2014.07.19~20 富士山 御殿場ルート 登山
去年吉田口から登って、あまりの人ごみと人工物の多さに辟易とした富士山。
今年は登山部のメンバーが行きたいというので、一番登り応えのある御殿場ルートから登ることにしました。
吉田ルートからの登山の様子はコチラをご覧ください。
※寝ないで夜通し徹夜で登る弾丸登山は危険なので絶対に止めてください。
「富士山に登るのに服は何を持っていけばいいの?」と聞かれるので、僕の装備をまとめてみました。
[1]アウター(防雨風寒兼用) [2]ウルトラライトダウン [3]登山パンツ [4]行動用長袖レイヤー [5]インナーウェア [6]防寒用インナー ブレスサーモ厚手 [7]ズボン(防雨風兼用) [8]ヒートテック股引 [9]手袋(防雨風寒兼用) [10]帽子 [11]防風スカーフ [12]靴下(厚手) [13]ゲイター
基本行動時、上半身は、[4]長そでジャージ+[5]半袖です。少し寒い or 風が出てきた or 雨が降ってきた場合は[1]のアウターを着ます。
ご来光を山頂で待つ時用に、翌朝は[5]を[6]高機能インナーのブレスサームにチェンジして登り、山頂で[2]ウルトラライトダウンを着て待ちます。
上記以外にも、雨予報だったので、インナーウェアは各種予備をジップロックに入れて持って行きました。
大砂走りのある御殿場ルートは[13]ゲイターは必須です!
一日目に新五合目(標高1440m)から砂走館(3040m)まで1700m登ります。翌日は残りの700mを登ります。
一日で1700mはかなりハードですし、
御殿場ルートは距離が長いのに山小屋がとても少ないので、
体力に自信のない方・初心者の方には御殿場ルートはお勧めできません。
また日帰りで御殿場ルートを行くのは、自信と体力のある方のみが可能だと思います。
登山ビギナーの方がノリで日帰り弾丸をするにはハードすぎるルートです。絶対にやめた方がいいです。
3連休初日ですが、天気が悪いという予報なので、人が少なめです。
御殿場ルートは距離が長く人気がないのか、マイカー規制はされていませんでした。1000円の徴収もされていませんでした。駐車場は無料です。
他のルートより+1000mも登らなきゃなので、まぁ人気がないのもよくわかります(笑)
7:00 御殿場口新五合目入山!
大気の状況が不安定という予報なので、積乱雲の発生しやすい午後に行動しないよう、昼過ぎには山小屋につけるように早めに出発します。
富士登山駅伝が近いからか、トレイルランナーが非常に多かったです。登山者4:トレイルランナー6 くらいの割合でした。
それだけでも、このルートがどんなルートか分かります(笑)
去年登った吉田口とは比べ物にならないほど、人がいません(笑)
今回の富士山登山には、Instagramで参加を申し込んでくれた山ガールも一緒です!
普段のメンバーと3人で行きます。やっぱり若い山ガールと一緒というのは良いものですね。
富士山山頂までのルートが一望できます。
ただひたすらに砂と岩の山肌を登っていきます。本当につまらん山だぜ(笑)
スタートして30分くらいで雨が降り出しました。
スタートして90分ほどで横殴りの風と雨!このままだと危険があるので引き返そうとおもっていた矢先・・・
いきなり晴れました。天気の移り変わりがものすごく速いです。
またいつ雨が降るか分からないので、雨が降る前に少しでも標高を稼ごうと頑張って登ります。
富士山の周りだけ雲がなくなっていました。不思議な雲。
今回初参加のMさんもザックの重さは10kg。頑張って1700m登ります。
標高3000mを越えました。このあたりから高度障害で頭痛や吐き気の症状が出ることが多いです。
僕も今年初の3000m。終日頭が少し痛かったです。
やっと七合目に到着しました。予定のペースを上回る快調なペースで進んでいます。
雨がやんでしまうと、なんだか楽チンな登山に感じます。
と、舐めていたら直後から再度雨!富士山は簡単には登らせてくれません。
スタートから5時間35分でこの日お世話になる山小屋の砂走館に到着しました。
繁忙期は予約なしだと泊まれないこともあるので、必ず予約をしてから行くようにしましょう。(砂走館HP 赤岩八号館と同じ系列のようです。)
ちょっと見切れてるお兄さんをはじめ、山小屋の方はみなさん親切で最高でした!
屋根があって、風雨を防げるって最高です。
気圧が低いのでポテチがパンパンです。2時くらいから外では雷鳴がとどろいておりました。
早く着くようにして大正解でした。
明日登る富士山の山頂はすぐそこです。
午後も降ったり止んだりでした。
明日のご来光は見えるのでしょうか?深夜1時に起床して雨だったら・・・そしたら7時くらいまで寝ます(笑)
翌朝1時、宿泊客がみんなぞろぞろと山頂へ向かいますが、昨日から高山病による体の不調を訴えていたメンバーの体調が回復せず、山頂への登頂を断念し、山小屋で朝日を見て早々に下山することにしました。
富士山なんてすぐ近くなので、また来ればいいんです。無理する必要なんてありません。
夜景を見降ろしながら、登っていくみなさんを見送ります。
4時過ぎまで再度寝て、山小屋から朝日を見ます。雲に隠れて遅くなりましたが、なんとか朝日をGET!
とりあえずジャンピング万歳をしてみます。
(ってひとりエアーサーフィンになっとるぞ!)
6:20 雲海の中、山小屋を後にして下山開始。
まさに雲海三昧。
道を霧?雲?が這い上がってきます。なんだか不思議な光景でした。
宝永火口のところにある宝永山。美しい稜線です。山っていうより砂漠の丘みたい。
後ろの雲の間にあるのは二子山でしょうか。
眼下は一面雲海です。
宝永火口って初めて見たけど、すごい!なんだかド迫力でした。
下りは大砂走りをザクザクと軽快に下って、わずか2時間ちょっとで駐車場まで降りました。
御殿場口からのルートは初めてだったけど、このルートは空いてて人工物が少なくて良かったです。
もしまた富士山に登ることがあったら、このルートにすると思います。
けど、富士山に行くんだったら他の山に行きます(笑)