紅葉の八ヶ岳の赤岳をソロで行きます。
八ヶ岳って8つ山があるって意味じゃなく、たくさんあるよ、みたいな意味らしいです。
去年は北八ヶ岳にいったけど、赤岳は今回が初めてです。いい山だと聞いていたので心が弾みます。
上記はざっくりとしたルートです。詳細な地図は下記の地図のご購入をお願いいたします。
地図:昭文社「山と高原地図32 八ヶ岳 蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰」
赤岳山荘の駐車場(有料1000円)に車を止め、赤岳→横岳→硫黄岳とぐるっと日帰りで縦走します。
赤岳山荘から赤岳山頂までの高低差は1200mほどなので、そこまできつくはないはずです。
6:14 ここからスタート。
上りは南沢へ、帰りは北沢から下ってきます。
出発前にみた車の温度計は5度でした、そこそこ寒いです。
でも歩き出すとすぐに汗をかきますので、着込まずに登ります。
空を見上げるとものすごくいい天気です。
この日の天気予報は午前快晴→夕方雨。雨が降る前に下山したいところです。
稜線にいるときに雨に降られたら悲劇ですから。
そうならないことを祈りつつ、さくさくと進んでいきます。
樹林帯を抜けていきます。
写真で分かる通り、ものすごく歩きやすい道が続きます。道迷いの心配も少なそうです。
歩き始めて1時間くらい。目の前には赤岳が迫ってきます。ゴツゴツしています。
そろそろ行者小屋。
7:45 行者小屋到着。ここまでで赤岳山荘を出発してから1時間半くらいです。
ここで標高2350mほどなので、
赤岳山頂までの登りの半分来た計算になります。
この日は平日だったけど、テントが10張ほどありました。羨ましいなぁ。
行者小屋を過ぎたら階段です。
山の階段は疲れます。でも振り返るともうかなり高いところまで来たのが分かります。
シルエットなわたくし。
抜けるような快晴なり。
横岳と硫黄岳が見える。
赤岳→横岳→硫黄岳と、稜線を矢印のルートで行きます。こうやってみるとすごく遠いです(笑)
強烈な朝日で山が目覚めていくようだ。
おはよう、赤岳。
阿弥陀岳(あみだだけ)。すごい迫力です。
稜線に人の姿が見えます。
左奥の山脈は瑞牆山~金峰山~甲武信ヶ岳だと思われます。
手前が瑞牆山~金峰山~甲武信ヶ岳で奥が雲取山かな。。。
まぁだいたいそのあたりです。
稜線に出ました。
風が強いですが、天気が良いので本当に気持ちが良いです。
すれ違ったおじさんは「山頂は風が強い」って忠告してくれました。そんな気遣いがとってもありがたいです。
奥は南アルプス。あのどれかがこの前に上った北岳だ。
阿弥陀岳(2805m)を見降ろす。赤岳の山頂まであとちょっとです。
阿弥陀岳は遠回りになるので、今回は登らないけど、すごくかっこいい山だった。
次回赤岳に来ることがあれば、阿弥陀岳は必ず登りたい!
この分岐まで来たら、もうゴールは目前です。
富士山くるー!いつ見ても最高です。
やはり富士は登るもんじゃなくて眺めるもんだな。←俺の持論です(笑)。
下はかなり木々が色づいています。
富士山と南アルプス。No.1とNo.2のそろい踏み。
どれが北岳かは分からなかったけどw。
※注:2014年に間ノ岳の標高が更新されて3位タイになったので、トップ3が全部映っていると思います。
9:00 赤岳山頂に到着!赤岳山荘の駐車場から2時間40分で登頂できました。思ったよりも余裕で来れた印象でした。
道も整備されているので、脚力に自信がなくても3時間半くらいみれば来れると思われます。
初心者の方でもぜんぜん来れると思いますが、最後の方の岩場は注意して登ってください。
山頂で富士山を独り占め。
平日登山だけの特権です。休日はここも人であふれているんだろう。
わたくし。後から来る人をまって写真を撮ってもらいました。
写真撮り忘れたけど、山頂で犬2匹とも遭遇。犬と一緒に登山してる人ってたまにいるけど、それはそれで楽しそうだと思います。
山頂のすぐ横に山小屋があります。
山頂で写真を撮ったら硫黄岳を目指します。
下界は木々が紅葉で黄色く染まってきれいです。
赤岳山頂付近から硫黄岳方面を望む。
矢印の地点から降りるので、あそこまで稜線をグルッと行きます。横岳のゴツゴツ感が半端ないです。
一度右下の山小屋まで下ってから、ゴツゴツを右に巻くように登ります。
この登りがつらかったです!
振り向けば赤岳と富士山の共演なる。
天気予報通りちょっと空模様があやしくなり始めています。
お地蔵さま発見。なんかこの写真好きです。
こんなところにいたら雪が降ったら埋もれちゃったかわいそうだなぁ。
10:30 横岳くるー。
ここへののぼりがしんどかったです。
赤岳から1時間15分歩いてきました。
横岳から硫黄岳(左)を望む。右にぐるっと曲がりながら硫黄岳まで行きます。
こうやってみるとなだらかで余裕そうに見えます。
振り返って赤岳の方を見たら、山頂で少し話をした人が手を振っているのが見えた。
もちろん僕も大きく振り返しました。人とのふれあいって本当に嬉しいです。
またまた山荘。 八ヶ岳は山荘が多いです。安心して登ることができます。
こんなところにも神社。 安全登山をお願いして先に進みます。
11:20 硫黄岳くるーー!
意外と登りが長くてつらくて疲れました。
さすがにここまで来ると疲労気味です。
やっとここまできたー!行者小屋からここまでのルートが見えます。
朝見た景色の対岸に来ました。なかなかの達成感です。
駐車場を出発してから5時間で赤岳経由で硫黄岳まできました。
6:14 入山
7:45 行者小屋
9:00 赤岳山頂
10:30 横岳
11:20 硫黄岳
硫黄岳の先から下りだしたとたんに雨が。
天気予報は夕方って言ってたのに、昼過ぎには降り出してきたけど稜線から降りててセーフでした!
湧水の色が赤い。
だから赤岳なのかな。
ってここで携帯の充電がきれて写真は終了。
下山は2:00前でした。
総括として、八ヶ岳の主峰赤岳は、思ったよりも楽だった印象でした。(もちろん無雪期に限った話です)
道が整備されてて山小屋も多く人も多いです。
夏山の赤岳だけなら初心者の方でも全然これちゃうとおもいます。ただ鎖の部分は三点確保で慎重に登ってください。
でも硫黄岳まで稜線を来るとけっこう疲れます(笑)。