2014.2.1 北横岳 登山
八ヶ岳の北横岳に、キリマンジャロメンバーのグループに入れてもらって3人でゆく。
8時過ぎに北八ヶ岳ロープウェイに到着。土曜日なので混んでいます。
ここまでは路面が凍結しているのでスタッドレスかチェーンが必須です。
ほとんどがロープウェイで上まで行ってスキーで降りてくる人たちですが、われわれはロープウェイを使わずに山頂を目指します。
3人の装備は、スノーシュー、12本アイゼン(私)、6本アイゼンという構成です。
ロープウェイが山頂駅まで人を乗せていきます。
ロープウェイの向こうに見える山頂が今日の目的地の北横岳です。けっこう遠い。
すこし風が強いですがよく晴れていい天気です。
登り始めて10分でアイゼンの私たち二人は足を雪にとられるようになります。
雪がリアルに股間まであり、ズボズボと踏み抜くので全然進めません。
遊んでいるのではなく、膝をついて這って進んで沈まないようにします。
雪山初心者の僕らアイゼンコンビでは、ラッセルもままならず悪戦苦闘。
わたくし史上最も積雪があった登山道でした。
スノーシューかワカンがないと登っていくことは本当に困難でした。
トレッキングポールにスノーバスケットをつけていましたが、ぜんぜん浮力は足りず沈んでました。
夏山のルートタイム2時間のところ、2時間45分かかりました。
※当然ですが、スノーシューをはいてるメンバーは問題なく歩行してました。スノーシューすげー!(笑)
トレースをたどっていくと、スキー場に。
スキーの人に「ここは登山道じゃないですよ」と教えていただく。
おそらく最初の人が間違えてトレースをつけて、後続がみんなそのトレースを頼りに進んでみんな間違えたと思われます。
雪山でのルートファインディングの難しさと、トレースを妄信してしまう危うさを感じた出来事でした。
這いつくばって数百メートルも雪をラッセルして進むという地獄の苦しみの末に、やっと山頂駅に到着。
マジで疲れました。
ほとんどの人はここから登りだすのに、すでに僕らは疲労気味でした(笑)
北横岳を目指します。ここからは人が多く通っているので雪が踏み固められており、アイゼンで山頂まで行けます。
20人くらいのツアーっぽい集団が!
ノーロープウェイルートは数組しか会わなかったのに、ロープウェイより上はすごい混雑です(笑)
駐車場からの全体標高差の700mのうち、山頂駅まで約500m。つまりロープウェイで来れば200m登れば山頂です。リアル高尾山以下です(笑)。
雪山を体験してみたいという初心者の方にはピッタリの場所です。
12:15 北横岳ヒュッテに到着。ここまでくればあと少しです。
山頂付近。赤岳がきれい。
その場にいた人をモデルにさせていただきました。
山頂付近はかなり風が強く帽子などが飛ばされるレベルでした。
駐車場から4時間15分かけて北横岳の山頂に到着しました。
ロープウェイの山頂駅からは1時間半でした。
奥に見えるのは先日登った蓼科山です。
下りは時間も遅くなったし、雪地獄にうんざりだったので禁断のロープウェイに乗ってしまいました。
登り2時間45分かかったところが、わずが7分(笑)
なんかすごく悪いことをした気分でした。
スノーシューかワカンを買わないと、これからの季節の登山は厳しいなぁ、と身をもって実感した登山でした。