にはこの鳥がいっぱいいました。なんとなくかっこよく撮れたので。
鳳凰小屋から45分歩で地蔵岳に到着しました。
これで私の鳳凰三山全山登頂です!個人的なリベンジも無事に果たせました(笑)
Sさんが上から「上まで来たら甲斐駒や仙丈ケ岳が見えるよ!」っと言っています。
一番上の大きな二つの岩の下までは、3点指示で登れました。
上まで登ってきました。明日登る観音岳がきれいです。
雲がモクモクすごくて、本当にきれいでした。
左に見えているのが仙丈ケ岳、右の雲の中にすこし甲斐駒ヶ岳が見えています。
甲斐駒ヶ岳も完全に見えて、パーフェクトな夕焼け空です。
この景色が見たいヶ岳に、地蔵岳に登ったので大満足です。
甲斐駒ヶ岳アップ!かっこよすぎる!
テントを背負って、黒戸尾根を今度は1泊で行こうと思います。
賽ノ河原。子供が欲しい人が1体お地蔵さまをもって帰って、子供ができたら2体持ってくるそうです。
を、撮っている私(笑)
大満足の夕日をみて鳳凰小屋のテント場まで戻ってきました。
この日は大モンベルフェアでした。全15張くらいのうち、6張以上はモンベルでした。僕もですが(笑)
マイテントデビューの夜は、iPodを聞きながら、心地よい眠りに落ちました。
翌朝。
テントを真っ暗なところで撤収するのは嫌だよね、って理由により朝日は見ずに5時前に起床。
って、団体のお父さんお母さん達がみんなで体操してて面白かった(笑)
二日目の天気は晴れ間は見えていますが、曇りからの雨って説が有力です。
早々にテントを撤収し、再び地蔵岳を目指します。
地蔵岳手前まで登ってきて振り向くと雲と空がキレイ!
雨が降っているのも分かる。
昨日とは違い、重い荷物をしょっているのでペースが遅い。
昨日は45分ほどでしたが、今回は55分かかりました。
地蔵岳についたら雨が降り出し、雨の中を黙々と観音岳へと歩きます。せつない。
奥に見える北岳は完全に雲の中。
っと、思っていたら、観音岳手前で富士山が大迫力!
山頂の雲がちょっとおしかったけど、すごくきれいでした。
南アルプスは見える富士山の迫力がすごい!デカイ!これは北アルプスにはない魅力だと思います。
鳳凰三山の最高峰の観音岳に到着。
地蔵岳~観音岳の稜線はアップダウンがきつく本当に疲れました。
観音岳山頂から、薬師岳と富士山を望む。
北岳(右)~間ノ岳(カメラの右側)は来月テントでいく予定です。3000mの稜線を堪能してきたいです。
って、この後、すれ違ったおばちゃんに「山頂で万歳してたお兄ちゃんだ」と言われて、少し恥ずかしかったです(笑)。。。
しばし景色を堪能していると、甲斐駒ヶ岳の上の雲が変なことに!ありゃ確実にUFOが着陸してますね。
鳳凰三山最後は薬師岳です。
観音岳~薬師岳は下るだけなので、楽チンです。
30分もかからずに薬師岳に到着。これで今回の山行でも鳳凰三山全山登頂です!
大満足の山行となりました。
薬師岳からは中道をつかって青木鉱泉まで下ります。
薬師岳(2780m)から青木鉱泉(1090m)まで1700mちかく下ります。
テントを背負って1700mを下るのは本当に疲れました。
駐車場まで30分くらい地点からは雨が降り出し、散々なフィナーレでした(笑)
でも夕焼け空・南アルプスの山々・富士山が見れて大満足の山行でした。
今回はマイテントをゲットして初めてのマイテント泊山行でした。
テントはドラクエの魔法「ルーラ」のように、それを手に入れると劇的な変化が起こる気がしました。
これからは今まで日帰りで済ませてきた山々を再度じっくりと堪能しようと思っております。
でも帰ってきた今は、肩が痛いです(笑)