アメモニマケズ カゼニモマケズ 寒さに震える尾瀬の至仏山、の巻。
毎年必ずきている尾瀬。今回で4年連続5回目。何度来ても、どの季節に来ても尾瀬は最高です。
今回は、あいにくの雨と風で、7月なのに寒さで震えながらのちょっぴり過酷な登山をしてきました。
上記はざっくりとした地図なので、必ず下記の地図をご購入ください。
地図:山と高原地図 尾瀬 燧ヶ岳・至仏山 2016
金曜の終電で待ち合わせをして、のんびりと尾瀬戸倉までやってきました。
4時前に駐車場に到着。駐車場代は1日1000円です。
雨予報だってことは知っていたんですが、思ったよりも本気の雨(笑)
この区間はマイカー規制のため、尾瀬戸倉からバスか乗合タクシーで鳩待峠までいきます。
乗合タクシーはバンバン出ているので、バスの時間をきにする必要はありません。人数(8人?)が揃えば乗合タクシーが出ます。とっても便利です。
尾瀬戸倉の駐車場の場所をgoogle MAPで確認する
バス&乗合タクシーの料金は片道で930円です。(バス・乗合タクシー共通)
発券機で購入するラブピンク。寝起きすぎて顔がなんか怖い(笑)
尾瀬は僕が行ったマイカー規制の山の中でも、もっともバンバン乗合タクシーやバスが出ているので、とても助かります。
始発は4:40!山手線レベルです。
乗合タクシーに揺られること30分ほどで鳩待峠に到着。
この日のメンバーは、ラブピンクと、最近登場が多い88年メンバーのコウ(右端)と、ずっと一緒に山に行こうと言っていて一年間実現しなくて、やっと今回山に来れた唯一の大学生メンバーのガルシア(中央)。
雨なのにそこそこ人がいます。さすが尾瀬!
ちなみにこのラブピンクのポーズは「鳩のポース」らしい。。。
この看板からスタートです。
ガルシアは雨具がないってことなので、僕がキリマンジャロにも着て行ったモンベルレインを貸してあげました。コウはザックカバーがなかったのでゴミ袋で代用。
尾瀬の看板からは山の鼻まで緩やかな下りが一時間ほど続きます。
尾瀬の雨に濡れた木道は死ぬほど滑るので、今回は新兵器「モンベルの滑り止め」を買ってきました。
これを、何年か前に一緒に至仏山に登った時に、木道で思いっきり滑って転倒し、顔面を痛打して出血したラブピンクに貸してあげました。
嫁入り前の妹がこれ以上傷を負わないようにという兄ちゃんの配慮(笑)
鳩待峠から山の鼻までの区間はちょっとだけゴムゾーンになっていました。ありがとう東京電力!でもそれどころではなくて予算がないか、ゴムゾーンは本当に少しでした(笑)
滑り止めをつけたラブピンクはとても快調!
「これ滑らなくてめっちゃいい!」ってことでした。
この日、4人で行ってメンズ2人は思いっきり木道で転びましたが、滑り止めをつけていたラブピンクは滑らず無傷で生還しました。
これから尾瀬に行かれる方にはオススメです。安いし(笑)
モンベルの木道と雪道兼用の滑り止め
思ったよりもずっと雨が降っていましたが、雨に負けずに快調に進んでいきます。
1時間ほどで山の鼻に到着。ここには至仏山荘やトイレやテント場があります。
至仏山に登る場合は、この先トイレと屋根はありません。
ここで屋根に別れを告げて、雨の中に再度出陣していきました。
余談ですが、山で雨が降ると、心の底から「屋根欲しいわぁ」と屋根のありがたさを痛感します。僕はテント泊の時に雨なんか降ったら、撤収前はもう屋根のことばかり考えてしまいます(笑)
え!尾瀬にもクマ出るの!?
今回の目的の一つがニッコウキスゲ!
尾瀬ヶ原の方に咲いてるはず!ってラブピンクが言うので尾瀬ヶ原の方に寄り道。
ガルシアに「大学生っぽいポーズとって!」と言ったらこのポーズ。
ま、ま、まさか、大学生の大なのか。。。
おめあてのニッコウキスゲがあんまり咲いていない!今年は地球温暖化で山の季節は1が月早く進んでいるのでもう終わっちゃったのかな。。。
木道の横に咲いていた花を撮影するラブピンク。
その写真がこれ。
帰りの車で彼女が調べたところによると「コバギボウシ」
ニッコウキスゲ咲いてない!ってことで、尾瀬ヶ原に見切りをつけてUターン。
尾瀬ヶ原から至仏山に向かう途中で歩荷さんと遭遇。
荷物が2.5mくらいありますけど。。。すごー!
尾瀬ヶ原から山の鼻に戻ってきて、ここから至仏山方面に向かいます。
至仏山の方に来ると、結構ニッコウキスゲが咲いてました(笑)
山の鼻から至仏山に向かうルートは登り専用です。
ってことで、どんなに雨が降っても槍が降っても、登りだしたら最後まで行き切らなければなりません(笑)
7:30 登山開始!
この少し手前に登山届のポストがあるので、必ず書いて提出してください。
濡れてツルツルの木道を、死ぬほど慎重に登るメンズたちを尻目に、一人だけ滑り止めを装着したラブピンクが颯爽と登っていきます。なんかむかつく(笑)
雨はずっと降っていましたが、ちょいちょい眺望もありました。
振り向くと尾瀬ヶ原も見ることができました。
尾瀬ヶ原とメンズ3人。
至仏山の登山道にも結構ニッコウキスゲが咲いていました。
ラブピンク撮影の花。ウラジロヨウラクかな(ラブピンク談)
至仏山の石は「蛇紋岩(じゃもんがん)」で、この蛇紋岩も死ぬほど滑ります。
雨の至仏山=濡れた蛇紋岩×濡れた木道=転んで前歯折れるほど滑る
という公式が成り立つレベルです。
そんな蛇紋岩の鎖ゾーンを慎重に突破する大学生のガルシア。
雲の切れ目の尾瀬ヶ原。と、動画を撮っている私。
樹林帯を抜けても死ぬほど滑る木道の階段が続きます。
個人の登山者は雨だから少なかったのですが、大人数のシルバー団体ツアーは雨天決行らしく、何団体も登っていました。そのためかなり渋滞しました。
もはや雨と汗で全員びしょ濡れ。
ちなみに私は途中でコンタクトが片方消失してしまったので、片方裸眼で登りました(笑)
雨だったので、予備のコンタクトをザックの奥から出して鏡を出してつける、ってことを放棄しました。
最後の休憩ポイント。ここから15分ほどで山頂です。
が、この辺りからは完全に雲の中に入ってしまったので眺望はなく、雨脚が増してきました。
登山開始から2時間ほどで無事に山頂にたどり着きました。
あまりの雨と風で、数分山頂で写真を撮ったらすぐに下山!
下りはあまりの雨と風と最凶滑りやすい道のため、撮影は無し。
小至仏山あたりの稜線で、シルバー層の団体20名くらいの登りと遭遇し、その場で雨に打たれ風に吹かれ続けて5分ほど待つという刑を受けました。
「あの時はマジで凍死するかと思いました。」とガルシアが言っていました(笑)
いやはや、全身汗と雨でずぶ濡れのところを強風に吹かれ続けたので、本当に寒かったです。
そんなに雨なのにレインパンツやゲイターは使わないんですか?っというご指摘をいただきました。
まさにその通りですね。
もちろんレインパンツは毎回必ず(晴れでも)持って行くので、今回も持ってました。履きませんでしたけど(笑)
なんで履かなかったの?と聞かれたら、別に少しくらい濡れたっていいでしょ。って感じだったとしか言えません(笑)
多少濡れたり汚れたっていいじゃん、山だもん。って感じ(笑)
もちろん濡れたくない方はレインパンツやゲイターを履いたほうがいいですよ!
思ったよりも雨が本気だったので、けっこう過酷な登山となってしまった今回。
至仏山に登ったの3回目ですが、めちゃめちゃいい天気、って今までないなぁ。
尾瀬はまた来年、次はテント泊でこようと思います。尾瀬は日帰りだともったいないです!
尾瀬ヶ原までだったら初心者でもお子さんとでもぜんぜん来れちゃいますので、夏休みはぜひ来てみてください!
至仏山も雨が降ると死ぬほど滑る!ってとこを除けば、初心者でも登れちゃいます!(シルバーの団体さんが雨でも登ってるくらいです)
今回も楽曲を使ったので広告が入りますがご了承下さい。