首都圏はずっっっっっっっっっっと梅雨みたいな天気で、全然晴れない日々が続いている中、北アルプスの唐松岳に初めて行ってきました。
赤岳に行って阿弥陀岳から硫黄岳まで大縦走しよう!って、7月のうちから決まっていたのですが、天気ダメそうなので諦めかけていたところ、直前で晴れ予報に変わったので、貴重な晴れ予報、せっかくなら北アルプスに!っと、赤岳から北アルプスの唐松岳に急転直下変更して登ってきました。
今回の目的は何年も前から見たかった「八方池の鏡ショット」です。
上記はざっくりとしたルートです。詳細な地図は下記の地図のご購入をお願いいたします。
地図: 「山と高原地図 鹿島槍・五竜岳 2017 」
真夜中12時に家を出発して、途中パーキングで仮眠をしながら、6時前にスタート地点となる白馬村まできました。
八方尾根スキー場を車で登った先の「黒菱第3リフト」に乗ってスタートします。
黒菱第3リフトの駐車場の場所をGoogleMAPで確認する
お盆直後の平日なので、駐車場はかなり空いていました。駐車場代は無料です。
リフトの営業時間などは下記公式サイトでご確認ください。
黒菱ラインのHP
リフトを二つ乗り継ぐと八方池山荘につきます。が、全然たいした登りではなかったので、僕らは黒菱第3リフトだけ使って、そこから歩いて登ることとしました。
リフトを降りた先の雲海デッキ。雲が結構多いですが、予報通り晴れることを信じて出発!
この日のメンバーは、お盆に頑張って働いたケンジとY嬢と私のB型トリオです。
整備されたトレッキングコースを登っていきます。左側のリフトを使えば、この区間はショートカットできます。
20分ほど登ればリフトの終点「八方池山荘」に到着。
冬はここに前泊して登り出すのが基本的な登り方のようです。
八方池山荘に登山ポストがあるので、必ず登山届を提出してから登山をお願いします!
たまーに晴れ間がでます。本当に晴れるのだろうか。
今日は珍しくシャツコーディネイトのY嬢。
最初は岩岩ゾーンです。
悲しいかな、眺望は一切なし。。。
ガスは多いものの、だんだんと天気が良くなってきました。
ガスの合間から白馬三山が見えた!
唐松岳の山頂の方も見えてきました!
ただ3人とも初めての唐松岳だったので、どれが山頂なのか全くわかっていませんでした(笑)
中央のガスの中、ウッッスラと見えているのが唐松岳の山頂です。
ちょいちょいケルンがあります。
夏休みなので、子供連れで登っている方が多かったです。
モヤモヤとガスが立ち込めていますが、八方池に向かっていると・・・
初めてガスが完全に抜けた!
白馬三山がお出まし!
中央が白馬鑓ガ岳、その右のなだらかなのが杓子岳、一番右が白馬岳、だと思います、maybe。
不帰嶮(かえらずのけん)は、その名の通り、ギザギザして帰ってこれなそうでした。
八方池に到着!って、思いっきりガスってるしーー!
せっかくなのでY嬢のリフレクション。
どうする?しばらく待つ?諦めていく?
っと相談していると、奇跡的にちょっとガスが晴れてきて・・・
リフレクションきたー!
もちろんガスがない方がよかったけど、ガスがあってもまずまずよかったので及第点といってところでした。
とりあえずは目的の「八方池の鏡」をゲットしました!
晴れてはきているのですが、ガスが多い天気でした。
でも雲海の波間に白馬三山も、かなりよかったです。
八方池に迫るガス。
全く下調べしていなかったので、現地で初めて知ったのですが、色々な高山植物の花が咲いていました。
お花畑の中を歩けて本当に気持ちが良かったです。
ラブピンクカラーの花。
あの蕾から線香花火みたいな花が開いて、とても可愛らしかったです。
名前を教えてくれる看板があちこちにあったのですが、覚える気が無いので名前は瞬間で忘れ、ずっとラブピンクと呼んでいました(笑)
上の方はかなり晴れてきました!
ひっさしぶりにこんなに気持ちのいい青空!
下は雲海がびっしり!下界は曇りか雨なのかもしれません。
樹林帯を抜ける頃には日差しがサンサン。
振り返ると登ってきた八方尾根が見えます。八方池あたりは完全にガスに飲まれました。
間一髪で八方池のリフレクションがみれました。
元気に咲くチングルマと雪渓と青空。
南側に雲の合間からかっこいい山が出現!
地図で調べたところ、あれは五竜岳でした。すごくかっこよくて完全に登ってみたくなりました!
天気予報が当たって、異議なし!のいい天気になってきました!
登り出して3時間半ほどで「唐松岳頂上山荘」が見えました。
なんとなく簡単な山だと勝手に思っていたのですが、登ってみると、思ったよりも距離がありました。
こりゃ冬に冬靴&12本アイゼンで登るとなったら疲れると思います。
山荘まで来ると唐松岳の山頂現る!あれが山頂なのか!っと、この時初めて知りました(笑)
なんとなく燕岳に雰囲気が似ていました。
唐松岳頂上山荘はかなり綺麗そうだったので、いつか泊まってみたいと思いました。
ここでみんな手ぬぐいを、山バッチハンターのY嬢はバッチを買っていました。なんと3つも!!(笑)
唐松岳とテン場。テン場は唐松岳頂上山荘の下に張るようです。
Y嬢発の唐松岳頂上山荘と唐松岳ショット。
「午後には五竜岳の方からガスが出て来るので、早めに写真とっちゃってください。」と、山小屋の親切な女性スタッフの方に教えてもらったので、ガスが出る前に山頂を目指すことに。
高山植物の女王コマクサも咲いていました。
あんまし元気とつやがなかくて、朝帰りしてきたコマクサ、って感じでした。
振り返ると唐松岳頂上山荘と、五竜岳へと続く稜線。かなりかっこいい稜線でした。いつかあそこを歩いてみたいぜ!
唐松岳頂上山荘から15分ほどで山頂に到着!
インスタなどでこの山頂の標識はみたことがあったので、ゲットできて結構嬉しかったです!
ガスがなければ後ろに先日登った剱岳が見えるらしいのですが、この日は見えずでした。残念マン。
山頂でワシャワシャしてたら、お姉さんの予言通りガスがかなり出てきました。
唐松岳頂上山荘に戻ってきた頃には、唐松岳の山頂はガスの中に。ここでも間一髪でした。
ケンジを探せレベル2。
どんなものかと五竜岳へと続く稜線を下見していると、雷鳥が出現。
ひなもいて、可愛いねぇ、なんて撮影して眺めていました。
5分ほどのんびりして山小屋に戻って来ると・・・
ギャフーーーン!!!
完全にガスってる!!!!
さっきまでの快晴が嘘のようで、今ここについた人たちがかわいそうすぎる。。。
下りは雨に降られるかなぁ、って思っていましたが、ガッスガスで眺望は皆無でしたが、降られずに降りることができました。山の天気は変わりやすいって本当ですねぇ。
唐松岳は冬に登る山。ってなぜか思っていたのですが、この季節に登ってみたら、完全に満場一致で良かったです!花もたくさん咲いていたし、稜線は気持ちいいし、これからの季節かなりおすすめです。また大好きな山が一つ増えました。次は冬に登りにきたいと思います。
完璧な八方池のリフレクションを求めて、来年の夏にまた来てもいいな。と思いました。五竜岳も行きたいなぁ。
小学校くらいに子供もたくさん登っていたし、親子連れでも楽しめると思います。(けどそこそこ歩くので、見た感じしんどそうな子供が多かったですが)
天候にも奇跡的に恵まれ、3人とも大満足でした。ぜひ皆さんも登ってみてください!