本格トレッキングと翡翠色の煌めき、尾白川渓谷の巻
こんにちは、山ガール隊員のラブピンクです。
土曜日は、ずっと気になっていた山梨県の尾白川渓谷に行ってきました。
7月に入った途端に30度を超える真夏日となったので、涼を求めて♪
…という散策気分とはいかない険しい道や急なアップダウン続きます!
千ケ淵より奥、不動の滝まで目指す方はしっかり登山の準備をして行かれることを推奨します。
今日のメンバーはY嬢とケンジさんと88年組のK君と私の4人です。
甲斐駒ヶ岳の起点となる竹宇駒ヶ岳神社の無料駐車場に車を止めます。
駐車場に着いたのは9時。第一駐車場は9割がた埋まっていたので、手前の第二駐車場に停めました。
ここで登山届けを投函して出発!
林道を歩いていると左手にキャンプ場があってすぐに竹宇駒ヶ岳神社です。
なんて立派なんだ!
境内は苔むした岩岩が並び、まるで阿行吽行のような立派な杉が鳥居の前に立って荘厳な空気感を作っています。
梅雨の晴れ間に感謝して、安全を祈願も念々…
神社に向かって左脇にある吊り橋から尾白川渓谷がスタートします。
ここは日本名水百選にも選ばれていて、南アルプス・甲斐駒ヶ岳を水源としています。
まさに南アルプスの天然水だ!
吊り橋を渡ると、新緑シーズンを過ぎて緑の密度がますます増した森歩きが始まって、甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根との分岐があります。
尾白川渓谷は渓谷道(いわゆる沢ぞい)と尾根道の2択ですが、渓谷道は上流に向かう一方通行なので帰りに使えないので行きは渓谷道を使います。
ヤマアジサイがちょうど見頃でたくさん咲いていました。
緑に埋め尽くされている森に白い花がぱっぱっと映えます 。
「あ!見つけたーー!!!」
Y嬢の歓声にみんな注目すると、ギンリョウソウ(別名ユウレイタケ)がにょっきっき!
よくよく見ると至る所から白い頭を出していました。
ラッキーデーです(=´∀`)人(´∀`=)
千ヶ淵まで来ました。
西沢渓谷やユーシン渓谷のブルーとは違って翡翠色の水を湛えて独特の雰囲気があります。
まるで森の緑が溶け込んだよう。
そして、北杜市のHPにもあるとおり
「この先は、登山コースになり、アップダウンが激しく、危険な箇所も多くあるので、十分注意を。」とあるとおり、千ヶ淵から先は急なアップダウンやロープ箇所、倒木や岩を乗り越える箇所も時折あって険しい準登山道でした。
くれぐれもお気をつけて進んでください。
北杜市のHP
地図にも載ってる旭滝は、メインの滝がどうやら写真左の岩影にあるようで道から見ることはできませんでした。
それにしても本当に不思議なほど濃い翡翠色。
色々調べたのですがこの色の原因を探ることができませんでした。
もしご存知の方がいらっしゃったら是非教えてくださいませ。
尾白川渓谷のクライマックス不動滝が見えてきました。
ここから見てもかなりの水量!!!
※ここから日向山に向かう道は崩落のため通行止です。「キケン通行止」という看板も立っていました。
不動滝を近くで見るには、最後に高さ7m前後の岩をロープで登ります。
なかなか垂直に近いのと、滝のしぶきで岩肌が滑りやすかったけどアスレチック気分で楽し〜い!
ケンジさんのお尻をY嬢と二人でパシャパシャと激写!笑
不動滝ひゃっはーーー!で集合写真(=´∀`)人(´∀ `=)
あれ、ポーズがみんなバラバラ笑
ロープを登ると大きな岩で洞窟みたいになってました。
ここから滝に抜けられるかなー?と覗いてみたけれど行き止まり。
なんだか洞窟があると冒険してる気分がしてワクワクする!
滝を見たら、お腹すいたすいたー!
ホイホイホイッ!と岩を降りてきて、ビストロタイムにします。
上からケンジさんが優しく見守ってくれています(笑)
ちょうど12時お昼時なので滝のそばの河原でビストロしました。
周りにも10名ぐらいいらっしゃいました。
私のメニューは「いか味付」缶を使っていかめし風炊き込みごはんです。
メスティンでうまく炊けるかな・・・ワクワク
太陽に喜びを感じているといかめしも美味しく炊き上がりましたー!
彩りの枝豆をコロコロとのせて完成です。
料理酒を多めに入れたのでご飯もイカもふっくら(=´∀ `)人(´∀`=)
食後はせせらぎのそばでスターバックス尾白川渓谷店が開店(=´∀`)人(´∀`=)
Y嬢がフォームミル乗せのアイス抹茶ラテを振舞ってくれました。翡翠色の水とイメージぴったり。
白い砂と聞いていたのでスイカのビーチボール持ってってみたのだ♪
ケンジさんのザックから、まさかの三種の神器(笑)
羽二重餅、加賀棒茶、南部鉄瓶!
ケンジさんが、東北遠征でゲットした南部鉄瓶で淹れてくれた絶品の加賀棒茶をすすりながら美味しく頂きました。
南部鉄器と陶器の湯のみ4つが出てきたのには全員びっくり!!
このテーブルはY嬢が持ってきてくれたスノーピークのテーブル 。
軽いのでザックに入れて持ってこれちゃうので、山でのビストロには大活躍です(=´∀`)人(´∀`=)
たっぷり2時間ビストロタイムを楽しんだら帰路につきます。
帰りは木漏れ日モザイクに溶け込みながら。
「あ!バンビちゃん!」
ちょうど甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根登山道との合流点で、白いお尻のシカと出会えました。
白い斑点がかわいい(=´∀`)人(´∀`=)
小鹿かな?
スタートの吊橋まで帰ってきたら、せっかくなので渓谷に降りて涼むことにしました。
ここで、ビストロタイムに食べずに取っておいた小玉メロンをここで愛用のオピネル で切ってみんなに振舞いました。
夢中になりすぎて足が全開ですね(笑)
冷たい渓谷のそばでいただきくフルーツ最高!
「あれ?これ砂金?」
ケンジさんが水際に駆け寄ってキラキラする砂をすくい始めました。
「そんなわけ…あ!本当だ!これ?これ?」と同じく興奮するわたし(笑)
よーく見ると砂金ではなくて何かの鉱物のようだったけど、砂に異常に興奮する2人。
そんな2人を冷静に後ろから見守るK君撮影(笑)
帰りは「むかわの湯」で汗を流し、珍しくそんなに渋滞していない中央道で帰ってきました。
山開きしたての富士山がまるで水墨画のように見えました。
富士山は庚申(かのえさる)の年に生まれたらしく申年の今年登るといつもよりご利益あるって朝のNHKで聞きました。
「わたしと何周りぐらい違うのかな」とつぶやく申年生まれのケンジさんに「数え切れないでしょ!」と他の3人で総ツッコミを入れつつ、楽しくなかなかハードだった1日を振り返りながら帰ってきました。
尾白川渓谷は渓谷という聞こえとは裏腹に、本格的なトレッキングが楽しめる場所です。
ピークハントはしないけどゆるゆるでもない。
そして頑張った分だけ素晴らしい景観が見られて良い1日でした(=´∀`)人(´∀`=)