2014.09.06 立山 登山
ビストロきっちょむ登山隊 山ガール隊員のラブピンクのレポートです。
山ガールならではの視点から、立山登山の魅力をレポートしてくれています。
室堂平(2,450m)から雄山(3,003m)、大汝山(3,015m)まで、標高差は600mほどです。
富山県の立山に0泊3日ソロで行ってきました。0泊って何?こんなかんじ↓
★金曜日
東京駅22:40発 夜行バス
★土曜日
富山駅 6:00着 →(電車)→ 立山駅 →(ケーブルカー)→ 美女平→(バス)→ 立山満喫
立山満喫 →(バス)→美女平→(ケーブルカー)
→立山駅→(電車)→富山駅23:09発 夜行バス
★日曜日
東京駅 6:18着
という土曜日を存分に使う、若さと気合がモノをいうプランです(笑)。実質日帰りなので、18Lザックでいきます。
立山山行の起点となる室堂には、立山黒部アルペンルートが唯一のアクセスです。
富山県側から入るとケーブルカーと高原バスを乗り継ぎます。
事前にアルペンルートの時刻表でしっかり計画を立ててから行ったほうが良いです。
◆時刻表はこちら(PDFファイル)
富山駅でバスを降り、6:12発富山地方鉄道(立山行き)に乗ります。
田んぼのあぜ道を単線が走ります。うきうき。
ザックを背負ったひとばかりでしたが、ぜんぜん混んでいませんでした。
立山に7:16着。立山駅でロープウェイに乗り換えます。この混み具合だと7:20のケーブルカー乗れるかな♪と期待していたら・・・
切符売り場で大行列!何なんこれ!
30分並んで、やっと買えたのが立山ケーブルカー8:20発でした。
どうやら30日前からWEB予約も出来るそうです。次回は絶対予約して来よう。
◆立山ケーブルカーWEB予約
ケーブルカーを降りた美女平からは、すぐに臨時バスが出ていたので、バスで移動。美女平からバスで1時間ほどでかけて、9:20 やっと室堂に到着!
夏山絶景ビューティフォーーーーーーーーーーーーー!目が2つだと足りません。360度同時に見たい。
自他共に認める雨女なのですが、今回はまじで天気に恵まれた爽やかな秋空です。気温14度。
日差しが強いので日焼け止めはしっかり。女子ですから。前日の保湿は完璧です。
室堂の広場で登山ブランドが一堂に会した立山アルペンフェスというものをやってました。
テントが10基ほど展示されてました。欲しいなぁ。でもテントデビューは来年にします。
とりあえず一気に高度を2,400mまで上げたので、みくりが池を散策したりイベント見たりして高度順応…
とかは一切せずに(笑)9:40入山!!まずは雄山3003mを目指します。指先の建物が頂上の社務所です。
まず一ノ越までは舗装されたゴロゴロの石畳を進みます。高山植物がきれい。
写真撮ってばっかりなので遅々として進みません(笑)雷鳥いないかなー
あたしのコンセプトはphoto × trekking = photrekking なので、これでいいのです。
後から考えたらこれがちょうど良い高度順応になっていたと思います。
天気が最高なので、半そで+エアリズム7分袖でも汗かきました。
途中20歩ほど残雪エリアがありましたが難なくクリア、室堂から40分ほどで一ノ越。ここまでは危険な個所はありません。
ここから急斜面のガレ場を登ります。大渋滞で、レジ並んでるぐらいの速さでしか進めませんので、おかげで景色をゆっくり楽しめました。足元見てるだけじゃもったいないですから。
ここは急こう配で崩れやすいので、慎重に登るようにしてください。
振り返れば槍ヶ岳とか八ヶ岳とか富士山とか!
やっほーーーーーーーーーーーーーーー!
一ノ越からゆっくり1時間、雄山山頂わっしょーーーい☆きっちょむTシャツアピール(笑)
三角点は2991m、社務所の横にあります。本当の山頂3003mは鳥居の先、祠があるところです。
参拝寮500円を支払って山頂の祠にお参りします。
宮司さんのご祈祷・お払い(バサバサってやつ)・お神酒ひとくち(杯使いまわし!)を頂きました。
今日の感謝と安全と好天をお祈りします。
富山出身の友達に聞いたら、雄山は小学校の時に遠足で登ったそうです(笑) 初心者の方でも十分登れると思います。
お父さんと小学生という組み合わせや観光客風の人たちも何組もみました。でも一ノ越から雄山の岩場は3点指示で慎重に上り下りしてください。
社務所のまわりは座れないほど混んでいるので、トイレ(100円)済ましてもう少し先の大汝山へ。
稜線で風が強いのでレインジャケットを羽織ります。日本海側から入道雲が徐々に上がってきています。
ライトフリースも持ってきましたが夜行バスの中以外は使いませんでした。
30分ほどで富山県最高峰、大汝山3015mわっしょーーーーーーーい★
山頂から黒部ダムが見えます。とても美しい場所なので来シーズンは両親を連れてダムに行きます。
黒部ダムは、お父さん(57歳)世代の男のロマンなんだって。あたしは紅白の中島みゆきのイメージ。
むこうには剱岳も見えます。きれい。いつか登りたいです。
山頂のすぐそばにある大汝休憩所は、映画「春を背負って」の舞台です。
いい映画だったなー。せっかく登ったのでDVDでたらまた見よう。
稜線の美しさに浸るあたし。
ザックについてるのは雄山参拝のときにもらえる鈴つきのお札です。取扱注意の荷札ではありません。
絶景をのんびり見ていたいのですが、なんたって今日中に帰らないといけないので、豆大福(大好物)食べて下山開始!
帰りも渋滞なのですが、かなり急なガレ場なので3点支持で本当に慎重に降ります。
手元をよく見るとかわいいお花。お星様みたいです。
ソロのはずなのに、途中で背中から名前を呼ばれて振り向くと?ん。。。?知らない人。。。?
なんとInstagramのお友達さんでした!あたしのTシャツとザックを覚えていてくれて、声かけてくれたんだとか。
テントが入ったザック重そうに背負いながら「夢が詰まっているからね」と笑顔で話す素敵なお兄さんでした。
これから剱岳に向かうとのことで、お互いの安全を願って見送りました。人と出会うって、とっても嬉しくなりますね。
一ノ越まで降りたところで一人ですか?って声かけてくれたお兄さん2人組みは、剱岳から戻ってきたらしい。
小柄な山ガールなら入ってしまいそうな(あたし無理)でっかいザックでした。ここにも夢が詰まってるんだろうな。
14:50室堂下山。バスを待つ間に立山杉をスライスした板葉書があったので、実家に一筆。いつ届くのかなこれ。
15:20立山行き臨時バスに乗車。と同時に室堂と雄山山頂は雲に包まれました。セーフ!このまま晴女になりたい。
19:00頃富山駅に戻り、夜行バスまで時間があるので市内の銭湯に寄りました。おかげでバス待ちの睡魔やばい(笑)
23:09発の東京駅行きのバスでは一回も目覚めずに帰宅です。
どうやら室堂の紅葉は9月末~10月中旬とのこと。この弾丸旅の味を占めてしまったあたしには危険な情報です(笑)
初めての北アルプスと高山植物に大感動の山行となりました。
天気に景色に、出会えた皆さんにありがとーーーーーー!
ビストロきっちょむ登山隊 隊長コメント:まず思ったのはすごいスケジュール。。。さすが若者、僕だったら心が折れてしまいます(笑)
僕は北アルプスは南側しか行ったことがないので、富山の方の山は羨ましいです。でも僕だったらせっかく立山まで行くなら3泊くらいしたいです(笑)
立山の紅葉の見ごろが9月末から10月中旬とのことだったので、いつかその時期の平日にでも行ってみたいな、と思いました。
今後もラブピンク隊員にレポートをお願いしているのでご期待下さい!山で見かけたら声をかけてあげてください♪
立山の天気 ←風速も分かります!
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