ゆるっとした登山が続いていましたが、久しぶりにガツっとした雪山である「谷川岳」に行ってきました。
谷川岳には2015年の4月に登って以来、ちょっと久しぶりでした。
上記はざっくりとしたルートです。詳細な地図は下記の地図のご購入をお願いいたします。
地図:「山と高原地図16 谷川岳 苗場山・武尊山」
この日のロープウェイは8:30からだったので、8時に現地!のはずだったのですが、途中でチェーンをつけたりしていたら、遅れて8:20に谷川岳ロープウェイの駐車場に到着!ここまでは雪道でしたので、チェーンまたはスタッドレスタイヤが必須です。
谷川岳登山の駐車場の場所をGoogle MAPで見る
まずはチケット売り場でゴンドラ往復のチケットを買います。JAF割引で1人1960円でした。
運行時間などは谷川岳ロープウェイの公式サイトでご確認ください。
ここに登山カード入れがあるので、必ずご記入をお願いいたします!
外人さんのスキーヤー&ボーダー多数に囲まれてゴンドラで天神平まで行きます。
天神平につくと天気は雪・・・・。9時からは天気が良くなるという予報なので、それを信じて行きます!
最初からいきなり12アイゼンをつけて行きました。
この日のメンバーはY嬢と初登場のケイ!
ケイは去年の新メンバー募集で来てくれたメンズ。去年の春に顔合わせして、「これから色々と山に行きたいです!」と言っていたい矢先に仕事の転勤で新潟や秋田を漂流し続けていて、一年経ってやっと初参戦となりました(笑)
今回は新潟から来てくれました。
ゲレンデの右側、この看板のところからスタートです。
この日は平日火曜日なので、トレースあるかなぁ。っと不安でしたが、不安は的中し、足跡は一つだけでした。。。
最初からいきなりズボズボと登ります。この登りで早速暑くなって、途中で全員脱皮しました。
最初のこの坂を登りきると、谷川岳が見え・・・
ねーーーー!(笑)
谷川岳は完全に雲の中です。
でもわっせわっせと、ズボズボのところを登っていると、ちょいちょい陽が射してきました。
しかし谷川岳は雲の中。山頂が見える気配がありません。
でも下の方はいい天気!山頂だけ雲の中、という雪山あるあるの天気でした。
先を歩く人が1人しかいない&雪が降ったり止んだりなので、かなりこの日はズボズボでした。
軽いY嬢がスノーバスケット付きのポールで歩いた後を、私やケイが歩くと、沈む沈む。
苦しみながらも避難小屋まで到着。入り口はY嬢の足元。分かりずらいかもですが、めちゃくちゃ埋もれています。
そこからまた稜線をズボズボと進みます。
今シーズンから雪山を始めたケイ「なんでこんなところを我々は登ろうと思うんですかね?」
私「そりゃバカだからでしょ(笑)!」
ここで先頭をいく男性に追いついたので、ここからは我々が恩返しで先頭でルートを作りました。
でも膝上まである雪をラッセルになったので、必死で頑張っても1人10mくらいしか先頭で歩けず、どんどん先頭を交代して進みました。 もうめっちゃくちゃ疲れました。明日は確実に筋肉痛です。写真は必死で頑張るケイ。
こうして頑張っている我々の後方50mほどで、一定の距離を保って付いて来る人たちがいて、「絶対に我々の前に出ない作戦なのね!」と少し世間の厳しさを肌で感じました(笑)。
私「ケイ、先頭疲れたら言って!変わるから。」
ケイ「疲れました・・・」
私「え、もう、はえーよ!よし俺に任せろ!・・・ザッザッザッザッザッ・・・はぁはぁ、50mくらい来た?」
Y嬢「え?まだ3mも進んでないから。」
稜線のこの日一番のズボズボゾーンをラッセルして、私たちは力尽きました。
ラッセルに必死で写真が少ないのですが、天狗の留まり場という岩のところまで来ると、その先は完全にホワイトアウトに。これでは進めないので、ここで視界が回復するのを待ちました。
写真はちょっと試しに突き進んだ男性。でもすぐに「全然ルートがわからない!」と言って帰ってきました。
のんびりと待つ間に気温を測ると+2度。風もなくて全然寒くない!
前回の三つ峠は舐めすぎて寒かったので、今回は超本気の防寒できたんだけど、ここまで来る間も暑くて汗だくになりました。着ていたダウンは汗で湿ってしまいました(笑)
石の上に立って、下界を見下ろす2人。
ちょうど今いるところが、雲との境目。ここより下はいい天気ですが、上は雲の中。
さらに2組ほどダメもとで突撃していましたが、この方達も諦めて戻ってきました。
こんなところでホワイトアウトになったら打つ手なしですね。
40分ほど待ちましたがダメそうなので、諦めて下山することとしました。
下は嘘のようにいい天気。
とりあえずいい天気風の記念撮影。
のんびりと下山開始!
メンズはピッケルでしたが、このコンディションではトレッキングポールが正解でした。
脱兎Y嬢はトレッキングポールでピョンピョンと1人でサッサと行ってしまうので、ズボズボ沈みまくるメンズは本当に腹が立ちました。けど、怒っても追いつけないんだけど。。。無念です。
先頭を歩いていた男性はワカン+ポールだったので、12アイゼンじゃなくてワカンってのもありかもです。
ケイは最後の方で「あー俺今日ずっとこんな前髪変な状態だったのか!この前髪キューピーちゃんみたいじゃないですか!言ってくださいよぉー。あー、まじっすか。まじ凹みます。」っと、謎のポイントで結構本気で落ち込んでいた(笑)
ケイは今後はもっと頻繁に登場すると思うので、彼の前髪も要チェックです!
我々の後を15名ほど登ってきたので、完全にトレースが出来上がってました。
登山客は全部で20人ほどいたかなぁ。そしてバックカントリーの人も15人くらいいました。
めちゃくちゃいい天気!
でも振り向くとこんな感じ(笑)
谷川岳の稜線をすごく楽しみにしていたY嬢が「来月にでもまたリベンジで来よう!」と言うので、その場で来月のリベンジが決定しました!確実にピークを狙うなら人が多くてトレースができてる土日の方が圧倒的にいいと思います。
が、我々は平日リベンジ予定!だって混むの嫌だから(笑)
避難小屋のあたりまで戻って来た頃に、初めて山頂が見えてきました!
次こそはあの頂までいくぞ!
のんびりゲレンデに戻ってきました。ゲレンデはほぼ無人。。。スキーヤーやボーダーの95%くらいは、コース外を滑っていました。。。ゲレンデの意味なし(笑)
山頂までたどり着けなかったけど、ケイと初めて山に来れたし、ラッセル地獄も3人で交代で頑張ったので、それはそれで結構楽しかったです。1人でラッセルしてたらストイックですが、大人数で交代でするとチームプレイで後ろの方は楽チン。次はもっと大人数でラッセルしたらもっと楽しそうだ!
稜線ハンターY嬢は「私はこんな稜線が見たいのー!」って何枚か谷川岳の写真を帰りに見せて来たので、その稜線をゲットするために来月また来ます!(たぶん)