今年も高度順応を兼ねて富士山に登ってきました!
本当は1人でトレーニングで行く予定でしたが、新人トミーが「私もいきたいです!!」ってがっついてきたので、シャーないのでトミーも連れて富士宮口から登ってきました。
今回の(私の)目的は高度順応なので、「1秒でも長く高所にとどまること」が私のテーマです。
上記はざっくりとしたルートです。詳細な地図は下記の地図のご購入をお願いいたします。
地図:山と高原地図 富士山 御坂・愛鷹山(登山地図 | マップル)
始発のトミーをピックアップして、富士宮登山口までやってきました。数日前の雨で、富士山は再び綺麗に雪化粧をしましたが、この日の天気は快晴!
駐車場にはすでに20台ほど車が停まっていました。今は駐車場代は無料ですが、開山後はマイカー規制になるので下の駐車場からバスでここまでくることになります。
富士宮登山口の駐車場の場所をgoogle MAPで確認する
この時期の富士山登山のガイドラインの抜粋は下記のとおりです。(転載元:富士登山オフィシャルサイト)
◆万全な準備をしない登山者の夏山期間以外の登山「禁止」
◆山中のトイレが使用できない夏山期間以外において、万全な準備をした登山者が登山を行う場合、携帯トイレを持参して、自らの排泄物を回収し、持ち帰ること
そんなわけですいませんが、このバリケードをするっと通り抜けさせてもらってスタートです。
標高2400mから1376mの登りです。結構ある!
ここ数日の雨で、富士山はすっかり雪化粧。
人生2回目の富士山のトミーと2人で出発!
梅雨の晴れ間で本当にいい天気!
当初は前日にくる予定でしたが、前日が雨でこの日が晴れって予報だったので、直前でトミーに有給を強引に一日ずらさせました(笑)。
でもそこで「いや仕事が・・・」と言わず、強引に休みをずらしたので、私の中のトミーの株価が結構上がりました。えらい!
六合目も封鎖されているので、ここも横からスルッと通りぬけフープさせてもらいました。
雪渓ゾーンなどを通過してどんどん上がっていきます。
七合目を通過。眼下には富士の街がはっきり見えました。
風はほぼ無風でしたが、スッキリ晴れたり、ガスが出たりの繰り返しでした。
いきなり完全にガスった!
と思ったら、完全に晴れた!の繰り返し(笑)
新七合目あたりから雪道になってきました。
本当にひたすら登りなので、次の山小屋を目標に登っていきました。上に見えるのは八合目。
標高3000mを突破しましたが、太陽光線が雪道で反射して暑い!
私はTシャツで汗だくになりながら登っていました。
登りだして2時間ほどで八合目に到着。どんどん雪が増えてきましたが、登りなのでまだノーアイゼンで進みました。
八合目の鳥居と雲海と新人トミー。
次の九合目を目指して登っていきますが、本当にひたすら登りでだんだん疲れてきました。
謎の柱に小銭をさすトミー。
やっと九合目まできました。が、なんか急にペースが上がらずトミーに置いていかれる私。。。。トミー、待てよこら!
以前地元の親友の和尚と泊まった萬年雪山荘。標高3460mだからあと300mもあるのかぁ。山頂は遠いぜ。。。
「ほら、トミー、インスタっぽいはしゃいだポーズ取れよ!」ってやらせて撮った一枚。
こういうのインスタでみるわぁ。腹たつわぁ。
雲海モクモクを背に次は九合五勺を目指します。
しかし!加速度的にペースが落ちた私は、完全にトミーに置き去りに。無念すぎる。
の逆アングル。いや、でも俺は高所には慣れているから高山病じゃない!
って自信満々に思ったけど、調べてみたら、去年/今年で3000越えたの、去年の塩見、富士山、スイスのポリュックス。今年は・・・0だった!
どうやら完全に高度にやられたようです、無念です。
九合五勺から山頂までが一番急登&雪道で、ここが核心部でした。九合五勺でアイゼンをつけて、わっせわっせと登っていきます。
「なんか今日はすごく体調良くて絶好調でした!」って言ってたトミーははるか先に。くそー、あのやろー!(涙)
もう完全に疲れた私は、ゆっくり休憩して、写真を撮りながら登りました。みんな辛そうだ。
はぁはぁはぁはぁはぁやっと山頂に着いた。って思ったら、余裕ブッコキでのんびり上で待ってた絶好調のトミー。。。無念の極み。
絶好調と絶不調の2人。
「もう完全に疲れたから剣ヶ峰はなし!」って隊長権限を発動。
剣ヶ峰に行った事がない絶好調トミーは「えー!」って残念そうでしたが、問答無用のパワハラを発動しました(笑)
本当はもっと山頂に留まりたかったのですが、胸に込み上げてくる熱いものがあったので、今はご飯食べれそうもないしビストロは下でしよっか、と早々に下山開始!
高所の止まるのが目的だったのに、今日は散々だったなぁ。
って、思ってヘルメットもして、下りようとしたんですが、なんか徐々に私の体調が回復傾向に!
トミー、やっぱりビストロしよう!
って事で、淡路島のお父さんが大量に送ってくれた玉ねぎと豚肉を炒めて、
山頂でうどんを作るトミー。
ジャジャーン、うどん完成!トミー、ご苦労ご苦労。ってトミーが作っているのを見てただけの私が、半分以上食べちゃいました(笑)。完全に体調がV字回復!
うどんを食べていると、外人さんパーティーが登ってきて、そこの外人さんのガイドさん(日本在住12年)とのんびり日本語で雑談。
「剣ヶ峰は疲れたから行かない」と言うと、「なんでー、せっかく来たならちゃんとしなきゃー」と言われました(笑)
「いいのいいの、俺たちはツーリストと違っていつでもこれるから。」
そのガイドさんに「下りは剣ヶ峰の手前を降りるルートの方が安全で膝に優しいよ!」って教えてもらったので、そっちから降りることにしました。
剣ヶ峰はまた今度ね。
って思ったけど、天気もいいし、体調も完全復活したし・・・
やっぱ行くか。こんないい天気の時そんなにないし、トミーは剣ヶ峰行ったことないし。
っと、オラオラオラーー!っとやっぱ剣ヶ峰に登りました。
うぇーい!剣ヶ峰きたぜー! トミーは初剣ヶ峰ゲット。
火口をのんびり眺めていると、さっきの外人さんパーティーも登ってきたので軽く話すと、ベルギーからの旅行者で、トミーが「ベルギー!チョコ!」って言うと、「地球の反対側まできたのに、駅にベルギーのチョコのお店(おそらくゴディバ)があって驚いた。」って言っていました(笑)
さっきのガイドさんも登ってきて、我々を見て「やっぱりきちゃうよねーー!」って言うので、「ちゃんとしなきゃだからね!」って笑って返しました。
剣ヶ峰を満喫したら、ガイドさんに教えてもらったブルドーザーの道で下山開始。
なんだかんだ1時間半くらい山頂にいました。結果、良い高度順応になりました。
うぇーいなトミーと雲海。
下りは八合目くらいまではズボズボ雪道をガンガン下りたので、かなりイージーでした。
ただ下りはかなり長いので、なげーなげー言いながら、やっとこさ駐車場に戻ってくると、なんと五合目の封鎖が解かれていました!(六合目まで解除されていました。)
ただガンガン下りすぎて、頭の血管が一気に開いたのか、2人とも下山病になって頭が激しく痛くなって、バファリンのお世話になりました。
いやぁこんな絶不調なの本番じゃなくてよかったわぁ。って心底思いました。ここから夏にかけては標高高めの山に重点的に行く予定です。
開山前の富士山は超完全自己責任&ノートイレ&ノーレスキューなので、十分にご注意ください。
ちなみに、このあいだの雨のキャンプでいつもの一眼レフが故障し修理に行ったので、今回は予備機のカメラでした。スマホだとあんまり差がわからないかな。
【今回の主な登場装備】
スポルティバ3シーズン靴 / 私の防風パンツ厚手(ノース黒) / 私の小ザック(ノース)
モデル違いあり
撮影:カメラ CANON EOS kiss M 例外あり
▶️歴代アイテム一覧
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