2014.10.18 平ヶ岳 登山
ビストロきっちょむ登山隊のラブピンクによるレポートです。
大パノラマ紅葉と満天の星空なロングロングトレイル、平ヶ岳の巻。
立山で出会ったteam veryblue のお二人に誘っていただきました。
メンバーのveryblueさんは先週の雲海天国な男体山に引き続き。もう一人Sakuさんはきっちょむ登山隊サイトの紅葉特集に素敵な写真も提供してくださっています。
深夜、都内のマックで車メンバーと待ち合わせて行きます」。
すっかりホットコーヒーが恋しい季節になりましたね。
関越道の小出インターを降りてコンビニ(セーブオン)に寄ったのがAM4時。
5時半には入山だなって余裕かましてたらここからが長かった!
352号→奥只見シルバーライン(異世界に抜けるトンネル)→352号合流→奥只見湖畔沿い→尾瀬方面で鷹ノ巣の登山口に到着したのがAM6時(笑)
まだ月が出ています。
天気予報だと気温1度です。
登山口の駐車場にはトイレ(無料)と登山届けポストと、まさかのバス停。
20台くらい停められる駐車場ですが、この日は6台ほどでした。
あ、このコース、トイレはここしかありません。。
無事に下山できることを願って6:20入山!
なんたってここは日帰り最難関百名山。コースタイム12時間です笑
歩いて10分、沢を渡ります。
朝日に照らされた山頂が赤い!わくわく
※この時点では平ヶ岳の山頂は見えません
まもなく夜明けです。雲がかっこいい。
きたーーー!おはよーーーーーー!
一気に山肌が燃え上がります。
テンションも上がりまくります。
実は最初の2時間は急登が続きます。
ロープ場もたくさんあります。
全然平たい山じゃない!
大パノラマの紅葉どーーーーーーん!
燃える山肌の、右下の影があたしたち。
あまりの美しさに終始浮かれて進みますが、ルート上は危険箇所のヤセ尾根です。
両サイドとも足を踏み外したらそのまま天国に行けます。
左を向くと、こんな近くに燧ヶ岳。
山頂にうっすら雪が見えます。
登りのヤセ尾根を過ぎると、平らな稜線をすすみます。
最初のチェックポイントが下台倉山。
スタートから約2時間です。
深夜のPAでうどんを食べたきりなので、おにぎりでパワーつけなおしです。
うちの実家の新米です。うふふ
このロングトレイルは、ずっと燧ヶ岳が見守ってくれています。
スタートから3時間半で樹林帯の水場に到着。
樹林帯は木道が敷かれています。
いわゆるプリンスロードです。
ふたつ目の水場で森ガールごっこ。
中だるみで3人とも眠気に襲われ、テンションを上げようとあの手この手です。
ザックの大きさがどう考えても森ガールではありません。
日陰には雪が残っています。
スタートから5時間、樹林帯を抜けるとついに最後ののぼりです。
まじで天気がすばらし過ぎる!
初めて下山者とすれ違いました。
振り返ると奥只見湖も少し見えました。
スタートから5時間40分。
ついに姫池到着わっしょーーい!!!
そして正面が平ヶ岳山頂。待たせたな!
姫池から山頂まで約30分。
新雪が3センチほど積もっています。
真っ白でキラキラキラキラ
山頂目前のビクトリーロード!
もう嬉しさがこみ上げてきます。
そしてっ
平ヶ岳山頂来たったーーーーーーーーーーー!!!
って、地味ーーーー(笑)
三角点の20m手前に大パノラマと立派な看板がありますので、撮り直し(笑)
平ヶ岳山頂わっしょーーーーーい!
山頂できゃっきゃっしたい気持ちを抑えて、大急ぎで平ヶ岳のシンボル「たまご石」に向かいます。
山頂から1キロ、黄金色の湿原が最高に気持ちいい。
たまご石を見ながら、ラブピンク手づくりのたまごおにぎり(ハロウィンver.)でお昼ごはん。
でも今日中に帰らなきゃ!
14時下山開始です。
行きに見た薄氷は溶けて、波打ってキラキラ。
時間に追われてなければ、この山頂で一時間でも二時間でも写真を撮っていたい。
眠気も疲労もピークなんかとっくに超えています。
でも帰らなきゃ!
耐久100分山縛りしりとりで意識を疲れから遠ざけます。
「け」と「う」頻発でなかなか楽しかった笑
16:45下台倉山まで戻って来ました。
スタートからまさに11時間。
紅葉大パノラマまで来てまた見惚れてしまいます。
18時ごろヘッドライトを装着。
あのヤセ尾根と度重なるロープ場を慎重に帰ります。
すごく怖かったけど、メンバーが持ってたジャックオランタンのオレンジの光が元気をくれました。
そして空には満天の星空!
進まなきゃ行けないのに、3人とも何度も空を見上げます。
そしてそして、19:00無事下山です。
達成感と安堵で下山した瞬間に泣いてしまったのは秘密。
この晩は大湯温泉の銀泉荘さんにお世話になりました。女将さんのご好意で握ってくれた塩むすびが、寝不足と疲労と空腹でグダグダなわたしたちを生き返らせてくれました。
最後に、平ヶ岳を振り返りまして。
出会った登山者は私たち3名を除いて約10名、うち女性は夫婦で来ていた方一人だけかな?
途中、トイレも山小屋もないし帰りは夜道の可能性大です。
でもあの紅葉と山頂の湿原は、自分の足で見に来られて本当に本当に嬉しかったです。
山に空に、そしてメンバーに心の底からありがとーーー!
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