2015.01.24　南沢大滝＆行者小屋 氷瀑ハイク

八ヶ岳の赤岳を美濃戸山荘側から登るルートの近くにある南沢大滝。
冬は完全に凍結して氷瀑になるということなので、氷瀑見学と雪上ハイクをしに南八ヶ岳へ。
しかし言いだしっぺのラブピンクは急な仕事で欠席し、男性メンバー3人で行ってきました。

私達は八ヶ岳山荘に車を止めましたが、雪と氷の山道を突破できる車であれば、赤岳山荘（美濃戸山荘）まで車で行くことができます。
駐車場の場所をGoogle MAPで見る

今回の装備。
樹林帯を行くので大丈夫だとは思いましたが、念のためにバラクラバも持って行きました（軽いし！）
行動着は、ブレスサーモ+フリース+ジャージの3枚、下は極暖ヒートテック股引+レインウェアズボンです。

途中でチェーンを装着してたら片方がうまくつかず、試行錯誤してたら絡まってしまったので、致し方なく片輪だけチェーンを巻いて、無事に駐車場まで到着。
オールシーズンタイヤにチェーン片輪だけでも意外といけるものね(笑)　もちろん絶対にオススメしません！

駐車場の気温はマイナス13度！寒い！

チェーンからまりトラブルのため予定より送れて7時半ごろにつきましたが、もう駐車場は第3ゾーンまで埋まっていました。すごい人気！！
駐車場の料金は1日500円です。
土日はもちろん、平日でも入山者が多いので、トレースはばっちりあるとおもいます。

八ヶ岳山荘でトイレ（100円）を済ませて、入山届けを提出します。 お風呂もあります。

予定よりけっこう遅れて8時前に入山！
今回の装備は12アイゼン×2人と6本アイゼンです。雪山ビギナーのメンバーもいるので、無理せずのんびりと雪上ハイクです。
今回のメインは南沢大滝の氷瀑です。
いけたら行者小屋、さらにいけたら赤岳鉱泉まで行こうと思います。

美濃戸山荘までは雪道に強い車ならいけるので、車道です。片輪チェーンの我々は歩いて向かいます。

八ヶ岳山荘から1時間ほどで美濃戸山荘に着きます。
ここから南沢方面へ行きます。

樹林帯の中を黙々とすすみます。
快晴なんですが、西から登っているので陽がまったく当たりません(笑)
当然ですが、けっこう寒いです。

御嶽山が良く見えます。まだ噴煙が上がっています。

美濃戸山荘から1時間ほど南沢大滝へと続く分岐があります。
地図には書いていませんが、トレースが分かれているので注意していれば分かると思います。枝にオレンジのマークもついています。
ロープを超えて右側に行きます。

地図にはないルートですが、はっきりとトレースがついています。

分岐から3分ほどで、南沢小滝に到着。アイスクライミングツアー風の集団が準備をしていました。
氷瀑の高さは4mくらいでしょうか。南沢小滝なので、ちょっと「小さっ」という印象をうけます

小滝の手前を左に行くと南沢大滝があります。
最後はかなりの急登です。

目的の南沢大滝に到着。
うーん、滝というより氷壁！なんかちょっと想像と違いました(笑)　あんまり滝感はないです。
アイスクライミングには興味がないので、見学をしたら行者小屋へ向かいます。

美濃戸山荘と行者小屋のちょうど中間あたりに南沢大滝はあります。
南沢大滝から行者小屋まで夏道のコースタイムで1時間ほど樹林帯を行きます。
雪道は1.5倍から2倍はかかると思います。

行者小屋まであと30分くらいから少し開けたところに出て、赤岳・横岳・阿弥陀岳がみえます。

ここからは気持ちの良い雪上ハイクルートです。
トレースがバッチリあります。
トレースはアイゼンでテクテクと歩けますが、トレースをはずすと股まで埋まります。

雪の森の向こうに主峰：赤岳

南沢大滝から1時間半ほど歩いて行者小屋に到着。
小屋は営業していないっぽかったですが、テントは20張以上ありました。

この日のメンバーと赤岳。

セブンイレブンで買ってきた鍋焼きうどんでランチ！
各々の3台のクッカーで暖めますが、全員違うものなので、寒冷地での性能差がはっきり出て興味深かったです。
結論は「高ければいいってことではない！」でした。

赤岳山頂付近。
一般ルートではない岸壁の尾根を登るアイスクライマーが4人。。。。恐ろしい。

時間がギリギリになったら嫌なので、赤岳鉱泉にはいかず、来た道を戻ることに。
無風・快晴だったので、のんびりとランチをして、13時前に下山開始。

特に危険箇所もないので、2時間半ほどで八ヶ岳山荘の駐車場まで戻ることができました。
南沢大滝は思ったよりも少し微妙でしたが、めちゃめちゃ良い天気の中をノンビリと雪上ハイクができて楽しい一日となりました。
※写真はレリゴーなわたくし。

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