登山部の健脚メンバーのケンジと八ヶ岳の阿弥陀岳(あみだだけ)と赤岳を日帰りで縦走する。
赤岳にくるのはこれで3回目です。
上記はざっくりとしたルートです。詳細な地図は下記の地図のご購入をお願いいたします。
地図:昭文社「山と高原地図32 八ヶ岳 蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰」
文三郎尾根から見える阿弥陀岳がかっこよくて、いつか必ず登りたいと思っていた阿弥陀岳に今回初めて登ります。
阿弥陀岳から見える富士山と赤岳の雄姿は素晴らしいこと間違いなしでしょう!
八ヶ岳山荘の目の前の林道を奥へ奥へ進んだ先にある赤岳山荘に車を止めて出発です。駐車料金は1日1000円です。
ボッコボコの道なので車高の低い車だと苦労すると思います。
このおなじみの看板からスタートです。南沢ルートで行きます。
気温は8月末ですがTシャツ1枚だと肌寒くを感じるほどです。
行者小屋までは、沢沿いを行きます。
涼しく心地よい風を感じながらモクモクと歩きます。
行者小屋までは、こんな感じのゆるい樹林帯が続きます。
スポットライト。
樹林帯ゾーンを抜けて沢に出ると八ヶ岳の山々が見えてきます。
ここまで来たら行者小屋はすぐそこです。
赤岳山荘から2時間で行者小屋に到着。
平日ですが、そこそこ人がいます。
テント場の横を抜けて阿弥陀岳(正面)を目指します。
中岳のコルまであがってくると大迫力の富士山!
富士山と、雲と空の具合と、山の稜線の具合が秀逸です。
僕の歴代TOP3に入るほど美しい富士山でした。
(実物は写真の25万倍きれいです。すれ違った方は「こんなきれいな景色が見れて、生きてて良かった!」とおっしゃっていました。この美しさを見れるのは登った人のみの特権ですね。)
赤岳と富士山。
まずは本日のメインである阿弥陀岳を登ります。
かなり急こう配のガレ場なので滑落、落石には十分に気をつけてください。
富士山と雲のバランスが素晴らしい。
2人で記念撮影。
あまりにきれいで写真ばかり撮っているので遅々として進みません(笑)
中岳のコルから25分で阿弥陀岳の山頂に到着しました。
阿弥陀岳の山頂は360℃展望があり最高です。
記念撮影はやっぱり富士山と。
山頂でのんびり食事などをして、次は八ヶ岳の最高峰赤岳を目指します。
思いっきり降りてから、降りた以上にまた登ります。考えただけで大変そうです(笑)
赤岳へと続く稜線の途中にボコっとしているのが中岳です。あーゆー小さな登りでもジワっと疲れさせられます。
登りより下りの方がはるかに危険で難しいです。
結構な急こう配で、なおかつ石が不安定なものばかりです。
登ってくる人(右)もいるので絶対に石を落とさないように、ものすごく慎重に下ります。
さぁ、あの赤岳の頂きまで!
ジワっと疲れる登りを登りきって、中岳の山頂に。赤岳の山頂はまだまだ上です。
先ほどの登った阿弥陀岳とわたくし。
中岳から赤岳へと続く登りはジグザグルートです。
おととい雲取山に登ったばかりのわたしは、超回復なのかとても体の調子がよかったです。
この登りも苦にせずドンドン登れました。
行者小屋→赤岳との登るポピュラールート「文三郎尾根」との合流部分に到着。
さっきまでいた阿弥陀岳(左奥)があんな遠くに。
阿弥陀岳に比べれば、赤岳は楽チンです。(不安定な岩の個所が少ないです)
岩岩ゾーンまで来たら山頂はすぐそこです。
遠くには南アルプスも良く見えます。
阿弥陀岳から1時間40分かけて赤岳山頂に到着!
無事に阿弥陀岳から赤岳へと縦走することができました。
阿弥陀岳で話をしたおじさんたちは、赤岳山頂にある「赤岳頂上山荘」に泊ると言っていました。
僕らは日帰りですが、体力に自信がない方はのんびり1泊をお勧めいたします。
下に見える「赤岳天望荘」の先にある、地蔵の頭より下山します。
この赤岳天望荘であったおじさんに「山岳会を作らないか?」と話しかけられ、色々と聞いて名刺を頂いたら、なんとこの方は東京都山岳連盟の偉い方でした。
ビストロきっちょむ山岳会か。。。悪くない(笑)
今日歩いた阿弥陀岳~赤岳への稜線。
こうやってみるとよく歩いたなぁ。
お地蔵さんから下ります。
地蔵尾根も階段があり、良く整備された道でした。
ゴール地点の美濃戸山荘についたのは16時。出発してから9時間半後でした。よく歩きました。
ずっと登ってみたいと思っていた阿弥陀岳。実際に登ってみると、思っていた以上に素晴らしかったです。
赤岳に登るのであれば、阿弥陀岳にセットで登ることをお勧めいたします。阿弥陀岳から見る赤岳&富士山は最高です!